女優の山口智子さんが「子供を産んで育てる人生を望まない」と明言されたことが話題を呼んでいます。雑誌『FRaU』3月号に掲載された山口さんのインタビューには、確固たる信念ともとれる心境が吐露されていました。

「私はずっと、『親』というものになりたくないと思って育ちました。私は、『子供のいる人生』とは違う人生を歩みたいなと。だからこそ、血の繋がりはなくとも、伴侶という人生のパートナーを強く求めていました」

出典「FRaU」2016年3月号

「私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです。人それぞれ、いろんな選択があっていいはず。

もちろん、子供を持って初めてわかる感動もあると思います。実際に産んでみないとわからないことだと思うけれど。

でも私は、自分の選択に微塵の後悔もないです。夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです」

出典「FRaU」2016年3月号

喜ばしいことに、近頃は再びメディアに登場されている山口智子さん。ですが、2012年に阿部寛さんと共演されたドラマ『ゴーイング マイ ホーム』は、2004年に“テレビ50年特別ドラマ”『向田邦子の恋文』に主演されて以来8年ぶりとなるドラマ出演でした。そして『向田邦子の恋文』自体も、山口さんにとっての8年ぶりとなるテレビドラマ。もはや説明不要!1996年の初夏、私たちが放送時間めがけて飛ぶように家路を急いでいた、あの『ロングバケーション』ぶりのこととなります。

今でも突然「瀬名!」と叫び出しそうなほどに“あのまま”。まるで竜宮城で暮らされていたかと思うほど、美貌やハツラツさが変わることない山口さんですが、なんと51歳になられています。50歳という節目の年を迎えられた今、“子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望み生きてきたことに一片の後悔もないこと”、そして“夫と二人で築いていく人生は本当に幸せ”と語られています。

最愛の夫も、未だに幸せの真っ只中

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ご存知、旦那さんの俳優・唐沢寿明さん。こちらは2月15日の直近ホヤホヤのお写真なのですが…山口さん同様、全く持って52歳という年齢には見えない凛々しさにハッとさせられます。4月スタートの朝ドラ『とと姉ちゃん』に出演が決定した唐沢さんは、1988年から89年にかけて放送された朝ドラ『純ちゃんの応援歌』にも出演した経歴を持たれています。そしてその作品こそが、後に生涯の伴侶となる山口智子さんとの出逢いでした。“朝ドラヒロイン”についてインタビューで問われた唐沢さんは、お得意の“唐沢節”をきかせ…。

「28年ぐらい前ですか、うちの奥さんにちょっかいを出した時の番組ですね

「近くで見ていて大変ですよ。ヒロインっていうのは。ずーっと働いてますから。撮影をしたら合間に取材をしたり、どっかに行ってイベントに出たり」と共演者として山口が休む間もなく働く姿を見ていたと述懐。「人生が一変するぐらい知名度が上がって、女優としての第一歩を築き上げる部分がすごく強い。そばで見ていて思いました

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山口さんへの第一印象は「デカい女」だった

山口は唐沢の第一印象を「日本一、顔の小さい男だと思った。握り拳くらいしかない」と結婚後に雑誌インタビューで語っている。この作品(『純ちゃんの応援歌』)がデビュー作で初主演の山口は、舞台や東映の特撮スーツアクター、スタントや声の吹き替えなどで既に下積み経験の長い唐沢に「女優としてやっていく自信がない」などと撮影の合間にたびたび悩みを打ち明けていた。

週5日の大阪での撮影中、二人はホテルの内線電話でよく話をするようになったという。撮影終盤のクリスマスに山口からプレゼントを贈られたことや打ち上げの会場に向かう車で初めて二人きりになったことなども著書(『ふたり』)に綴っている。

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こうして朝ドラ共演をきっかけに交際をスタートされたお二人。1995年12月15日、約7年の交際を経てご結婚されるまでには、唐沢さんがいたからこそ乗り越えられたおぞましい経験をされていたことが思い出されます。

