記事提供:空間心理カウンセラー 伊藤勇司オフィシャルブログ

おはようございます。

最近初対面の方に片づけ心理の仕事をしていると自己紹介でお伝えすると…

「やっぱり、捨てないとダメですよね」「断捨離しないと、ダメですよね」


と、こちらは何も言っていないのに9割の確率で返されることに、

いい加減、切なさを隠しきれない片づけ心理の専門家・伊藤勇事です。

あ、切なすぎて自分の名前間違えてますね。伊藤勇司です。

もうなんか世の中の風潮が「片づけ=捨てる」みたいな感覚になっているのを、そろそろ真剣にどうにかした方が良いのかもしれません。

ちなみにこれも多いのですが「片づけ=幸せになれる」的な発想。

これも、幻想ですね。これは間違いではないのですが、正解でもないのです。

物事は本質を掴まないと間違った結果に陥ってしまうもの。

最近は特に、綺麗好きな人の悩みがどんどん増えていることからも切に感じていることです。

片づけを心理的な角度から見ていった時に確実に断言できることは【綺麗好きの人のほうが人を不幸にする可能性が高い】ということです。

事実として綺麗好きな方の悩みの多くは…

・恋愛止まりで、結婚できない。
・好きで結婚したはずが、すぐに離婚する結果になってしまう。
・なぜか部下がついてこない。
・部下が育たない。

などなど【人間関係の悩み】が、圧倒的に多いのです。

伊藤が本や講演やセミナーなどでも「部屋の状態に良い悪いはない」と、必ず最初にお伝えする理由もここにあります。

この問題が引き起こる悩みの構造を理解するためには【片づけという行為を通して身につく考え方】を、ちゃんと客観視することが大切です。

片づけや掃除は一般的には【汚いものを綺麗にする】という発想で展開されやすい行為です。

こういった発想で片づけを行っている人は【汚いものを綺麗にする】ということが、考え方の枠組みとして無意識に定着しているのですね。

なので、こうした考え方を片づけ以外のところでも知らず知らずのうちに利用しているのです。

ちなみに【汚いものを綺麗にする】という考え方が悪いということではありません。

片づけという分野でこの考え方を利用すると部屋をどんどん綺麗にしていくことができます。

何よりも、片づけには必ず終わり(完了形)があるので、この考え方で片づけをすればするほど達成感も得られるので感情も満たすことができます。

ですがこの考え方を人間関係に持ってくると最悪なのです。

【汚いものを綺麗にする】

この考え方を客観視しないまま人との関わりを行うと【相手のダメな部分を正す(自分が不快に感じる相手の嫌な部分を修正しようとする)】という発想でコミュニケーションが展開されてしまいます。

これは本人にとっては正しいことを指摘しているので良いことをしているように思えてしまいます。そして、相手も最初の内は素直に聞きやすいもの。

でも、長期的な付き合いになると、相手が超人的に忍耐強い人でない限りは確実に関係性は壊れていきます。

先ほど片づけには必ず終わり(完了形)があると、お伝えしておりましたが人間には終わり(完了形)がないのです。

相手のダメな部分を修正しようと思って一時的に治ったと思ってもまた次なるダメだと感じる部分が相手の中に出現します。

ダメな部分は、見れば見るほど無限に出現するのが人間。

片づけだと自分が納得する形で綺麗にすると必ず自分が納得する通りになるのに、人間だと自分が納得する形にアプローチしてもいつまでもそうならない。

ここに綺麗好きの人は、ストレスを感じるのですね。

だからこそですが【人はそもそも自分の思い通りになる存在ではない】という事実をまず受け入れた上で自分の考え方の洗い直しをしなければ、

綺麗好きの人は相手を不幸にして関係性を終える連鎖を繰り返してしまう可能性があるのです。

人間は、ダメな部分、醜い部分を探し出せば、際限なく出てくる生き物。

でも逆に、良い部分を活かすことを意識すれば、際限なく良い部分が光り輝く生き物でもあります。

片づけにおいては【汚いものを綺麗にする】という考え方でも良いですが、

人との関わりにおいては【その人の美しい部分に磨きをかける関わりをする】

ケースバイケースで、考え方のスイッチを切り変えること。


日々意識していきたいものです。

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