年々厳しくなっているという「放送禁止用語」

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犬の雑種はミックス、違う国の両親を持つ人は「ハーフ」でなく「ダブル」など、年々厳しくなっているという放送禁止用語。

2月14日に放送されたフジテレビ系情報バラエティ『ワイドナショー・ワイドナB面』では、放送禁止用語にまつわる「テレビの自主規制」を取り上げ出演者たちが様々な意見を交わしました。

放送禁止用語や自主規制の息苦しさについてコメントした松本さん

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このことについて『確かに増えていっているっていうのはちょっと問題ですよね』と語ったダウンタウンの松本人志さん。

『誰が言うかによるかなぁ。なんでもかんでもダメっていってしまうのはただの言葉狩りなので…、個人個人で自由度があったほうがおもしろいやろな』と、”同じ表現であっても使う人によって個人差があってもいいのでは?”とコメント。

そういった批判の目をくぐって表現するおもしろさはあるとしながらも、その息苦しさについて語っていました。

これを受け、”障がい者”の表記を例に放送禁止用語を語った乙武さん

出典 http://toyokeizai.net

この松本さんのコメントを受け、各メディアで”障害者”の”害”の字を最近ひらがなで表記する場面が増えてきたことについて言及した「五体不満足」の著者としても知られる乙武洋匡さん。

”障がい者”が社会に害悪を与えるというクレームや要望があったことから、ひらがな表記が好ましいとされるこの問題について『そのように感じる方も居れば、なんとも思わない方が居るなかで、なぜそういうクレームがきたら、”一律にそうしなければならないのか?”ということに疑問を感じる』とコメント。

ほめ言葉で使われることの多い”背が高い”という言葉を例に挙げ小さいころから背が高いことでからかわれ続けてきた女性に、”背が高い”といったら恐らく傷付きますよね。でも背が高いという言葉は放送禁止用語にしましょうとは絶対にならない』と語り、『万人が傷つかない言葉で放送することは不可能』との見解を示しました。

自分自身が”障害者”を漢字で表記することを明かし、『文字面を変えることに意味はない』とコメント

出典 http://bright-magazine.com

また、自身が”障がい者”を表記する際に”障害者”と漢字で表記するようにしていると語った乙武さん。

その理由については『障がい者が社会で生きていく上でたくさんの障害があると思っているので…』と語るとともに、”障害”の”障”の字が「差し障りがある」という意味を持つことにも触れ、文字面を変えることについて『何の意味もない』と結論付けました。

今回、乙武さんが語った”放送禁止用語”への見解に同意する人は多いみたい

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さるかに合戦の"合戦”や、ブラインドタッチの”ブラインド”という言葉でさえも自主規制の対象になっているという現代の注意すべき表現。

今回の乙武さんの一連の発言には、ネットからも思わず頷いてしまった」、「表記については問題の本質ではないのかなと思う」など様々な声が寄せられているようです。

”障がい者”の表記を例に挙げ、表現に問題があると感じるのであれば、表記を変えるよりも、それが抱える問題や意識を変えることの方が大切と語った乙武さん。

寄せられるクレームや要望によって増え続けているという”自主規制”という名のNGワードは、問題の本質を解決しない限り、今後もますます増えていくことになりそうですね。

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amaneck このユーザーの他の記事を見る

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