1992年、ガムテープと手錠とカメラを持った二人組の男が宅配業者を装って山口の自宅マンションに侵入した暴漢未遂事件が発生。この時、唐沢が部屋にいたことでことなきを得たがこの事件で二人の交際が発覚し、(唐沢さんは)事件そのものの衝撃と週刊誌などのマスコミに追われたことで神経がくたくただったが、山口が受けたショックを思うと参ってはいられなかったと著書で振り返っている。

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結婚記者会見では、お互いの好きなところを惜しげもなく披露されていたお二人。唐沢さんは、「普通の感じの女性で、家のこともちゃんとやる人だから」「料理が上手」「笑顔が素敵」と回答、山口さんは「世界で一番幸せだと思っています」「仕事に対する姿勢を尊敬しています」などとお惚気たっぷりの会見となりました。また、結婚でショックを受けた山口さんのファンに向けて唐沢さんが放った言葉は…。

「たまに貸し出しますよ」

なんてジョークを交えられていました。気持ちいいぐらいさっぱりして飾らないお二人は、男女問わず人気が高く、双方のファンにとっても「彼なら」「彼女なら」と結婚を祝福され続けていますよね。(ちなみに、まだ貸し出していただいてないのですが、待っていてもいいですか…)

そんな「元気印×2」を思わせるお二人ですが、カラッとした笑顔の奥には、想像を絶する幼少期の経験を背負われていたことをご存知でしょうか。

守ったはずの母から放たれた「あんたが出て行きなさいよ」の一言

横暴な父親と母親の夫婦喧嘩が絶えず、ある日唐沢は夫婦喧嘩に割ってはいり、母親の味方をした。「おふくろが出て行くことはない。親父を追い出せばいいんだ。」と言い、父親を脅すつもりでモルタルの壁を叩き崩すと、「お前が言えた義理か」と言いながら父親が家を出て行った。これで家は安泰だと思ったが、母が一言。

「あんたが出て行きなさいよ」

唐沢は新宿行きの電車の中で泣いた。家出をし学校をやめたのは、高校2年の2月。両親には勘当された。

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実母、養母、継母…「3人の母」の娘として生きる

山口さんの実家は栃木県内にある老舗旅館です。江戸時代から続く由緒ある旅館です。祖母は夫と死別して女でひとつで旅館をきりもりしてきたそうです。この祖母の息子夫婦の2人姉妹の長女して山口さんは生まれます。

そんな中、山口さんが小学校1年生の時に、両親が離婚をします。父と、祖母が何度も長野の山口さんの母のところまで足を運びますが、母が旅館に戻ることはなかったと言います。が、山口さんは祖母との別れがつらく、なんと1人で祖母のところに戻ったといいます。

結局山口さんは父側が引き取ることとなり、妹さんは母側に残り、この時に母と妹と絶縁状態になったそうです。山口さんが20歳の時に、山口さんの希望で祖母と養子縁組をし、戸籍上祖母が母となったそうです。この時期にモデルのアルバイトがきっかけで女優を目指すようになり、祖母の反対を押し切って芸能界入りを果たしました。

山口さんは95年に唐沢さんと結婚します。それからしばらくして父が再婚し、継母が旅館の女将として祖母の跡を継いでくれました

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パワフルで眩しい印象からは正直想像がつかなかった、幼少期のお二人の経験。揺るぎない“夫婦像”を追い求められていたかもしれない唐沢さん、山口さんだからこそ、お互いとの出逢いによって過去を埋め合うように強く結束をされたのかもではと感じさせられます。

そんなご夫婦は、こちらがうっとりしてしまうほどお互いへの想いをこぼされているんです。早速、厳選した「はぁー…♡」必至なエピソードをご紹介します。

「あ~、山口に会いてえ」

バラエティ番組で、酔っぱらった際にこう叫んでいたことを暴露された唐沢さん。そのエピソードを伝え聞いた山口さんは満面の笑みで一言!

