3月3日は「おひな祭り」。いわゆる女の子だけのお節句のために、ご両親はひな人形を買い与えます。

最近は、マンションやアパートでも飾れるお内裏様とおひな様だけのコンパクトなひな人形が主流のようですね。

ここで、ひな人形のルーツや歴史を辿り、江戸時代から明治、大正、昭和、平成のおひな様を比較してみました。

ひな人形の語源とは?

平安時代、貴族の女の子たちは「ひゐな」という小さなお人形を作り、「ひゐな遊び」を楽しんでいたようです。

源氏物語の中にも、「ひゐな」の言葉が十数回以上も登場し、紫の上明石の君らが「ひゐな」で遊ぶ様子が語られるくだりもあります。

本格的にひな壇飾りが出来たのは江戸時代

雛飾りに人形や諸道具を飾るための雛段が見られるようになったのは江戸時代のこと。初期の頃は、毛氈などの上に紙雛と内裏雛だけを並べ、背後に屏風を立てた平面的な飾り方で、調度類も数少なく、簡素かつ自由で、各自思い思いに飾って祝う様子が、文献にあらわれる絵図から伺い知ることができます。

 雛祭りが盛んになるにつれて、雛人形やそれに付随する添え人形、諸道具の類も賑やかになり、雛段の数も次第に増えていきます。安永年間(1772~81)には4~5段、天保年間(1830~44年頃)には、富裕な町家の座敷いっぱいを使うような贅を尽くした雛段も登場します。豪華になった雛の諸道具は、黒漆塗に牡丹唐草の蒔絵を施した大名道具的な調度品を映し、家の勢力を競うシンボルとしての要素が強まりました。

出典 http://www.japan-toy-museum.org

古今雛・段飾り(江戸末期~明治時代)

同じ享保雛、古今雛でも、江戸と京阪では表情や衣装の形態などに違いが見られます。人形は、年齢によって眉や鉄漿(おはぐろ)、結髪の形などをきちんと区別して作られています。

出典 http://www.japan-toy-museum.org

明治・大正時代のひな人形

今日のように、人形と飾り道具が一式揃えで売られるようになったのは大正時代の中期です。それまでは、人形師や道具屋から気に入った品物を一品ずつ買い集め、家ごとにオリジナルな飾り付けをしていたとか。

 明治時代の雛人形は比較的大型で豪壮な印象があり、御殿飾りにも家の権勢を誇示するような堂々とした構えの作品が目立ちます。それが大正に入ると一転。百貨店が制作した小型の段飾り雛や御殿飾り雛の一式揃えが都市部で流行し始めます。

出典 http://www.japan-toy-museum.org

祖母の代のひな飾りに、嫁いできたお嫁さんのひな人形を合わせ、女の子が誕生すると流行のひな道具を買い足すなどして、制作年代の異なる人形や道具がひな壇に飾られていたようです。

ひな人形が庶民のものとなったのは戦後。

1960年代半ばから70年代前半、いざなぎ景気と呼ばれた好景気を背景に子どもの出生数が増加した、いわゆる第2次ベビーブームが起こり、雛人形市場も活況を呈する。

一気に注文が増えたはいいが、雛人形はすべて手作りでパーツも膨大な数に上るため、逆に注文をさばき切れなくなった。そこで考え出されたのが、七段飾りというセット商品。

いろいろな人形をバラバラに売るのではなく、「お勧め商品」としてセット化することによって点数を絞り込み、大量注文に対応したのだ。

出典 https://www.nttcom.co.jp

ひな人形の季節になると、「人形の久月~♪」というテレビCMでお茶の間に浸透させたのが1971年(昭和46年)でした。

人形店の伝統を守る一方、斬新な発想の持ち主だったのが「人形の久月」だったようです。

時代は巡る。おひな様はリカちゃん人形へと変貌!

【数量限定】人形の久月×タカラトミーのコラボモデル・シルアルナンバー入り

出典 http://www.ningyoya.com

限定品:久月リカちゃんのおひな様。白や淡い色調のリカちゃんとレン君の衣装が映えた、平成のおひな様なのです。

こちらは、ネットショップ限定で送料込19万454円(税別)。創業1925年の人形老舗店、「人形屋ホンポ」で販売されています。

とっても可愛らしいおひなさまでありながら、業界大手ブランド「人形の久月」の品だけに、非常に本格的な作りとなっています。

衣裳、着付け、お道具にいたるまで、久月の誇る職人がひとつひとつ端正こめて手掛けた、こだわりのおひなさまです。

出典 http://www.ningyoya.com

平成生まれはリカちゃんのおひな様がお好き!?

確かに可愛いですねー♡着物の十二単も凝ってます。

リカちゃんの段飾り。一式揃えだといったいいくらするのかしら・・・。

昭和生まれの意見は・・・?

こんなに味のある時代物のおひな様。当時七段飾り持ってる人って貴重な存在だったんです。

いかがでしたか?筆者は昭和生まれなので、いわゆる泥人形のようなおひな様が懐かしいです。しかし、もはやドロドロになり、姪っ子の代でご供養しました。

時代とともにおひな様も変貌して行くのですね。何となく物悲しいのは昭和生まれだからでしょうか。
これからの時代、おひな様もどんどん進化して行くのでしょうね。

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cocon☆hanna このユーザーの他の記事を見る

キャリアカウンセラーの道を目指し、資格取得後オンラインカウンセラーとしてデヴュー。WEBライターとして活動をはじめ7年になります。人に「読まれる・読ませる」ライターを目指しています☆

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