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日本人にはあまり馴染みのない東欧の国、ルーマニア。実は今、ルーマニアでは日本語を学ぶ若者が増えています。

1970年には初めての日本語学校が開設されており、現在では日本のサブカルチャー人気が後押しして、ビジネスとして成功している日本語学校も出て来ているようです。

意外にも古い歴史のある日ル関係

ルーマニアの場所を地図上で示してください」と言われて、正確な位置を当てられる人はどれくらいいるでしょうか?

同じ東欧でもハンガリーやクロアチアほどはっきりとしたイメージが湧かない人も少なくないと思います。

しかし、意外にもルーマニアには日本のファンがたくさんいて、中でも日本語を学ぶことが一種のブームになっているようなのです。

1970年には首都ブカレストの大学に初めて日本語講座が開設され、2006年にはルーマニア初の日本研究のための修士課程が設置されました。

また、武蔵野市はブラショフ市の姉妹都市でもあり、二国間の交流が発展したことも、日本語を学ぶ人々の増加に関係しています。

日本語学校がビジネスとして成功

ルーマニアの事情に入る前に、まず海外の日本語学習者数の状況はどうなっているのでしょうか。

国際交流基金の報告によると、2013年の日本語を学ぶ海外の学習者数は390万人以上にものぼり、年々増加傾向にあります。

2003年は約235万人、2006年は約297万人、2009年は約360万人と、毎年約60万人の増加です。

地域別にみると東アジアが54.1%を占め、欧州地域は西欧1.9%(76,132人)、東欧0.6%25,412人)とかなり低めであることがわかりますが、外務省の報告によると東欧諸国ルーマニアの学習人口は約2,000人です。

数字だけを見ると低く感じるかもしれませんが、これはポーランドに次いで2番目に多い国なのです。

複数あるルーマニアの日本語学校の中で、ルーマニアの週刊誌ビジネス・レビューは「さくら日本語学校」をビジネスの成功例としてとりあげました。

同校は2011年にオーナーの個人投資わずか1,500ユーロによって開設され、たったの4年で売上げ25万ユーロを成すまでに成長しました。

開校から2015年までの生徒数は1,500人となり、売り上げの半分は日本語学校の授業料が占めています。

生徒の70%は初級コースから次のコースへと勉強を続けているようで、なかなか熱心な生徒が多い様子もうかがえます。

残り半分の売り上げは、日本への観光プログラムや、ビジネスコンサルティング、日本に関するイベントの開催から賄われており、2016年は異文化理解のためのイベントを増やす事で、売り上げ25%増を目標にしているそうです。

先述したように、民間の学校以外でも力を入れており、ブカレスト大学修士課程に日本研究コースが設置され、その後2010年には同大学に日本研究センターが設立されました。

大学において本格的に日本語や日本文化を学ぶことができるようになり、日本研究の専門家を育てる体制が出来上がりました。

追い風となったのは日本のアニメや漫画?

ルーマニアの学校では、主に英語とフランス語を外国語教育として教えていますが、そんな中で人々が日本語に興味を持った背景には、やはりアニメや漫画の影響があるようです。

フランスやドイツなどに比べると普及率は低いものの、ブカレスト市内では毎年「Nijikon」という人気のアニメイベントが開催されています。

会場では日本のアニメキャラクターのコスプレをする参加者や、日本のアニメグッズを販売するブースも見られるようです。

来場者はかなり本格派のコスプレでやってきます。

ある記事によると、ルーマニアでも「進撃の巨人」、「ナルト」、「One‐piece」「ポケットモンスター」、「ドラゴンボール」など代表的な日本のアニメ作品が人気だそうです。

ドイツ、チェコスロバキア、ハンガリーともにルーマニアでは2007年からアニメ専門チャンネルのアニマックスを見ることができるようになり、この影響も大きいと思われます。

インターネットや日本のアニメを放送しているテレビ局を介して、今後も日本のサブカルチャー市場は拡大していくものと予測され、それに比例して日本語を学ぶ人たちの増加も期待されています。

日本側から見ればまだまだわからないことの多いルーマニアですが、ルーマニアの人々は私たちが思っている以上に、日本を近い国として認識してくれているのかもしれませんね。

出典:NijiKon
出典:Business Review
出典:国際交流基金
出典:外務省
出典:https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/result/dl/survey_2012/2012_s_excerpt_j.pdf

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