タイにある無数の虎がいる寺院「タイガー・テンプル」

タイ、カーンチャナブリー県にワット・パ・ルアンダ・ブアという寺院があります。

通称“タイガー・テンプル”と呼ばれているこの寺院には現在140匹以上のトラが飼育されています。

トラと触れ合える人気の観光スポット

入場料600バーツ(日本円にして約1600円ほど)を払えば、トラが生活する様子を観察できる。

人に馴れているトラには触らせてくれる事もあるそう。

入場の際には、万が一の事が起こっても自己責任であるという誓約書にサインが必要になる。

観光には現地のスタッフによる厳重な監視がつくという。

トラとのアクティビティを楽しめるほか、牛やウマなども敷地内で飼育されているようだ。

世界中から観光客が集まり、年間300万ドル(約3.6億円)ほどの収入を得ているとみられている。

なぜこんなに無数のトラがいるのか?

タイとミャンマーの国境地帯は、虎の生息する区域として知られていますが、その後も密猟は後を絶たず、近隣住民や国境警備兵によって、虎や動物たちが運び込まれるようになりました。

出典 http://thailand.wendytour.com

元々は近隣住民が生後2~3ヶ月頃に密猟者によって母親を殺された、1頭の子供の虎を連れて来たところから始まったという。

この話を聞くと、お寺らしく慈善の心が感じられるのだが、この寺院には黒い噂もあるのだ。

しかし、この寺院には以前から批判があった。

以前からここに住むトラ達が虐待されているのではないか?という声があがっている。

元職員や活動家などによると、ろくにエサを与えていなかったり、運動させなかったり、暴力による虐待やネグレクトが指摘されていた。

実際に、人前では妙に大人しかったり、時には精神的や肉体的にストレスを受けたトラが興奮し職員に怪我を負わせた事もあるそうだ。

しかしこれらの証言を寺院の人間は否定し続けている。

違法取引もされている...?

イギリスに本拠を置く保護団体CWIが報告書によると、トラの救済所であるとする寺の僧侶と、売買するラオスの業者との間で、繁殖を目的とするトラの交換取引を行ったことを示す書類のコピーが添付されている。このような取引は、違法である。

出典 http://wildlife.cocolog-nifty.com

元々は保護を目的としていたこの寺院だが、繁殖の許可がないのにも関わらず繁殖を続けているという。

実際に寺院が保護し始めたとされる時期にも数頭のトラが保護したのではなく購入したものだという事が、業者の証言で明らかになっている。

ナショナル ジオグラフィックでは寺院が闇取引をしているのではないか?という疑惑も取り上げている。

動物好きにはたまらないスポットではあるが、もしこの疑惑が真実であれば心苦しいものがある。

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