記事提供:まだ東京で消耗してるの?

既卒・フリーター向けの就職サイト「UZUZ」に提供した記事を掲載します。迷える若者はチェックしておいて損のないサイトですよ。

こんにちは、イケダハヤトです。

あらためての自己紹介ですが、ぼくは「まだ東京で消耗してるの?」というブログを書いている「プロブロガー」です。ブログを書くことが本業で、高知県の山奥でひたすらブログを書いています。

そんなぼくのところには、割とよく「人生詰んじゃったんですが、どうすればいいと思いますか?」という相談が寄せられるんです。社会の隅っこにいるんで、変に頼られてしまうのでしょう。

ちょうど先日は、「就活に失敗して、フリーターになった」という方が相談メールをくれました。その方に伝えたことを、この「ウズキャリ」でも書いてみようと思います。

1. 別に、珍しいことではない

下を見て安心しろ…というわけではないんですが、いまどき「就活に失敗して、フリーターになった」なんて人は、まったくもって珍しくないんです。知ってましたか?

様々な統計がありますが、文部科学省「学校基本調査」によれば、大卒者のうち無業者(フリーター)が占める割合は、10%〜15%程度で推移しているとのこと(参考PDF、リクルートワークス研究所より)。

http://www.works-i.com/pdf/140808_koy.pdf

統計や計算方法によっては、驚くべきことに「2〜3割の大卒者が無業状態に陥っている」と弾き出しているものもあります。

また、無業者率には地域や、大学、学部によっても差が出てきます。ここでは詳細に解説しないので、詳しくは「大卒無業」などのキーワードで検索して、データを当たってみてください。

少なく見ても「1割」、多く見ると「3割」もの大卒者が無業状態になっている。

これは、「大学を出たけれど、仕事が見つからなかった」という状態が、珍しいことではなくなっている証左です。100人いたら、10〜30人は無業になっているということですから。

だからこそ、この「ウズキャリ」のような「既卒・フリーター」を対象にした就職サイトが登場し、人気を博しているわけですね。

「フリーターでも大丈夫!」というと怪しい感じを抱いてしまいますが、それだけ大きなマーケットになっている、ということです。

政府としてもこの分野に注力を始めており、第二新卒・中退者の再挑戦を促すための助成金が拡充されました。

厚生労働省は大学や高校を卒業後3年以内の第二新卒者や中退者の正社員化を後押しする助成金制度を2016年に設ける。

新卒採用の対象に新たに第二新卒者らを加えた企業を対象に、1人あたり数十万円を出す。大卒で就職後3年以内に離職する人の割合は3割を超えており、政府が掲げた一億総活躍社会に向けて若年層の再挑戦を後押しする狙いだ。

出典 http://www.nikkei.com

レールに乗れなかった人があまりにも多いので、新しいレールが引かれつつあるのです。

まずはそういう現実を、フラットに理解することから始めましょう。親の世代と違って、単に大学を卒業すれば仕事が見つかる時代ではないのです。

2. これは社会の問題でもある

就職に失敗したあなたは、「わたしはどうしようもない人間だ」と、思い込み、一人で落ち込んでいるかもしれません。

それどころか、実の親や友人から「お前は、箸にも棒にもかからないクズだ」と否定されたり、不安な顔で「だいじょうぶなの?」と心配されたりしているかもしれません。

まずは、自分を追い詰めるのをやめましょう。そんなことをしても、別に状況は改善しませんから。

最初に見たとおり、「大卒無業」はもう珍しいものではありません。これはもはや、個人の問題ではなく、社会の問題なんです。

事実、景気が良かった時代は無業者比率も低かったわけです。感覚的には、今の若者のほうがよっぽど努力してますよ。

たしかに、あなたにも何らかの落ち度はあるかもしれません。面接の練習をしなかったとか、業界研究をしなかったとか、サークルに打ち込んでいたら就活が終わっていたとか。

が、初めての就職活動ですから、失敗するのは当たり前ですよ。

偉そうに書いてるぼくだって、最初に入った大企業を11ヶ月で退職しています。入社したら、いきなり赤字が2,000億円。猛威を振るうリストラの刃。完全に、会社選びに失敗したパターンです。

