いつも思うことなのですが…

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寿司屋さんで、寿司職人の方を前にカウンターで好きなネタをお願いする…。寿司好きにはたまらない時間ですが、そう言えば、どうして職人さんは男性ばかりなのでしょうか?そんなことを考えながら食べていることが多くなりました。

昨今、男女平等だということで、従来は男性が多かった仕事に女性が就くことも多くなり、逆に女性の職場と言われる世界に男性が入ることも多くなりました。また、その全てに違和感を持たないような世の中の空気にもなってきています。

では、寿司職人さんは?と、いつも筆者は不思議に思ってしまうのです。

ということで、今回の投稿では、どうして寿司職人さんは男性ばかりなのかについて、筆者の仮説から、調べ物をしていき、最後は実際の寿司職人と筆者の対談も掲載します。是非最後まで宜しくどうぞお付き合い下さい。

先ずは筆者の仮説を…

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寿司職人が男性ばかりな理由の筆者の仮説として、何百年も続いた「職人は男の世界」という旧来型の日本的な考え方があったのではないかと思います。女性は結婚して子どもを産み、それを育て家庭を守る。そういった分業的な家庭が多かったのではないでしょうか?

そのため「職業婦人」が殆どいなった昭和初期まで、男性が築き上げた、女性を想定していない職人の世界が出来たように思います。そういったことの名残があるのではないかと筆者は考えています。

もう一つの仮説は、男性の手の大きさかと思います。今、我々が食べる寿司のサイズは概ね決まっています。女性と比べ、手が大きい傾向にある男性のサイズになってしまっているのではないでしょうか?

その為、容易に女性が入り込めない世界になったなんてことはないでしょうか?ここまで寿司職人の女性と巡り合わないと、そんなことを考えるようになりました。

そのような仮説の元、先ずは調べ物をしようと思います。筆者は女性も寿司職人は出来るに違いないと考えています。

女性特有の体温変化?

体温や平熱の高さが問題ではなく、女性特有の体温変化ではないのでしょうか。男性は日々安定しているのに対して、女性はどうしても月の変化があります。

味覚やおそらく微妙な手の感覚にも影響するのではないかと思います。時には感情も安定しないことも。特に寿司はほとんど手を加えずに素材の味わうものなので、寿司の味の変化も大きく影響するかもしれません。

味が安定していないとやっぱり店の評判に関わります。

出典 http://oshiete.goo.ne.jp

そういうこともあるのですかねぇ…。この疑問に関する記述をネットで調べていくと、このような内容のものに何度も出会いました。

正直なところ、筆者には、この点はあまり納得が出来ません…。

寿司を握る以外の仕事も多いので?

寿司を握るだけでなく、貝類の煮方、穴子やうなぎの焼き方、玉子焼、ご飯の炊き方、シャリ(酢飯)の作り方、魚の酒類やさばき方、鮮度などの目利きや市場での仕入れも必要です。

マグロだって丸々さばける腕前も本当は必要でしょうし巻物も作らなければなりません。オーソドックスな巻物のほか四海巻などのような飾り模様になった巻物も覚えなくてはなりません。ちらし寿司などもありますし、飾り切や包丁の研ぎ方、切り方、店内の清掃に会計も必要です。

また、親方の職人に弟子入りし何年も修行しなければなりません。化粧、タバコはダメで爪も伸ばせません。髪も弟子ならそんなに伸ばせないかもしれませんね。また、一日中立ちっぱなしです。資格も必要です。

出典 http://oshiete.goo.ne.jp

勿論、寿司職人は、寿司さえ握っていればいいというものではないことは分かりますし、技術の取得の為に、住込み等で修行をすることも慣習となっていたということですが、そこも分かります。

どうなんでしょう…女性は無理でしょうか?このポイントで。

実は女性の寿司職人は増えているそうです!

では、現実的にどうなのか?筆者の後輩で、天婦羅と寿司職人の小林ジローさんを取材しました

筆者 奥村裕二 VS 寿司職人 小林ジローの対談

筆者(以下O):今日はお忙しいところスミマセン。ちょっとね、疑問に思ったことがあってね、ジローならこの点について何か答えてくれると思ったんで、力を貸してよ!

ジロー(以下J):はいよ!分かりました!奥村さんの頼みなら!

O:女性が寿司職人にいない理由をどう見てますか?

J:まず寿司屋の職人になるには修行しないといけなくて、早朝の築地仕入れから仕込み、ランチ、休憩、夜と…仕事して帰るのが大変なので「寮」に入ります‼

J:僕は20歳のとき六畳と四畳半の筒抜け2kに四人で住み込み二段ベット2つある環境でした、プライベートなどかけ離れた世界です、その中で女性が一人いた場合、性的な問題、洗濯物一つとっても厳しいですよ。

J:次は肉体的な問題だと長時間立ち仕事、ブリなど10キロ近い魚を持つなど意外と肉体労働です、あと臭い、体が魚臭くなりますし、アツ化粧、アクセサリー、指輪、ピアスなどはNGです、そんな環境に働きたい女性は少ないと思います…あと給料も安い。

O:そうかぁ…実質住込みで重労働で、プライバシーも確保されず、肉体労働で給料も…となると、厳しい問題もありますねぇ…

J:あと女性が寿司屋だと背の問題もあると思います。ネタケース越しに握り出すのは背が必要で、背が低い寿司屋はゲタを履いてます、女性がゲタは…になってしまうので、どうなんでしょう…。

確かに、ジロー氏の言う現実はあるという認識は必要だと思いました

ジロー氏が言ったことから考えると、女性の寿司職人を育てる体制が整っていないような気もしますし、実際に重労働であったり、化粧・長髪などのNGに女性としてどう考えるかもあり、男性の方が寿司職人になりやすいというのは現実でしょう。

従来型の職人としての主従関係も、比較的男性の世界観のような気がしますし、女性が憧れの職業とする可能性も低い気はしてきます。

そういった状況が直ぐに変わることは無いと思いますので、今後も女性の進出がありながらも、男性の職場というイメージは大きくは変わらないように思いました。

ということで…

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男性の職場というのが現実的なのかもしれませんが、女性の進出が全く無理ではないということも見えてきました。

ジロー氏の言う寮の場合、ある程度体力のある企業から男子寮・女子寮にする動きが出れば変わるでしょうし、海外などでは「寿司職人=男性」という認識が無く、和食ブームもあるので海外に道を求めることも出来そうです。

そして、回転寿司等は、仕入れ担当、仕込み担当…という分業化が進んでいて、女性の職人が寿司を握るというのは十分にあり得るそうです。

ただ勿論、現状は女性の職人も少なく、希望者も男性の方が多いので、女性の職人より男性の職人の方が圧倒的に多い状態が続くと思われます。

最後までお読み頂き有り難う御座います。

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東京都大田区大森生まれ。立正大学附属立正高等学校、尚美学園短期大学音楽ビジネス学科、放送大学教養学部生活福祉専攻卒業。STAY UP LATEオーナー。 ライター業と、セミナー講師、司会業も実質少々。江戸川区在住、一児の父。愛猫家。

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