記事提供:子ある日和

ちょっと仕事に行き詰まりを感じていた頃に授かった命。ある意味タイミング良く、8年続けた仕事に区切りをつけて専業主婦として出産、育児、家事に励んでいる。

子どもが産まれてからは、自分の事はいつも二の次。本当に自分がやりたいことは何なんだろう。今でも自分を見失うこと度々。

子育てって、孤独な作業です。

家事を済ませて毎日どこ行こうと彷徨う日々。当てのないお散歩は、自分のペースで進まない。

公園に行けば、ブランコに30分、降ろそうと思えば泣かれてまた30分。その内に疲れて帰りの道で大泣き。

三輪車を押しながら、子供を抱っこして帰る。寝ると子供の重さって増します。

ああ、今日も買い物出来なかったなと思いながら帰り、なんとか家までたどり着いてベッドに寝かすとまた、泣き出しあやす。今日のコースは失敗だったなと、思いながら寝かしつけをする。

大人同士、話せたらいいのにと思って今日は児童センター。けれど、私は人見知り。ママ同士の輪が出来ていて話にも入れない。

キラキラと若いママがまぶしく感じる。どうしたら、あんなに可愛いママになれるのかな?優しいママを演じて笑顔を作るけど、作り笑い程疲れるものはない。

児童センターの終了時間、まだ遊びたいと泣くわが子。他の子はみんな素直に帰りの準備をしてお片づけもできるのに、なんでうちの子は聞き分けがないんだろう。今日も帰り支度はビリだ。

そしたら、今日は本屋さんに行こう。気分転換に絵本でも買ってみよう。いい本があれば、自分用の文庫本も買おう。

けれど、子供は絵本よりおもちゃみたいな本とも言えないようなおままごとセットに夢中。

書店も普通の本よりボタン付きの本の方が食いつきがいいって知ってる。

私の読みたい本とは違うんだよなぁ。

その内、隣りにやってきた知らない子と本の取り合いだ。なんとか最初は言葉でさとすけれど、ああ、もうダメだ…子どもを抱えて売場を離れる。ああ、自分の本買えなかったなぁ。

息子の泣き声が本屋に響き渡る。

そんな毎日をループしてる。いつか終わりが来る、きっとこのしんどさも成長と共にきっと楽になる。

自分を励ましてたら、なんとも言えない涙が目に溢れた。

そう、私は泣いている。家に帰り着くと毎日泣いている。

「泣いてるの?」涙に気づいた息子が私に問いかける。

「うん、泣いてるの」私は答える。

覗き込んだ息子の顔が心配そうでわたしは思わず笑顔になる。

そう、それでいいんだ。

いっぱい、いっぱい泣いて、そして笑って、それが私の育児の孤独との向き合い方だ。

「もう、泣いてない?」息子は聞く。

「うん、泣いてないよ」

私は笑いながら答えて、息子をギュッと抱きしめた。

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