憧れの仕事:美容師。

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多くのお客様を綺麗にする、ハサミひとつで世界中でできる仕事など「手に職を持つ」素晴らしいお仕事です。「13歳のハローワーク」でも、なりたい仕事ランキングでTOP20位以内に入ることが多いなど、人気の職業でもあります。

ですが、憧れを手にするのは、なかなか大変なことです。

3年以内の美容師の離職率はなんと80%!?
あるアンケートによると、美容師が1つの店舗にとどまって勤務をしている期間は平均で約2年だそうです。美容師の離職率で見てみると、1年目が50%、3年目になると80%、そして10年目の離職率は92%だとか!この離職率の高さは予想以上ですよね。離職理由がなんであれ、これはかなり特殊な職業と言えるでしょう。

出典 http://careerpark.jp

接客業は全体的に離職率が高い傾向にありますが、その中でも美容師は、国家資格が必要なお仕事にも関わらず、高い離職率が問題になっています。一体、どのような理由が考えられるでしょうか。

長時間労働と、低賃金。

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美容師は、特にスタイリストになるまでが経済的にも非常に大変だと言われています。サロンでの営業時間の他にも、自主的に技術アップのために練習を行う必要があり、始発から終電に近い時間帯までサロンにいることも珍しくないそうです。

<平成26年 美容師 女性 給料データ>
平均年収:256万円
平均月収:21万円
平均時給:1,154円
年間賞与等:6万円
平均年齢:30.5歳
平均勤続年数:5.9年

出典 http://nensyu-labo.com

こちらは、全美容師の平均年収のデータです。他の職種に比べて圧倒的に低い年収であることがわかるかと思います。生活をしていくのもギリギリの金額です。ただし、アシスタントは、こちらの給与よりも安いことがほとんどです。

■アシスタント
美容師はデビューするまでの下積みが長いことでも知られていますが、その下積みがアシスタントです。その期間は店舗によって異なりますが、一般的には2~3年、青山や表参道の有名店では4~6年とも言われています。初任給は低いと13万円前後、高いと18万円前後の店舗もあります。

出典 https://relax-job.com

最低賃金を下回っているサロンも、残念ながらあることが現状です。

就職先の給与や福利厚生をしっかり調べましょう。

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「このサロンに就職する!」と、完全に決めている方はそうするのが良いでしょう。サロンのスタイリストや技量の高さなど、サロンを選ぶポイントは人それぞれです。ですが、「このエリアで働きたい」「働きたいサロンが幾つかある」といった場合には、

1,給与
2,交通費の有無(上限の確認)
3,休日
4,社会保険の有無

など、制度をしっかりと確認しましょう。専門学校に在学中には給与などを気にせずに就職することもあるかと思いますが、条件を知った上で就職することが結果的にご自分の身を守ることに繋がります。社会保険完備でないサロンも珍しくありませんが、探せば見つけられることでしょう。

元美容師に仕事を辞めた理由についてたずねたところ、最も多かったのが「業務内容の割に給与が低いから」(34.1%)、次いで「精神的に疲れる仕事だから」(32.3%)「1 日に働く時間が長すぎるから」(30.5%)となった。そのほか、美容職独特の理由として、「薬品アレルギーなど、体質に合わなかったから」を挙げる人も 15.2%と比較的多かった。

出典 http://www.kisc.meiji.ac.jp

薬品が合わない場合は、そのサロンを退職・もしくは休職をすることになるでしょう。ただし、給与が低いという理由であれば、最初のサロン選びをしっかりとしていればある程度回避することができるはずです。出来ることは自分でしておきましょう。

仕事は、どのように探せばいいの?

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特にアシスタント時代は、昇級する機会が少なく、サロンによっては物販などのインセンティブがないことも…。だからこそ、サロン選びをしっかりとすることが重要です。ただし「給与や福利厚生よりも、働きたいサロンで働く」ことを優先される方は、そのようにすると良いでしょう。

仕事の探し方は…。

1,学校からの紹介
2,知人・友人からの紹介
3,インターネットなどで情報を探す

このような方法が考えられます。

トップスタイリスト/ディレクター
スタイリストの中でも月間の売上げが300万円など、売れっ子と呼ばれるトップスタイリストになると年収も1000万を超える人もいます。ただしごく一部の例であり、おおよそ通常のスタイリストでは800万円前後が最大年収と考えていた方が良さそうです。

出典 http://careergarden.jp

美容師がこのような状況でも人気職種にある理由の一つが、トップスタイリストになることを夢見ている方が多いからでしょう。ここまでくれば一般の会社員よりも遥かに高い給与を得るだけではなく、雑誌などの取材も多く入ってくるはず。独立やさらなるキャリアアップも視野に入れられるステージになります。

良いキャリア形成は、良い就職先選びから…。

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100%の理想にあった職場は、無いかもしれません。ですが、自分が大切にしたい条件にあったサロンは見つけられるかもしれません。会社員も美容師も、自分にあった会社に入れるかどうかが、キャリア形成をする上で、非常に重要なことだと思います。ぜひ、美容師を続けるために慎重に、良いサロン選びをしてみてください。

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講談社:VoCE読者ブロガー「VOCEST」3期生。スワロフスキーアーティスト。ヨガ、ストレッチを中心としたボディメイク、ヨーロッパのファッション・ライフスタイルなどを発信するのが得意!ダイエット検定1級取得。Webライティング能力検定1級合格 ◆美容ブログ:http://ameblo.jp/asukaproduce/

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