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「もうあかん やめます!」の垂れ幕で有名な大阪・西天満の名物靴店「シューズ・オットー」が2月20日に閉店。「閉店しない閉店セール」として39年間の営業が終わるニュースはネットで話題になりました。

Twitterでは驚きの声が挙がる

ずっと閉店セールを行ってきただけに、半信半疑の人や寂しくなると語る人も。靴屋さんの閉店が大々的に報道されること自体すごいですよね。

「もうあかん やめます」誕生の経緯とは

22歳から靴のチェーン店に勤務した竹部さんは、35歳で同店を開業。バブル崩壊で経営が苦しくなった90年代に「もうあかん」の垂れ幕を掲げると大ウケ。「格差社会を是正せよ。身長の格差は当店で」という、中敷きで身長を高く見せるシークレットシューズの広告コピーも評判となった。

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当時の横綱・朝青龍が騒動を起こした際には「横綱が土俵際、当店も土俵際」と閉店セールを続けてきました。時事問題を捉えたコピーは地元の風物詩になっていたんだと思います。

閉店の理由は「赤字」と「体調不良」

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店主の竹部さん(74)によると、2014年冬頃から体調を崩し、店頭に立つのが難しくなったためだといいます。不況の影響もあってか近年は経営が上向かないため、昨年11月末に閉店を決意したそうです。

そして迎えた最後の日…

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体調を崩した店主に代わり店に立っていた司法書士の小山秀司さん(64)が歌う「蛍の光」が流れ、小山さん手作りの垂れ幕が登場。「うそ〜やっぱりやりますやろ~」「ごくろうさん」の文字が並び、39年間の労をねぎらいました。

「意外と愛されていたんやな」花束に思わず涙

「こんな雨の中、しょうもない男の前に集まってもらってすんません」とあいさつ。「こんな垂れ幕1枚でこんなにしてもろてありがたい話です。ありがとうだけです。閉店が決まるといろんな人が来てくれて、意外と愛されてたんやな」と振り返った。

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閉店が報じられてからは東京や山梨、北海道などからもお客さんが来店。竹部さんは「靴を売ることより、お客さんとの会話が楽しくて、長いこと続けることができた」と感謝しました。

安心してください!看板は“まだ”やめませんよ!

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垂れ幕の「もうあかん やめます!」を板に貼り付けた復刻版の看板は、廃棄されず存続することが決定。3月11、12日と同店を支援した大阪の「北星製靴」のファミリーセールでお披露目されるとのこと。

「ほんまにやめるんか~?」は的中しましたね。

そもそも「閉店セールで閉店しない」のはアリ?

・赤字覚悟のセールを続けると、不当廉売になる
・いつまでも続く閉店セールは、有利誤認になる可能性・大
・産地偽装など、実物よりも「良いもの」に見せかけると優良誤認

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細かな規定がありますが、景品表示法に違反すると消費者庁が調査。表示内容の改善や、再発防止措置命令がおこなわれます。また今年からは違反者に「課金」されるシステムに変わるので悪質な表記は減るかもしれませんね。

「閉店セール」は地元に愛されたからできたこと

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最後まで「またやるんじゃない?」と期待されたシューズ・オットー。竹部さんの遊び心やサービスがあったから地元で愛され、ここまで続けてこれたんでしょうね。

テレビの取材に対し、竹部さんは「体調が良くなれば、ネット販売するかも。『もうあかん.com』でいけるんちゃうか」と冗談も。…冗談ですよね?

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