ご存知ですか?毎年3月8日は「国際女性デー」という記念日です。

1904年3月8日にアメリカで女性労働者が婦人参政権を求めてデモを起こしたことがきっかけで、1910年にコペンハーゲンで行われた国際社会主義会議で「女性の政治的自由と平等のために戦う」日と提唱したことから、同年「国際女性デー」と制定されました。

出典 http://www.founap.org

この国際女性デーにちなんで、アメリカでは3月は「女性の歴史月間」とされています。3月には特に女性が政治的にも文化的にも多方面で活躍したという歴史にちなんで、これまで過去に女性が発明した偉大なるものについてご紹介しましょう。意外と知られていなかったアノ商品までもが女性の発明だったとわかって驚きです!

1. ビール

Licensed by gettyimages ®

な、なんとビールは女性によって発明されていたのです。みなさんご存知でしたか?世の中のビール好きは女性に感謝しなければいけませんね(笑)。一番最初に誰が思いついたのか具体的に名前は挙げられていませんが、歴史学者のジェーン・ペイトン氏の調査によると、何千年も昔はビールの醸造は女性の仕事だったそう。

また、2010年のTelegraphの記事にも「およそ7千年も昔、メソポタミアやソマリアではビールの醸造に携わる女性のスキルはとても重要で、当時は女性のみが醸造や酒場の経営を許されていた」と書かれています。なんだか意外ですね!

2. コンピューターのソフトウェア

Licensed by gettyimages ®

現代には欠かせないテクノロジーとなっているコンピューター。このコンピューターのソフトウェアを発明したのは、コンピューター科学者のグレース・マレー・ホッパー博士でした。

1950年代に世界初、使いやすいビジネスソフトウェア「COBOL」を発明。1969年にはその功績を称えられ「コンピューター・サイエンス・マン・オブ・ザ・イヤー」の受賞者第一人目となりました。

彼女の発明がなければ、今私たちが使っているコンピューターの歴史も変わっていたかも知れません。そう考えるとホッパー博士の発明は、今を生きる全てのビジネスマンにとっては「神」のような存在ですね。

3. 監視カメラ

Licensed by gettyimages ®

こちらも現代には欠かせないものと言っていいでしょう。監視カメラ(CCTV)はニューヨーク生まれのマリー・ヴァン・ブリッタン・ブラウンと彼女の夫アルバートにより1969年に発明されました。

元々看護師だったマリー・ブラウンは、夫との勤務時間が異なり家に一人でいることの不安と、社会での犯罪率が増加していたことを考慮しこの発明に至ったそう。また、当時の警察の対応が遅かったことも監視カメラを発明する理由の一つになったとか。

いずれにしても現代の犯罪捜査には欠かせない監視カメラ。余談ですが筆者の住むイギリスは世界一監視カメラが多い国だそうです。この監視カメラの存在がなければ、今頃は世界中でもっと犯罪が増えていることでしょう。女性の発明品ということでなんだか同性として誇らしく思います。

4. 紙おむつ

Licensed by gettyimages ®

米インディアナ州の実業家、マリオン・ドノヴァンによって発明された「紙おむつ」は、赤ちゃんの快適さだけでなく、忙しいママの子育て時間短縮にもかなり役立つ、まさに「神おむつ」といってもいいでしょう。

1951年に特許を得たものの実際に商品化されることはなかったのですが、10年後の1961年にパンパースのヴィクター・ミルズにより商品化されることになります。以降は既にみなさんもお馴染みのあの紙おむつですね。

5. 太陽光発電パネル

Licensed by gettyimages ®

マサチューセッツ工科大学で太陽光エネルギー研究プロジェクトに携わっていたのがハンガリー出身のマリア・テルケス博士。1940年に建築家のエレノア・レイモンドと共に太陽熱で暖まる家を開発して以来、日本でもお馴染みとなったソーラーパワーシステム。

未だ発電量が不安定、価格が高く引っ越しにくいなど使用に際してメリットとデメリットがあるようですが、光熱費を削減できることで節電効果を高めることができ、クリーンなエネルギーで売電もできるということからメリットの方が大きいと言われています。

近い将来、多くの日本の家の屋根にこのソーラーパワーが設置された光景がもっと増えるかも知れません。立派な女性科学者チームによる功績は偉大なものだったと改めて認識させられますね。

