2012年に麻薬密売の罪で逮捕されたあるベトナム人女性が、驚きの方法で死刑を免れたと話題になっています。


死刑判決が確定後、女囚人は妊娠

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閉ざされた刑務所の中で、愚かな罪を犯したことの反省や償いよりもなんとかして生き延びる方法を狡賢く考えていたベトナム人女性、グエン・ティ・フエ(42歳)。2012年に逮捕されその2年後に死刑判決を受けました。ところが、2015年にフエは驚くべき方法で死刑を免れる方法を思いついたのです。

27歳の男性囚人から精液を購入

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2015年8月に、フエは27歳の男性囚人に2千ドル(約22万円)を払い精液を購入。注入器を使って自分を妊娠させたのです。ベトナムの法律上、妊婦もしくは3歳未満の子供がいる女性の処刑は禁じられているために、これを知っていたフエは自ら愛してもいない男の子供を妊娠、死刑を免れることを思いついたというわけなのです。

実はこれが初めてではなかった

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地元紙によると、フエが行ったことはベトナムでは初めてではないそう。2007年にも刑務所で女死刑囚が男性囚人と性行為をし、妊娠。そのために死刑を免れたという事実が。これに関しては二人の性行為を黙認していた看守二人が処罰を受けているとのこと。今回フエの悪事に加担した4人の看守も停職処分になったそうです。

国際的なプレッシャーを与えられているベトナム

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ベトナムの死刑執行については、国際的なプレッシャーがかけられているそう。多くの人権団体や他国政府が、特に密売人などの麻薬関係の死刑をやめるように再三訴えがあるとか。とはいえ、当の罪人がこのような形で死刑を逃れることが赦されるというのかというと、決してそれは正しいことではないでしょう。

命の重さはどこへ…?

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今回妊娠したフエは4月に出産予定だそうで、出産後改めて死刑から終身刑へと減刑されるだろうと言われています。自分が死刑になりたくないという自我のために生み出された一つの命。

フエは自分の命をこの赤ちゃんに助けられたことで生涯感謝することになるのでしょうが、果たしてこのようにして生まれてくる子供は愛されるのでしょうか。父親も犯罪者、そして愛し合ってもいない人たちの間に生まれてくる命。

妊婦や幼い子供がいる女性への死刑は行わないという、いわば「優しい」法律があるためにそれを利用して命の重さも考えずに妊娠する女性がいるというのは言語道断。元々、死刑を行うことを反対している人権団体からすれば「命」に重きを置いている故の抗議なのですが、一人の命が救われると同時に、犠牲として生まれてくる新しい命の価値はどうなるのでしょうか。

生まれてくる子供に罪はありません。でもこのような身勝手な女性の行為は、将来子供を不幸にしてしまうのではないかと思わずにはいられません。お腹の中に宿るかけがえのない命の重さに気付き、その命により救われた自分から生まれる子供をどうか思い遣るような女性になって欲しいと願うばかりです。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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