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元プロ野球選手の清原和博容疑者が逮捕され、約3週間が経とうとしています。

誰であろうと違法薬物に手を染めるのは許されることではありません。しかし、野球界、芸能界といった華やかな世界で活躍する人間が薬物で逮捕、というのは影響力もありますし何よりファンや信じていた人にとっては、ただただショックですよね…。

しかし、事務所によっては薬物問題に毅然とした対応を取っていることもあるのです。

爆笑問題の所属事務所である芸能プロダクション・タイタンでは、太田光代社長が音頭を取って「抜き打ち薬物検査」を行っていることをTwitterで明かしました。

「立場など関係ありません」

全員が抜き打ち検査をやっていると明かしています。

社長だから免れるなんてことはないのだ、と暗に仰っています。トップが率先して受けているからこその言葉ですよね。

実は、過去にタイタンの元社員が薬物で逮捕されたことも少なからず影響しているものと思われます。

だからこそ、太田社長は厳しい抜き打ち検査を続けているのではないでしょうか。

こういった太田社長の取り組み、芸能界での薬物疑惑についてダウンタウンの松本人志さんは、2月21日に放送されたフジテレビ系番組「ワイドナショー」において次のようなコメントをしていました。

「吉本だけでも検査して欲しい」

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「芸能界も汚染されている」なんて書かれるでしょ?俺はそこまで言う権利はないけど、吉本だけでも検査して欲しい。抜き打ちでも。

出典2016年2月21日放送「ワイドナショー」より

「芸能界という世界は薬物に汚染されている」というイメージを持たれていることに危機感と嫌悪感を持っていることを明かした上で、身の潔白を証明するためにも自身の所属事務所である「吉本興業(よしもとクリエイティブエージェンシー)」だけでも、全員薬物検査を実施したらどうだろう?という提案をしていたのです。

たしかに、芸能界=薬物が蔓延る世界というイメージは、真面目に頑張っている人からすると迷惑でしかありませんし、検査で見つかる人が仮に出たとしても重度の中毒になる前に救えるきっかけになるのではないでしょうか。

この松本さんの提案について、様々な意見が上がっていましたので紹介したいと思います。

Twitterの声

お笑いの大手事務所である吉本が検査をすることによって、追随する事務所も出てくるかもしれませんよね。そういった意味では、影響力のある吉本が率先して検査をすべきだったのでは?という指摘がありました。

身が潔白であれば断る理由はないはずですよね。断るということは、知られてはまずい“何か”があると疑われても仕方ありません。

疑いをかけられるのであれば、検査結果を公表してしまった方がお互いのためとも思えます。

テレビ局など業界そのものに問題があると考える人もいました。

職業を問わず、薬物に手を出す人は手を出します。ならば、国民全員に検査を義務付けて結果をマイナンバーで管理するという提案もありました。

プライバシーの問題もありますが、潔白を証明するための検査であれば進んで行う人がほとんどではないでしょうか。

企業として義務にするのであれば、会社としても雇用される側としても双方にメリットがあるのではないでしょうか。薬物を使っている人にとっては居心地の悪い環境になるかもしれませんが…。

では、実際に薬物検査がどのように行われているかについても紹介しましょう。

尿検査と毛髪検査の2種類がある

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薬物検査には、尿検査と薬物検査の2種類があります。しかし、一般的なスクリーニング検査では数日薬物を使わないだけで「陰性」となってしまうとのこと。

ただし、科捜研で行われている検査ではナノグラム単位の薬物使用でも検出可能なので、小手先の薬抜きは通用しません。

それでは詳しい検査内容についてご覧下さい。

まず、尿に含まれている薬物の濃度は極めて低く、検出を難しくしています。さらに、ヒト生体試料には阻害物質があり、除去しなくてはなりません。

そして、薬物は体内摂取されると別の化合物に変化する場合が多いので、それらの物質もターゲットにする必要があります。

出典 http://www.e-kantei.org

こういった理由から、尿検査の判断は難易度の高いものだということがわかります。そのため、薬物鑑定においては専門の知識を持ったスペシャリストが担当するのです。

次に毛髪検査についてご覧下さい。

刑事事件での薬物使用証明は、基本的に尿からの鑑定結果のみで行われる場合がほとんどです。

毛髪からの薬物検査は、過去の薬物履歴を推定する事が出来ます。

つまり、毛髪から薬物が検出された場合、1回きりの使用ではなく反復使用したと推定することが出来ます。

出典 http://www.e-kantei.org

毛髪検査に引っかかれば、少なくとも複数回の使用が立証できるということになります。

また、毛髪検査というと頭髪ばかりをイメージするかもしれませんが、ワキ毛や陰毛、胸毛からも検査することが可能です。

毛髪検査の鑑定料金は、目安として約60万円。鑑定結果が出るまでに30~40日とのこと。

金額としては高額ですが、それ相応の高い技術で鑑定していることに間違いはありません。

芸能界に限らず、今や一般人のすぐそばにも薬物はあります。

完全に排除するために、私達も目を光らせることが求められているのではないでしょうか。

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動物が大好き。会社員であり、流浪のライターとしても活動。
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