インド領にある「北センチネル島」

北センチネル島はインド領アンダマン諸島中の島。インド洋東部・ベンガル湾内にあり、アンダマン諸島の南西部、約30kmに位置する。


完全に孤立した小島

島の大きさは27.8平方マイル(=約72平方キロ)。

島全体が森におおわれており、島の周りは珊瑚礁で囲まれている。

この島には先住民であるセンチネル族という部族が50~400人居住していると考えられている。

島民の生活の実態などは全くわかっていない。

上空から観察しようにも、島一面森で覆われているので観察する事が困難なのと、一番の理由はセンチネル族は外界との接触を一切拒んでいるからだ。

訪れる者全てを攻撃する

この島は「世界一訪れる事が困難な島」とも言われている。

なぜなら、この島に住むセンチネル族が島に訪れる者には有無を言わさず攻撃をしかけるからだ。

インドがイギリスの植民地時代から、イギリス・インドの学者が彼らとの接触を図ろうとしていたが、島民は森に隠れたり、攻撃を仕掛けてきたりとコミュニケーションは失敗に終わっている。

彼らの外部との接触の拒否は徹底していて、2004年にスマトラ島沖地震が発生した際、生存者を確認し、救援物資を届ける目的で島を訪れたヘリコプターにさえ、矢を放って外部者の上陸を拒んだ

出典 http://www.terrafor.net

画像は実際に弓でヘリコプターに攻撃をしているセンチネル族。

2006年に北センチネル島近辺でカニを密漁していたインド人漁師2名が、船上で寝ている間に島に流れ着いてしまい、島民から矢で射られ殺害される事件が起こった。その事件を知ったインド政府は漁師らの遺体を回収をするためヘリコプターで近づこうとしたが、またもや弓矢を浴びて追い返されたのである。

出典 http://www.excite.co.jp

政府は2人の遺体を島から回収しようと試みたが、やはり住民から威嚇され上陸できなかったため、遺体を回収することはできなかった。

現在は法律で近寄る事さえ許されていない

かつては接触を試みたインド政府だが、数度の失敗を経て、現在では不干渉の立場を取っており、彼らとの接触を図る行為を刑罰の対象とまでした。また、同島から約5km以内に接近することも違法とされている。

出典 http://karapaia.livedoor.biz

実際に2014年、北センチネル島の領海に侵入しようとした7名の者がインド海軍の監視船により拘束されている。

「地上最も虚弱な存在」

これまで紹介したセンチネル族のエピソードには恐怖を感じたかもしれません。

しかし彼らは外部と接触する事で、自分達の身が危険にさらされる事を本能的にわかっているのかもしれません。

サバイバル・インターナショナルの発表によれば、この北センチネルの部族はインフルエンザやその他疫病などに対する免疫を持っていないため、「地上最も虚弱な存在」とされているのだ。

出典 http://www.taichi-saito.jp

近づく者を敵とみなし攻撃を仕掛けてくる。

しかしその行為は、孤立ではなく独立した自分達の世界、そして自分達の命を守るための防衛手段なのかもしれない。

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