記事提供:しらべぇ

「あれは中二のある日のことです。お風呂に入って体を洗っていたら、乳首の辺りに直径1センチ大のしこりを見つけたんですよ。

押したらちょっと痛くて、でも気になるほどではない。しかし、しばらく経っても痛みは引かず、むしろ少し張ったような感じになりました。

その当時、乳がん検診のマンモグラフィーが検査として一般化してきた頃で、テレビでも取り上げられてたこともあり、想像力豊かな僕は『ひょっとしてこれは乳がんなのでは?』と考えました。

しかし、パソコンがリビングに家族用のしかなかったので調べられず…。『自分はこのまま死ぬのか』と思っていました。かなり深刻にです。

結局、しこりは一年後にはなくなりました。あれは一体何だったんでしょうか?」(20代・男性)

出典しらべぇ

男性の中には「胸がふくらんだ」と訴える人が一定数いて、それは『女性化乳房症』と言われる。

原因は女性ホルモンの過剰分泌で、薬剤性、肝硬変の影響(肝臓で分解されるはずの女性ホルモンが分解されないため)、そして思春期の第二次性徴の影響があるそうだ。

上記の例は思春期における『女性化乳房症』の典型例だ。一見、珍しいように思える話だが、じつは少なくない男性が経験していることが、しらべぇの調査で判明した。

■なんと7人に1人が経験アリ?

全国の男性681人に尋ねたところ、「思春期に、しこりなどで乳首が痛くなったことがある」と答えたのは全体の14.5%。

珍しいエピソードに思えた女性もいるかもしれないが、じつはこんなにも多くの男性が経験していたらしい。

■乳首エピソードには事欠かない中学生

しこりではないものの、乳首に関する体験談は、取材班に多数寄せられた。いずれも、中学生~高校生初期の話だという。

「体育の授業でマラソンをした時、なぜか乳首が痛くて仕方がなかった。化学繊維のせいかと思って服を変えたけどダメで、乳首に絆創膏を貼って走ってた」(25歳・PR会社)

「人並み以上に刺激に敏感な乳首だったのか、中学生の頃、勉強しながらずっと乳首を掻いてました。すると、血が出るくらいになってえぐれて取れそうになった経験あり」(27歳・男性)

出典しらべぇ

女性化乳房症との関係性は不明だが、他の年代に比べても、敏感になっているのかもしれない。

■対策は必要なの?

都内クリニックに勤務する医師(20代男性)に確認したところ、思春期の女性化乳房症は、幸い半年~1年ほどで解消されるため、放置しても構わないそうだ。

ただし、男性もごくまれに乳がんを発症する可能性もあり(女性の1/100程度)、その場合は女性よりも進行がはやいと言う。

年齢的なことを考えると、男子中学生が乳がんになる可能性は低いと考えられるが、どうしても気になる人は、それで安心できるのなら検査に行ってみるといいだろう。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男性681名

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