6. 浄水バッグ

出典 http://lotsoflovealways.com

綺麗な水が飲めない場所で、汚れをフィルターでろ過し飲める水に変えるというこの優れた浄水バッグは、トリシア・コンパス率いるエンジニアチームにより開発されました。2004年に起こったスマトラ島沖地震で、被災した人々が不衛生な水を飲んだ後に病気になったことがきっかけで、持ち運びができるこの浄水バッグを開発したそう。

こういうアイテムは、震災時には必要不可欠のもの。災害が多い日本でも、この浄水バッグがきっと役に立つことでしょう。普段、不衛生な水を飲むことを強いられている途上国の人々にも、是非このアイテムで綺麗な水を飲めるようになってほしいと思う筆者。

7. 冷蔵庫

Licensed by gettyimages ®

家庭になくてはならない冷蔵庫を発明したのは、フローレンス・パーパートという実業家の女性。1914年にアメリカで冷蔵庫の特許を取った人物という以外はあまり知られていない発明家だそうですが、彼女の発明品は間違いなく現代の一家に一台あるもので、私たちの生活に必要不可欠なものですね。

8. 無線LANなどの無線誘導システム

出典 https://ja.wikipedia.org

名高い科学者でありながらも、ハリウッドの女優としても有名だったヘイディ・ラマーにより無線誘導システムが発明されました。この優秀な技術は、のちのインターネットや無線電話、ファックスなどのあらゆるプロトコルの基盤となっています。

「セックス・シンボル」とまで言われたハリウッド女優でありながら、科学者の名を持つヘイディ・ラマー。「天は二物を与えず」とよく言いますが彼女に関しては違ったようです。この技術も彼女の発明無しでは、現代文化に大きく影響を与えたことに間違いありません。

9. ワイパー

Licensed by gettyimages ®

アメリカ人であるメアリー・アンダーソンによって開発されたワイパーは、言うまでもなくドライバーにはなくてはならないもの。ワイパーがなかった時代に車に乗っていたメアリーは、わざわざ降車して鳥の糞や障害物を除去しなければならない面倒さに気付いたそう。そしてこれがのちにゴム製のワイパーの発明へと繋がったのです。

1903年に特許を得て以来、全ての車にワイパーが付けられるように。ひょんなことからアイデアが湧くというのは本当ですね。彼女の天才的アイデアは、時代が変わっても決して失われることはないでしょう。

10. 車内の暖房

Licensed by gettyimages ®

車に関することはてっきり男性の方が得意かと思いきや、車内の暖房の発明家はなんと女性だったのです。エンジニアだったマーガレット・ウィルコックスにより車内の設備としてなくてはならないカーヒーターが開発されたのは1893年。

当時、女性が自身の能力を使って何かを成し遂げるということが軽視されていた時代に、「女性の可能性」というものを大いに証明した人物の一人となりました。

11. Google MapやYahooの発明

Licensed by gettyimages ®

20世紀のコンピューターサイエンティストの代表といえば、マリッサ・メイヤーでしょう。彼女は真の「ガールパワー」を駆使して、現代に必要不可欠なインターネットサイト、Yahooを生み出した人物。2012年よりCEO(最高経営責任者)に任命されています。

13年間エンジニアとしてGoogleで仕事をしていたマリッサは、当時まだGoogleに大きな検索エンジンがなかったのをきっかけにチームに参加、初の女性エンジニアとして活躍していました。

その後、Google MapやGoogle News、Street View、Gmailなど今では誰もが知っているサーチサイレンを開発。私たちの生活にはもはや欠かせないインターネットの先駆者として時代を走り続けています。

この他、兵士や警官が着用する防弾チョッキの生地となるケブラーという繊維を生み出したステファニー・クレックや食器洗い機を発明したジョセフィーン・コクランなど、まだまだまだ過去には多くの女性たちが偉大な発明をしているのです。

「今月は女性月間」にちなんで、過去の女性の功績をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。同性として尊敬すべき技術で時代に新しい風を送り続ける偉大な発明家。私たちが普段使っている何気ないものも、実は女性により開発されたものかも知れません。今後も、もっともっと女性が男性と同じように技能を発揮できる社会になれば嬉しいですね。

この記事を書いたユーザー

Mayo このユーザーの他の記事を見る

公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

得意ジャンル
  • 話題
  • 社会問題
  • 動物
  • 海外旅行
  • 育児
  • テレビ
  • カルチャー
  • 美容、健康
  • ファッション
  • 感動
  • コラム
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス