記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
一夜明けたらまっしろ雪景色…
そんなとき、普段は雪が降らない地域でも雪かきが必要になることがありますね。

雪の中で行う作業は腰に負担がかかる重労働です。不慣れな方は、この作業が原因で腰を痛めることもあります。さらに、なんと脳梗塞や心筋梗塞になりやすい環境でもあるんです。

今回は、雪かきの作業をするときに、気をつけたいポイントを医師に身体への負担というポイントで聞きました。

雪かきは腰への負担がすごい…!

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雪かきでまず、気をつけたいのが腰への負担です。
雪かきは、腰を曲げ前かがみとなり、重い雪を持ち上げる動作を繰り返します。この体勢は、腰椎の自然なカーブにとても負担のかかる姿勢です。また冷えて筋肉の血行も悪くなっていることが多く、急に力がかかると筋肉を痛めやすいです。

雪かきで以下のような腰への症状を起こしやすくなります。
腰痛
ぎっくり腰
腰椎間板ヘルニアの悪化
筋肉痛
雪かきの翌日、動けなくなるほど体が痛い…などということも珍しくはありません。

雪かきによる腰痛を防止するためには?

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こういった腰や筋肉への負担を防ぐために行うといいことをお伝えします。

1.準備体操
雪かきをする前には、しっかり準備体操を行いましょう。筋肉をやわらかくし、体をあたためましょう。

2.雪かきの姿勢
雪かきをするとき、背中や腰を丸めるのではなく、足を広げた状態で、背筋を伸ばし、股関節から上半身を折り曲げるような動きをすると、腰へ負担がかかりにくくなります。

3.雪かき後のケア
雪かきをした後には、ストレッチをしたりあたたかいお風呂に入って、筋肉の血行をよくし、緊張をほぐすと、筋肉痛が起こりにくくなります。

腰痛だけじゃない、雪かきが身体に与える影響

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雪の中の作業は血圧や脈拍を上げます。

寒いと体の血管は収縮します。そのため、血圧が上がり、雪かきをして負荷がかかるために脈拍も上がります。心臓に負担がかかりやすくなるとともに、血栓などが収縮した血管に詰まりやすくなり、梗塞が起こる危険性が高まるのです。

そのため、脳梗塞心筋梗塞などのリスクが高まることがあります。

これを防ぐため、雪かきをするときはしっかりと防寒着を着用し、なるべく体をあたため血圧や脈拍の上昇を防ぐといいですね。

そのときのポイントをお伝えします。
1.起きてすぐ作業しない
朝ごはんの後など、少し時間をおいたり、作業の前に準備体操をするようにして、体をびっくりさせないようにしましょう。
2.水分補給
暑いときの作業と違って水分補給を怠りがち。寒い中でも意外に汗はかいていて、脱水になったり、血液の流れが悪くなり梗塞を起こしやすくなります。作業前や合間、作業後にこまめにあたたかいお茶などを飲んで水分をとることが重要です。
3.休憩をとる
水分摂取とともに、自分の体を過信せず、休憩をとりながら作業をしましょう。

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【医師からのアドバイス】

ぬれた服などをそのままにしておくと、体温が奪われてしまって、体調を崩したり、しもやけになったりすることもあります。

作業が終わったら、すぐ汗を拭き、乾いた服や靴下に着替えるようにしましょう。たかが雪かきと侮らず、体にダメージを与えないようにしたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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