「自分のせい」にして、自分を追い詰めても、いいことはありません。

あなたが就職に失敗するのは、「当然」ですよ。だって初めてのことなんですから。

そもそも、若者が就職に失敗してしまうのは、社会の側にも問題があるんです。これは「甘え」ではなく、「事実」ですよ。だから、自分を否定するのはほどほどにしましょう。

3. 活躍できる場所は、どこかにある。だから、前に進もう。地方、海外だっていい

強調しますが、最初の就職でうまくいくなんて、ほとんどありえないんですよ。

ぼく自身も、前述のとおり会社選びに失敗して転職。その次の会社も1年でやめてます。「1年でやめる根気のない若者」の代表例みたいな存在です。

ぼくの場合は、そもそも会社勤めが肌に合っていませんでした。そういう人は割と多いんです。

集団生活って、基本的にストレスですから。今は高知で自営業やってますが、とても快適です。人と会うの、嫌いなんですよ。

いってみれば「就活に失敗してフリーターになって、絶望している」なんてのは、「初恋の人に振られて、絶望している」レベルの話です。

凹んでもしょうがないんで、さっさと次にいってください。下手な鉄砲、数打ちゃ当たる。ネチネチぐちぐちやっていても、自分の魅力が落ちるだけです。サバサバきびきび、次にいきましょう。どこかに、自分が楽しく過ごせる環境はあるはずです。

今の時代なら、「地方で働く」というのも面白い選択肢になると思います。というのも、田舎は「常識」が違うんです。

ぼくが住む高知・本山町なんかだと、そもそも「大学を卒業したらサラリーマンになる」みたいな文化が希薄なので、「は?フリーター?なんじゃそれ?いいけど、暇なら農作業手伝ってくれる?アルバイト代出すから」という感じです。

みんな自営業なんで、「就活」を経験していない人のほうが断然多いですよ。

思い切って住む場所を変えれば、くだらない常識に振り回されることもなくなります。人間関係も一新されるので、新しい自分になって再チャレンジできます。「地方創生」のムーブメントのおかげで、いい求人も増えています。

この「ウズキャリ」にも地方の仕事が紹介されており、たとえば徳島の「あわえ」の求人は面白いです。下手に東京の大企業を狙うより、地方のベンチャー・中小企業のほうが働きがいがあると思いますよ。

生活コストが安いエリアに住めば、そもそも就職しないでも生きていけるかもしれません。高知の山奥に住んでるうちのアシスタント(フリーター)、家賃1万円です。適当にアルバイトすれば生きていけちゃうので、それも地方の面白さだと思います。

グローバルな志向がある方は、「海外で働く」のも面白いでしょうね!

ウソみたいな実話ですが、元ニート・金城拓真さんは「アフリカ」に移住し、今では現地有数の企業経営者になっています。なんだそのサクセスストーリー。

それから大学卒業と同時に帰国して、1年くらいニートだったのですが、日本で仕事がないので、またアフリカでのビジネスを再開させます。

そこから紆余曲折を経て、現在アフリカ9ヵ国に色々な会社を作って、気付いたら年商は300億円になり、何とか今まで生き延びて(アフリカでは何度か命の危険にもさらされていますが)ビジネスを継続中です。

出典 http://gendai.ismedia.jp

金城さんとはしばしばお会いしているんですが、変な話、彼は優秀な人間ではないんですよ。さすが元ニートなだけはある。

人間的な魅力はものすごいあるんですが、仕事はむしろ「できない」のではないかと思われます。ほんとうに。周りに優秀な人を集めて成功しているタイプの経営者ですね。

彼なんか、沖縄にそのままいたら、そのままニートだったかもしれません。アフリカという環境に自分を移したら、突然自分の才能が輝きはじめたんですね。

なんというか、人生はそんなものです。ぼくも高知に移住してから、突然人生が楽しくなりましたから。

あなたに必要なのは、環境を変える勇気です。「資格」とか「面接スキル」は、そんなに重要じゃないんです。

まとめ:一歩を踏み出そう。何度でも

今の時代は、「ダメだったら、さっさと次にいく」ことが大切です。

がんばって就職した会社がブラック企業だった。でも、せっかく就職した会社だからがんばって働きつづける」という判断をした結果、うつ病に罹患。そのまま3年くらい動けなくなった…みたいな話は、珍しくありません。

身体を壊すほどのブラック企業なら、我慢なんかせずにやめるべきです。うつ病になるより1万倍マシ。さっさとやめて、次へいきましょう。

そんなあなたのことを「根気がない、ダメ人間だ」「逃げっぱなしの人生だ」と中傷する人もいると思いますが、そういう呪いのことばを受け入れると、うつ病になるので危険です。コントロールされてはいけません。

何度でも一歩を踏み出していきましょう。それを応援してくれる人も、今はたくさんいますから。ぼくもみなさんを、応援しています。

(from ウズキャリ

この種の「フリーター歓迎」の就職サイトっていくつかあるんですが、「ウズキャリ」は掲載求人が明らかに面白いですね。イケてる地方のベンチャーとか載っていて驚きます。対象の方はぜひ。

UZUZキャリアセンター(ウズキャリ)|既卒・フリーター向け

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