記事提供:子ある日和

育児に家事、仕事と忙しいママ。時に、「おりこうさんが出来たら、おやつにしようね」、「良い子が出来たら、公園に行こうね」と、ついつい言ってしまう言葉です。

一見、優しそうで子ども思いのようなママの会話に聞こえますが、よく見ると“条件付き”です。また、これは心理学にも当てはまっており、それはまるで「飴とむち」状態です。

また、このようにして日常生活に頻繁に上記のような物でつる方法・手段をとっていると、子どもは大人になってからも、何か良い事・嬉しい事や楽しい事がないと、実行できない人間になってしまいます。

必ず全員ではありませんが、そのような傾向に育って、形成されて、それが当然と考える・思えるような思考・行動になって現れてしまいます。

今回は、看護師をしているママより、子ども側の心理と、発達心理学を併せて紹介していただきます。

子供を物でつる許容範囲とは?

子どもは、おやつ・遊び・ママとの触れ合いは、非常に不可欠で重要なものであり、そこで学びと成長を得ます。

これは、ママ以外の家族や友達も含みます。また、心理的な感情や言動も覚え、応用もしていくようになります。

その大切な日常生活の中で、物でつる日々を過ごしていると、物が無い限り、言う事や日常生活で大切兼基本的な動作がスムーズにできなくなる・行動に移さないといけなくなると泣く・だだをこねる・癇癪を起す等、その子なりの抵抗や反発を示す時があります。

そうなると、ママや家族は、また物でつる・操ることになっていきます。

モノでつってしまう事例~歯磨きの場合~

例えば、夕飯後、歯磨きをしないで遊びに夢中になった子に、歯磨きを促すと「いやだ、もっと遊んでから」等と、子どもも自分の考え・思いを言ってきます。

ママは、「お風呂で遊べるおもちゃがあるわよ。それ出すから、早く歯磨きしてお風呂に入りましょうね」「歯磨きしたら新しい絵本を出そうと思っていたのにな」等と、また物でつる事もあります。

このようになると、子どもは「何か嫌・気分じゃなくても、その思いを言えばママはおもちゃを出してくれる」「歯磨きしたら、お風呂で新しいおもちゃが貰えるんだ」等と、本来の目的からかけ離れ、双方で見失ってしまいます。

既に、悪循環サイクルの始まりで、抜け出さないといけません

物でつらずにいう事を聞かせる話し方とは?

では、物をつらなくて良くなるには、どのような言い方・態度が良いのか、どこまでなら許容範囲であるのでしょうか?

上記の例をとって、夕飯後に歯磨きをしないと仮定します。

その時、ママは「歯磨きしないと、むし歯菌が増えちゃうわね。虫歯は痛いし、歯医者にも行かないといけないし、おやつもジュースも治るまでしばらく食べれないわね…」等と、

現実で且つその現実を避ける方法は歯磨きしかないと言う、仮定した生活動作を促すように話題を持っていきます。

この時、大切なのは、決して物でつらない・出さない、怒らない、他のできる友達と比べない事です。

これをすると、余計に競争心を出して反発をしたり、寝転がって大泣きして気を引こうとママの意図と反対へいってしまうからです。

はじめは、スムーズに歯磨きをしなくても、子どもなりに本当は歯磨きをしないといけないと分かっています。

また、虫歯ができていなく虫歯の経験がなくても、ママの口調・雰囲気から、“虫歯は痛くて怖いもの”と感じ取っています。

そして、素直に歯磨きができないでモジモジしていたら、優しく抱きしめ「分かってくれたのね、そうね歯磨きしようね。それから遊んだらスッキリして歯も気分的にも良いよね」等と子どもを認め、

歯磨きをするという言動も認める事ができ、子どもも歯磨きも全て前向きに受け止め・実施できるとう理想でとても良い状態になります。

物ではつらない。プチご褒美という考え方

例が分かりやすいように、前の見出しで仮定した夕飯後の歯磨きとします。夕飯に限らず、朝食や昼食、おやつでも構いません。

上記のママの伝え方と多少、重複になりますが、子どもを肯定的に捉え、怒らず感情的にならないのが、大きなポイントです。

また、修復始めのうちは、歯磨きを素直に実行したら、子どもの好きな遊びを一緒に10分程度、付き合ってから片づけや入浴の準備をする、

子どもが楽しみにしていたTV・DVDを見せる等、“歯磨きをしたら好きな事をしても差し支えない”といった事を行動で示していきます。

そうです。プチご褒美です。

最初は、「これってご褒美?」「何か順番が逆になっただけなような…」等とママから見たら不満かもしれません。

しかし、子どもの心理面からは、今までの癖・習慣を我慢して歯磨きをしたり、物でつられて行っていたのですから、その頑張った・我慢した分の楽しみは欲しいと思っています。

また、子供にとっては楽しみでもあり、心が充足される言動でもあります。

そして、慣れてきたら時と場合によっては、プチご褒美として一緒に遊ばない時やTVを見せない時もあると思います。

この時は、子どもが自ら何をするか、何を言ってくるのかを観察します。

子どもが自ら絵本を取り出して、見たり読んだりした時は、「あらっ○○ちゃん、絵本読んでいるのね。絵本も読んでもらえて喜んでいるわ、ママも嬉しいな」等と、

子どもの現状を言葉にすると同時に、その言動がママと対象物が嬉しい・喜んでいるといった、子どもから見たら気づきにくい多方面から自分の言動が喜ばしいという事を伝えます。

このような言葉が、子どもをやる気に満ち足り、1人で遊ぶ工夫をしたりします。同時に、ママを自分なりの方法で待っていられる事も可能になり、時間の使い方や楽しみ方も学べる機会となっていきます。

単純で日常生活の一部のように見えますが、物でつられてきた子どもから見ると、上記は成長であり、学んだ事でもあります。もちろん、ママも学びママとして成長しています。

まとめ

何度も同じ経験・思いをすると、自然と無意識にそれが当たり前になってきます。今回の、物でつる・つるのが多いママの子どもの場合、物がないとできない・やれない子になってしまうという事です。

物がないとできない・やれない子になってしまう事を防ぐために、“頑張ったらいい事があるというプチご褒美体験”をつむことで、ママも子供も物でつる・つられる悪循環から抜ける事ができます。

初めはママも大変かと思いますが、母子関係や子どもの将来を考えると一時期のことです。無理のない程度に「物でつるしつけ」から「心が充足される言動」を心がけるようにしましょう。

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