私の祖母は84歳です。時々、実家に帰ると両親と住む祖母と一緒に時間を過ごす事があります。
すでに軽い認知症の気がある祖母ですが、とても元気で毎日生活をしています。ただ、実娘の私の母と祖母のやり取りを見ていたり、また私も祖母と長い時間を共有すると、ツイツイ言ってはいけない事を口にしてしまいます。今回はそんな認知症の高齢者と同居する人に役立つ会話術を共有します。

認知症高齢者に対する会話術その1:2者択一で選択肢を与える

常に、二者択一でもいいから聞いてあげよう!というのが私が感じた事です。これは親子関係にもよると思いますし、その2人がどんな間柄なのかによっても異なるでしょう。

けれども、多くは「どうせ、食べないから」「きっとこっちの方が良いんじゃないか」と勝手に決めてしまい認知症の高齢者にでさえ選択肢を与えない事がありますよね。
もちろん認知症のレベルによっても答えられる、答えられないがあると思います。一緒に住む家族だからこそ、いつものパターンになってしまう事もあるでしょう。

しかし、勝手に決めてしまっては脳を使わなくなる一方です。そして、人生の中ではとても大切な事でもある"自分で選択をする”という事を奪ってはなりません。なんでも良いのです。例えば、「今朝のご飯はお米にする?パンにする?」と聞いてあげたり、「お散歩一緒に行く?それとも、行かないで家にいる?」などという聞き方をしてあげると良いでしょう。

「ご飯でいいよね!?」という言い方や「要らないよね?」という聞き方は、アナタが相手の選択できる事をコントロールしているような言い方になるので充分に注意しましょう。

認知症高齢者に対する会話術その2:間違っても、忘れても責めない!

これはとても当たり前の事ですが、やはり一緒に住んでいたり、血縁関係があると更に間違う事に対してアナタもショックを受けて責めてしまうこともあるでしょう。
「さっき言ったばかりじゃない!」と感情的になってしまったり「もう忘れたの?」や「どうせ覚えてないんだから」という発言は傷つきます。

とくに高齢になればなるほど、心身的に弱くなるので図太い神経だった人もいづれは心細かったり、気弱になるものでしょう。そんな時に強く責めては可哀想です。

アナタや認知症高齢者の周りが余裕を持って接することが出来ると良いでしょう。

それには一緒に住んでも、ある程度の距離感を保つ事が大切かもしれません。人間だれしも、距離が近すぎると疲れてしまいます。時には、お友達を招いてお茶をしたりと違った空気を入れることも大切です。

認知症高齢者に対する会話術その3:相づちを打って聞く

これは相手が認知症高齢者でなくても、すべき事ですが話を聞く時に必ず相づちを打ってあげることも大事なのです。もしアナタがあまり相手にしていないと、いつの日かどうせ私が話しても聞いてくれないし、相手にしてくれないという気持ちになり話すことを躊躇うようになってしまいます。それでは、さらに認知症は深まる一方なので、どんな内容でも、発言でも話しやすいようにするためには、相手が話している時は「そうなんだね」「そっか」「うんうん」「分かるよ」と気持ちを受け取ってあげるようにしましょう。

認知症高齢者に対する会話術その4:質問をしてみる

質問をしてみるというのは具体的に、その1で挙げた二者択一で聞いてあげるのとは異なり、オープンクエッションという方法を取るのが良いのです。
「昨日は何したの?」「今日はどこに行きたい?」「今晩は何食べたい?」こういうような質問の仕方です。もしこれでなかなか答えられない場合は、二者択一の聞き方にしてあげても問題ありません。相手に質問をすることにより、相手が思い返したり、自問自答する作業がとても大事に思えます。答えられなくても良いし、間違っても良いので相手に質問してあげましょう。

認知症高齢者が相手でなくても、これらの会話術の4つはとても大切なのです。例えば、小さなお子さんに一生懸命話しかけてあげる事も同様でしょう。
心と心が通じる会話術を学んで、今からでもトライしてみましょう!きっとお互い会話をすることが楽しくなります。

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