2016年4月から診療報酬が改定します。
これによって、患者さんの自己負担も変わってきます。

負担が増えるものもあれば、減るものも・・・・

何が増えて何が減るのか、見ていきましょう。

診察代、検査代、調剤技術料

これらは0.49%アップしますので、患者さんの負担増となります。

例えば
採血(静脈)は、20点が25点に。 5点=3割負担で15円 負担増となります。
6歳未満の採血の場合は、14点加算が20点加算(2割負担で40円加算)となります。

子供料金取られていたのね。泣いたり暴れたりして手間がかかるからかな?
泣いてもおとなしくしていても、子供料金取られるの?
4歳でも泣かない子もいれば、8歳でも大泣きして暴れる子いるけど・・・・
と、府に落ちないかもしれませんが、そういう決まりなので・・・・

40円分(2割負担の場合)泣いていいよ!な~んて言わないでね。

しかし、ほとんどの自治体が小学校入学までは医療費の公費負担制度があるので、実際に負担する人は少ないと思います。(自治体によって違います。未就学児は2割負担の所から高校3年まで無料や22歳まで無料の所も)

注射も、皮内注射・皮下注射・筋肉注射が1回につき18点が20点
静脈注射が1回につき30点が32点に。2点分痛くしたら嫌だよ!!
6歳未満の子どもは、42点加算が45点加算に。


手術は・・・?

全部は紹介できませんので極一部ですが、

甲状腺悪性腫瘍全摘・亜全摘:30810点→33790点
腹腔鏡下胃縮小術:36410点→40050点

負担増となる手術もありますが、腹腔鏡下胃単純全摘は64740点のまま変更なし、開腹胃単純全摘は50920点のまま変わりなし、腹腔鏡下虫垂切除術=いわゆる盲腸です(周囲に膿瘍を伴わないもの):11470点で、変更なしです。

ほとんどの手術は変更なく以前のままの点数ですが、一部の手術で負担増となっているようです。

しかし、負担減となる手術もあります。

乳腺腫瘍摘出術:20112点→19806点
子宮鏡下子宮筋腫摘出:35524点→34438点
これらの手術は少し負担減のようです。

しかしこれらの点数は、あくまでも手術だけの点数です。

休日や夜間の救急搬送は・・・?

救急車をタクシー代わりに使う人がいるからでしょうか?大幅アップです。

夜間休日救急搬送医学管理料:200点→600点。3倍に!!

緩和ケア病棟は・・・?

緩和ケア病棟入院料(1日につき)

31日以内:4926点→4926点
31日以上60日以内:4412点→4400点
60日以上:3384点→3300点

長期となった場合の負担は軽減されるようです。

人工透析は・・・?

慢性維持透析は、ほんの少しだけ負担減となります。

4時間未満の場合:2030点→2010点に
4時間~5時間未満:2195点→2175点に


ケガの処置

創傷処置は、100平方センチメートル未満の場合は45点→45点で変わりありませんが、

100平方cm~500平方cmの場合:55点から60点と、3割負担で15円アップです。

95平方cmでも目分量で判断して100平方cm以上に押し込まれているケースもあるかも・・・
なので受診前に物差しで測っていって
「9.5㎝×9.6㎝で100平方センチは超えてませんから!!」な~んてね。

100平方cmを境にして、45点が60点になるのですね。3割負担で45円増です。


ジェネリック医薬品価格引き下げ

今まではジェネリック医薬品の価格は先発品の60%の価格でした。

それが、50%まで引き下げられますので、ジェネリックを使えばお薬代の負担は軽くなるでしょう。

お薬手帳の記入やチェックは無料に

改定の度に無料になったり有料になったり、コロコロ変わっているのがお薬手帳です。

平成22年の改定の時は有料になり、24年の改定の時は無料、そして平成28年3月31日までは21円支払っています。

しかし、4月からは無料になります。

また、6か月以内に同じ薬局で調剤して貰えば、薬の自己負担額が少し減額されます。

きちんとチェックして記入してくれるようです。(その分待ち時間が長くなるかもしれませんが・・・)

お薬手帳、持参してね!!

いかがでしたか?

中央社会保険医療協議会の医科診療報酬点数表は、344ページにも及んでいました。
ここにご紹介したのは、ごくごく一部ですが、負担が増えるものもあれば、減るものもあるようです。

少しでも負担を減らすには、

①ジェネリック医薬品を使う
②お薬手帳を持参する
③けがをした場合は何センチ×何センチの傷か測っていく。
(100平方センチを超えると点数が変わります)

などが、患者ができるささやかな抵抗(?)対策(?)でしょうか。
やはり、少々成績は悪くても顔が不細工でも、健康が一番ですね!(苦笑)


また、同じく2016年4月より、大病院に紹介状なしで行くと初診の場合プラス5000円(歯科3000円)、再診の場合プラス2500円(歯科1500円)必要となります。
除外項目などもありますので、この件に関しては後日改めて記事を書かせて頂きます。

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患者からの目線と元医療従事者としての目線とで、医療や健康に関する記事をメインに書いています。
4度の手術に膠原病でバツイチで・・・と波乱万丈の人生ですが、”人生に喜びや笑いを添付したら結果は出るはず!”という「喜笑添結」で毎日を過ごしています。

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