記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
最近、料理を作って家族から「味が濃すぎる」などと言われるようになった、などということはないでしょうか?自分では変わらない味付けをしているつもりなのに…。
もしかしたら味覚障害が起こっているせいかもしれません。

今回は味覚障害について、医師から聞きました。

味覚障害の主な症状とは?

味覚障害は、自分ではなかなか気付きにくいと言われています。
家族や周りの人に指摘されてから気付く場合も多いです。

味覚障害が起こると、以下のような感覚が現れます。
・味の感じ方が鈍くなった
・味を感じなくなってしまう
・実際とは違った味を感じてしまう
・口の中に何もないのに苦味や渋みを感じる
・甘味など、特定の味がわからなくなる
・何を口にしても嫌な味に感じる

なお、これらがすべて症状として現れるわけではありません。症状は個人によって異なります。

どんな人が味覚障害になりやすい?

以下のような人が味覚障害になりやすいといわれています。

・極端なダイエットをしてる
・偏食
・55歳以上である
・ファストフード、加工食品、インスタント食品を食べる
・ベジタリアン
・降圧薬、抗生剤、アレルギーの薬を長期間服用している
・舌に白や黄色の苔が多くついている
・舌を頻繁に磨く
・アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎などで鼻づまり

味覚障害になる原因とは?

1.亜鉛不足
亜鉛が不足し、味を感じる味蕾(みらい)の働きが悪くなって味覚障害が起こります。
【亜鉛不足の原因】
・偏った食事や、ダイエット
・加工食品や、添加物の多い食事
・降圧剤などの長期間の内服で亜鉛の吸収が悪くなったおかしいな、と感じたら早めに耳鼻科に受診するか、主治医に相談するようにしましょう。

2.唾液分泌の不足
唾液があまり分泌されないことによっても味覚障害は起こります。
【唾液が不足する原因】
・加齢
・シェーグレン症候群

3.舌苔など
舌の上につく舌苔(ぜったい)が多かったり、カンジダ症で舌が膜に覆われたりすると、味覚障害が起こることもあります。

4.神経・脳の障害
脳梗塞や脳出血などで、味覚を感じる神経や脳が障害されて、味覚障害が起こることもあります。

5.その他
・鼻炎などで鼻がつまることでも風味がわからない
・ストレスや、うつ病など、心因性の原因
・糖尿病による症状
味覚障害を防ぐポイント5つ!

味覚障害を防ぐポイント5つ!

・バランスのよい食生活
・亜鉛不足にならないようにする
・ストレスをためない
・よく睡眠をとる
・舌苔除去をやり過ぎない

もし、基礎疾患がある場合は、その治療をしっかりと行ってください。

「濃い味好み」と味覚障害の区別は?

もともと濃い味を好む人もいます。
以前から変わらず濃い味が好きという場合は、特に味覚障害というわけではありません。

味覚障害が疑われる場合には、必要に応じて濾紙ディスク検査などで味覚をチェックします。亜鉛や鉄の量、唾液の分泌量などを検査し、その結果によって診断されます。

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【医師からのアドバイス】

「もしかしたら味覚障害かも?」と気になった人は、一度耳鼻科を受診して、医師に相談し、場合によっては検査を受けてみましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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