アメリカの東の玄関口であるニューヨークのJFK空港でのあるお話をご紹介します。これは、空港職員と車いすの身体障害者、そして乗客たちにまつわるお話です。世間ではまだ知られていないのですが、一部の日本人女性たちのかなり不名誉なお話になります。

機内の身体身体障害者たちを、最後に降ろす理由

JFK国際空港は、アメリカの東玄関として、 毎日たくさんの外国人が入国する。

その航空会社の地上職員は、飛行機から降りてきた身体障害者の方の誘導を行うのも大事な仕事のひとつ。車椅子を要する方は、飛行機では一番最後に降りる。

一番最初に降ろすと思いがちだが、 飛行機に乗ったことがある人なら、わかると思うのだけど、シートベルトサインが消える頃には、乗客たちが、われ先に降りようとして、 一斉に立ち上がり、機内の狭い通路はとても混雑する。

だから、ヘルプが必要なお年寄り、幼児、身体障害者の方たちは、そんな雑踏を避けるため、一番最後に降りることとなる。

アメリカは身体障害者を最も優先する国

だが、アメリカでは身体障害者の方たちは、どんなに混雑していようと、誰よりも優先される国である。たとえ一番最後に飛行機を降りたとしても、 一旦、車椅子に乗ったら、一番優先されることとなる。

アメリカの空港で絶対の権利を持つ命令

当然、入国審査には、 先に降りた乗客たちで長蛇の列ができている。地上職員が車椅子を押して、その長蛇の列を尻目に、一番前へと誘導する。

そして、審査を目前として次に呼ばれるはずの乗客に”大変申し訳ございませんが、 車椅子の方を先に行かせていただけますか?”と丁寧に伺いを立てることとなる。

これは、アメリカの空港では、絶対の権力を持つ”命令”となる。言葉は丁寧で、伺いを立てているようであっても、空港職員である航空会社の地上職員のこの言葉は、 絶対的な権力を持ち、また、アメリカという国自体が、 車椅子や身体障害者の方たちに対して、”譲る”という精神は、常識=当たり前となっているのだ。

”譲らない精神”を持った日本人女性たちのとても恥ずかしい話

ある地上空港職員の話によると、日本人の特に若い女性(たまに中年の女性も)に、”譲らない精神”を持った方が多いそうだ。長い時間待たされて、やっと自分が次だという時に、”車椅子の方を先に行かせてあげて下さい”と言われると”え~!私の後じゃいけないんですかぁ~?”とか”信じられない!ちゃんと並んで待っていたのにぃ~!”とか”私だって疲れているのにぃ~!”とかぼやいて、渋い顔して、なかなか素直には譲ってくれないという。

アメリカ人、アメリカ在住者の列ではけして起きない

車椅子の人が日本人なら、旅行者たちが並ぶ外国人専用の入国審査の列に誘導されるから、そういうことがたまにおきてしまうという。

だけど、車椅子の人がアメリカ人やアメリカ永住権を持っている人なら、アメリカ市民の入国審査の列に誘導するから、そんなことはまず起きないという。

”オフコース!プリーズ!(もちろん、どうぞ!)”とアメリカで生活している人たちは、 確実に気持ちよく、当たり前の精神で、車椅子の人に自分の番を譲るそうだ。

つまり、日本から来た旅行者の列には、”譲らない精神”をもった女性たちがたまに並んでいるということなのだ。

日本人女性にがっかりさせられる

その地上職員の話では、今までに、他にフィリッピンの若い女性が1人、”譲らない精神”を披露しただけで、 後はすべて、その”譲らない精神”を披露してがっかりさせたのは、 日本人女性だったという。

空港職員は、絶対の権力を持っている

だが、たとえ断られても、渋い顔をされても、そこは空港職員、プロである。”はい、本当に申し訳ありませんが、お先に行かせていただきます!”とすかさず強く出て、ウムを言わさないテクニックを持っている。それでも、”私の後にして下さい!”なんて言おうもんなら、”譲るべきです!”と命令される。

それでも、譲ろうとしなければどうなるのか?!入国審査の審査官でなくとも、たとえ地上職員であろうとも、空港職員は、ポートオーソリティとしての、絶対の権力を持っているので、”そういう方はアメリカへの入国を辞退していただくことになります。”だそうだ。

そういう人って「自分は客よ!」ってどこかで思っているから、その航空会社の地上職員は乗客たちより下のランクだと勘違いしてるのかもしれないという。

「ご協力をお願いします」はある意味、命令

飛行機の中では、乗務員たちが絶対の権限を持っているし、空港内では、地上職員が絶対の権限を持っている。彼らの指示には、客たちは、絶対に従わなければならないのである。

フライト・アテンダントのどんなに綺麗で優しい乗務員さんたちでも、この権力を持っているので、逆らうことは許されない。彼女たちは、いつも優しいけど、困った客たちに、ウムを言わさないテクニックを教育されているのだ。

だから、「自分は客なんだから!」というわがままな思い違いは通じるようで、通じないのが実際の話。優しく言葉は丁寧であろうとも、 彼女たちから「ご協力をお願い致します」といわれたら、 客は従わなければならない。

「ご協力をお願いします」とは、丁寧な言葉であるが、 絶対に逆らってはいけない命令なのである。

アメリカで、とても不名誉なことをしているのだ

ともあれ、たとえ客だとしても、”譲る精神”は人間として、持っているべきだと私は思う。たとえ我先にと飛行機を降りても、人より早く、入国審査を通ったとしても、 結局、そこを通過して荷物が出てくるところで、みんな同じになる。

国際線で、荷物預けない人ってめったにいないし、荷物が出てこなければ、空港の外には出れない。つまり、人より先に飛行機降りようが、入国審査を先に通ろうが、荷物受け取りのところで、皆 同じスタートラインが待っている。

アメリカでこんな不名誉なことを日本人女性たちが披露しているというのが、残念でたまらない。

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さくらまい (Mai Sakura) このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。
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Я работаю в качестве веб-писателя в центре внимания в Японии.

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