記事提供:しらべぇ

宮城県南、福島県との県境に位置する山元町。東北でも有数のいちご生産地として有名な地域である。

のどかな田んぼが広がる中に存在する、ビニールハウスの数々。ここで栽培されているのは、すべていちごだ。

そして近年、いちご農家の間であるムーブメントが起きているという。しらべぇ取材班は、山元町いちご農家の渡辺成寿さんにお話を伺った。

■かわいい!いちごの警備員さん

渡辺さん農家をはじめ、近隣のいちご農家ではねずみ対策としてネコを飼い、いちごを被害から守っている

飼っているのは3匹のネコたち。昨年の春から飼い始めたそう。現在では住みついた野良ネコ1匹が加わり、合計4匹でいちごのパトロールをしている。

取材班が訪れたときには、人懐っこく足元によってきた。

■きっかけは震災後

東日本大震災の津波により、沿岸部である山元町も大きな被害を受けた。もともとあった農地は流され、現在は少し離れた別の場所に移転している。

そしてやっと農業を再開した最初の年、今度はねずみによっていちごが食い荒らされるという事件が頻発。

なんとかしてその被害を食い止めようと考え出されたのが、この「ネコパトロール」なのである。

その甲斐もあり、ねずみによる被害はめっきり少なくなった。ネコを飼っていない農家もあり、そこでは他の方法で対策を取っている。

■ネコはハウスで丸くなる?

冬になると厳しい寒さが続くこの地域。暖かい時期にくらべ、ネコもあまり外を出歩かなくなるという。温まったビニールハウスの中にいることが多いのだとか。

そうして、いちご栽培のピークとちょうどタイミングが合い、ねずみ対策として一役買っているというわけだ。

これから旬のいちご。出荷のピークに差しかかり、渡辺さんも大忙しである。もちろん、ネコたちもパトロールの日々に追われること間違いなし?

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