うれしいっす!

毎晩手を繋いで寝て、“抱っこ! 抱っこ!”

(結婚後も未だに)「日に日にラブラブが高まっています!」

(夫婦円満の秘訣は)「それはやっぱり、毎晩、手をつないで寝るとか」「なかなか一緒にいる時間もないから、会う時は本当にできるだけくっついていようと私は思っているんですね。だから、私はずっとくっついていたくて。“抱っこ抱っこ!”みたいな感じ

出典 http://www.news-postseven.com

世界で1番幸せな瞬間は…

「私は自分が世界で一番幸せだと思って生きている」

具体的には「唐沢さんと一緒にご飯を食べているとき(に幸せを実感する)」と照れながら明かした。

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Q. 唐沢さんにとって、“1番の宝物”は何ですか?

山口智子」。さらには趣味も「車と山口智子」と即答…(泣)!かつて『月桂冠つき』のテレビCMキャッチコピー「わたしの趣味は、あなたです」に震えた記憶がありますが、まさに唐沢さんがおっしゃっているではないですか…。

離婚疑惑には、斜め上の回答を飛ばす!

山口智子との離婚の噂などが報じられると、「この間、九州の知り合いから『ローカル放送のワイドショーで、山口が離婚届を出しに行くって聞いたけど、ホント?』って言われちゃって、冗談じゃないよ」と否定し、山口がテレビ特番でビキニ姿を披露したことにも触れ、「俺は水着どころじゃないからね。もっと凄いものを見ているから」と言ってバスタオルをはだける仕草を見せ、記者の笑いを誘った。

出典 https://ja.wikipedia.org

お惚気、いただきました。

「俺、遺言書かされてるから」

「40も過ぎると、若い頃は健康だし、死をあんまり身近に感じてこなかったじゃない?でも、夫婦でそういうことを話したりするようになったね。お互いにどっちかがどうなっちゃったらどうしようとか。おれ、(妻に)遺言書かされてるから」

出典 http://www.news-postseven.com

既に遺言を書いているお二人。それでも、山口さんが“1つだけ願いが叶う”とするならば…

「好きな人と同じ瞬間に 死なせてください」

出典 http://www.e-kotoba.net

いかがだったでしょうか…。なんだか胸いっぱい、感無量な気持ちになっているのを実感しますね。唐沢さん・山口さんが選択した「DINKS」としての夫婦の在り方。そこには、“子どもを持たない生き方”ではなく“2人で生きる幸せ”が存在していたことを、ただただ痛感します。

この記事の締め括りに、「子供を産んで育てる人生を望まない」ことを明言された山口智子さんの言葉への共感や、胸に詰まされたというTwitterの声をご紹介します。そして改めて、山口智子さんが今噛み締められている、“幸せ”が滲み出た一節を掲載したいと思います。

子どもを産もうが産まないがそれを他人にも(自分のでもパートナーのでも)親でもあれこれ言われたくない。それが誰でも本音。自分と自分のパートナーが納得すればいい

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必要なのは子どもを欲しいと思う人が、それを実現できる環境を整えることであり、そう思わない人にプレッシャーをかけることではない。

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私は子どもがいたらいたなりの、いないならいないなりの生活を楽しめるってことが大事だったな

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産む、産まないは、女性自身が決めていい。山口智子さん、ありがとう。

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子供を持って初めてわかる感動もあると思います。

実際に産んでみないとわからないことだと思うけれど。

でも私は、自分の選択に微塵の後悔もないです。

夫としっかり向き合って、

二人の関係を築いていく人生は、

本当に幸せです。

出典「FRaU」2016年3月号

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有名人の意外な素顔・夫婦愛を中心に書いています。まだ世の中で隠れている素敵な出来事に、スポットライトを当てることが出来たら嬉しいです。

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