3月といえば、特に日本人が忘れてはならないのは「東日本大震災」でしょう。筆者は人生を40年以上生きているのであの阪神大震災も経験しました。関西出身の筆者は当時、阪神大震災が起こった時に実家にいたのですが、瞬時につけたテレビで神戸の街が真っ赤に燃えていた恐怖と衝撃を今でも覚えています。

そして、東日本大震災では津波による被害が激しく筆者の知人も家族を失いました。残念ながら今でも知人のお祖母さんとお母さんが行方不明になっています。被災地の人はもちろん、世界中でも大きく報道された「TSUNAMI」の爪痕は、今でも生々しく残ったままの地域もあり、訪れる人に深い悲しみを与えています。

3月11日が近付くたびに未だ被災地に住む人々、また避難を余儀なくされた人々のことを思う人は決して少なくないでしょう。イギリスでも毎年3月には「TSUNAMI」のドキュメンタリー番組がオンエアされます。

私たちにとって一番大切なのは、震災でも事件でも決して風化させないこと。震災で家族や家を失った人たちにとっては、起こってしまったことは過去に違いないとはいえ、彼らの心の中では今でも「現在進行形」の「あの日の出来事」なのではないでしょうか。

何年たってもそのことに「関心を持ち続けることが風化させない一歩になる」のだと信じて、毎年現地を訪れ子供たちと触れ合い、ささやかでも希望の光を与え続ける一人のアーティストがいます。

今回、日本国内最大のファンドサイト「READYFOR」に支援の呼びかけをしたキャンドル・ジュンさん。彼はキャンドルを制作するキャンドル・アーティストとして知られていますが、同時にそのキャンドルを使った空間をデザインする空間演出アーティストとしても世界中で活躍しています。

壮大なスケールの演出が美しい

出典 http://candlejune.jp

幻想的な空間に灯される美しいキャンドルの数々。キャンドル・ジュンさんの作品は、ルイ・ヴィトンやプラダを始めとするトップブランドのレセプションや、パリコレなどのファッションショーに使用されるということで、その知名度は世界規模となっています。

普段は東京を拠点に活躍されているキャンドル・ジュンさん。多忙な合間をぬって三人のお子さんの子育て(奥様は広末涼子さん)、そして世界各地で平和活動に勤しんでいます。キャンドル・ジュンさんの灯す美しい多くのキャンドルが米同時多発テロの犠牲者の遺族の心を癒し、アフガニスタンの紛争地では子供たちの心に希望の光を灯します。

日本でも広島や長崎の原爆被害地域を巡ってきました。そんなキャンドル・ジュンさんは3.11以降ずっと福島に通い続けています。キャンドルを灯し続けているキャンドル・ジュンさんのキャンドルはまさにみんなの心の灯りなのです。

「追悼と希望のメッセージをキャンドルに」

出典 https://readyfor.jp

月命日に現地で行うキャンドルナイトでは、キャンドル・ジュンさんが心を込めて作ったキャンドル一つ一つの他に、被災地のみなさんが3.11への想いを書いてくれたキャンドルカップを灯します。子供たちには「将来の夢」をキャンドルカップに書いてもらってもらっているそう。

一つ一つのメッセージが心に沁みる

出典 https://readyfor.jp

被災地の人々との交流も欠かさない

出典 https://readyfor.jp

キャンドル・ジュンさんは、2011年の東日本大震災だけでなく2004年の新潟県中越地震の被災地にも出向き復興支援を行っているそう。各被災地で人々と触れ合い、被災地同士を結びつけ「被災地に必要なのは物よりも関心」と風化させないように各地でもイベントを開催し、現地福島に足を運び続け、毎月11日にはイベントを開催し続けるキャンドル・ジュンさん。

多くの人が被災地のことを思い、被災者のことを考えていたとしても自身の日々の生活に追われて、なかなかそこまで足を運ぶということはできないのが現実でしょう。キャンドル・ジュンさんは自分のお店のオープン日だったという11月11日でさえも、11日という理由で福島に足を運び月命日のイベントを行っていたということもあったそうです。

キャンドル・ジュンさんと会うのを楽しみにしている子供たち

出典 https://readyfor.jp

出典 https://readyfor.jp

被災地の方々に人気のキャンドル・ジュンさん。みなさん、嬉しそう!

風化させないように祈りを捧げる被災地の方々

出典 https://readyfor.jp

キャンドル・ジュンさんが訪れることで、楽しいと思う気持ちや嬉しい気持ちが被災地の方々の心に湧き、美しいキャンドルを共に灯すことで「まだまだ希望を捨てないで頑張ろう」という意思がみんなの心に再認識させられるのではないでしょうか。

現地の人達以外にも、こうしてここを忘れないでいてくれる人がいるというのは被災地の人達にとっては本当に嬉しいことなのだと思います。キャンドル・ジュンさんは平和を愛する心で常に多くの人々の心に灯りをともす素晴らしいアーティストなのです。

「READYFOR」ではキャンドル・ジュンさんの被災地の人達に対する深い思いが綴られています。今も既に多くの人が支援しているこのプロジェクト、更なるサポートを目指してジュンさんは今日も頑張っています。

「関心を持つこと」が風化させないことに繋がる…一人一人のそんな思いが被災地の方々の心のキャンドルに灯りをともします。興味のある方は是非READYFORのサイトを訪ねてみてください。

*記事作成にあたっては、キャンドル・ジュンさんご本人から掲載許可を得ています。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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