税金が上がるのは、正直嫌だという人が多いでしょう。百歩譲って、福祉や少子化対策など用途が明確にされていれば納得いくかもしれませんが、現状では何にどれだけ使われているのかということがとても分かりにくくなっています。

そんな中、東京都の舛添知事の海外出張で5000万円かかっていたことを、都議会の予算特別委員会に報告したことが話題になっています。当然このお金は、我々の税金によるものです。

まず、この出張の意図から説明していきましょう。

今回の出張の意図は?

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舛添知事が今回訪れたのは、フランスのパリとイギリスのロンドンの2箇所です。

各都市を訪れた目的について、東京都のHPには次のように書かれています。

友好都市であるパリ市を都知事として25年ぶりに訪問し、パリ市長と両都市の一層の関係強化を図ることを目的として合意書を締結しました。また、パリ・イル・ド・フランス地方商工会議所で講演を行い、より成熟した都市を目指し、進化を続ける東京のビジョンをアピールしました。

ロンドン市では、ラグビーワールドカップの3位決定戦及び決勝戦、トラファルガー広場のファンゾーンを訪れ、2019年ラグビーワールドカップ日本大会及び2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の参考とするため、大規模スポーツ大会の運営状況等を視察しました。

出典 http://www.metro.tokyo.jp

上記のようにれっきとした公務であることは間違いないのですが、問題はその費用があまりにも高額過ぎるという点です。

今回の出張には、知事を含め20名が訪れていますから、ざっくり計算すると1人当たり250万円の経費がかかっていることになります。

この高額な出張費に対し、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは、自身のTwitterで意見を述べていました。

「内訳見せて欲しい」

海外都市との交流も、東京オリンピックのための視察も必要なことではあります。しかし、どんなことにどれだけの金額がかかって5000万円という数字になったのかという“内訳”が必要だと、田村さんは話していました。

他の方の意見も見てみましょう。

無駄遣いしてるのでは?という声が大多数だった

もっと節約できそうな気がしますよね。

警備の方を入れても、もう少し人数を減らすことは出来るのでは?韓国を訪れた際は11名で行っていました。

往復の飛行機代だけでもそれなりの金額になるのはわかりますが、それにしても高額です。

通訳を雇わずに、英語に明るい方を同行させれば通訳費用も浮きます。外注しないで済む方法も考えて欲しいところです。

あまりにも金額が大きいから、妥当な金額なのかがわからないのです。相場を示してもらえないと、ただ高い、無駄遣いというイメージだけで終わってしまう気がします。

1泊1000万円…何が出来るんだろう?と考えてしまいます。

このように多くの方が5000万円という金額の大きさに驚いていました。

どんな経緯でこんなに大きな金額になってしまったのか、東京都はJ-CASTニュースの取材に対して以下のように説明しています。

「警備、通訳、会場費なども含まれている」

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「費用には旅費や宿泊費のほか、通訳の費用やPRのために開いた講演会の会場費や設営、移動時のクルマの借り上げ代、警護や事務費などが含まれています。その総額として、それだけ(約5000万円)かかりました」と説明。

出典 http://news.livedoor.com

警備費用、会場費、車両の借り上げ費用など諸々込みで、5000万円だったとのこと。

またホテル代についても、海外出張における費用は最高で1泊42000円と条例で決められているそうです。

内訳が明かされていないので、どの項目が一番高かったのかわかりませんが、節約できる項目については今後是正を求めたいというのが都民の本音ではないでしょうか。

しかし、ここで疑問に思うのが飛行機などに乗るともらえる「マイル」の存在。海外に行くとなればかなりのマイルが貯まるはずですし、貯まったマイルを使うことで経費削減にも繋がるはず…。

実は、このマイルの取り扱いを巡っては自治体ごとに対応が分かれているのです。

公費出張によるマイルの取り扱いは?

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国としては中央官庁に勤務している公務員を対象に、2008年7月に「公費出張によって獲得したマイルは、次回の出張で使うこと」をルールとして通達しています。

しかし、自治体レベルになるとそのルールが一元化されておらず、東京都に関しては私的利用が疑われるため「マイルを貯めることを自粛せよ」というルールになっていたのです。

一方、有効活用するように促しているのは佐賀県でした。

佐賀県の試算によると、羽田空港-佐賀空港を、佐賀空港に唯一乗り入れている全日空の「特割」で18往復すれば、1往復分のマイルがたまる。

そこで、08年7月から、空路でマイルの有効期間の3年間に18往復以上した職員には、次回出張で無料航空券を使うように求める通知を送るようにした。

出典 http://www.j-cast.com

わずかなマイルでも、貯まれば大きくなるもので該当する職員が遵守した場合には、3年間で260万円の節約が見込まれます。

もちろん出張頻度や人数、行き先によって金額は変わってきますが、東京都でもこの方法を導入すれば少しでも節約できるのではないでしょうか。

おわりに

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東京オリンピックに向けて、多額の税金が使われていることに怒っている都民はたくさんいます。

だからこそ、こうした大きな金額のお金が動くときにはきちんと明細を開示しなければ、不信感は募るばかりです。

塵も積もれば山となります。マイルの活用を含め、節約を第一に考えて欲しいですね。

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