記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
赤ちゃんが風邪をひいた、下痢をした等、体調不良の時にはどんな食事を与えたらよいのか、疑問に思っているお母さんも多いかと思います。

今回は赤ちゃんの体調不良時の食事について、医師に解説していただきました。

まずは脱水予防を!経口補水液は簡単に手作りできる!

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赤ちゃんは体の70%が水分です。そのため、大人よりも水分が必要です。しかし、未発達のため脱水症状を起こしやすいのです。体調不良のときに、体力を消耗して重症化しないためには、こまめに水分補給をする事が大切です。

水分として、まずは母乳やミルクを与えます。母乳やミルクは比較的胃に負担がかかりにくく、水分と栄養を補給できるでしょう。湯冷ましや麦茶も、欲しがるだけ与えてよいでしょう。

また、熱が続くようであれば、ビタミンやミネラル補給のため、野菜スープや、ベビー用イオン飲料などを与えてもよいでしょう。脱水の予防には、経口補水液(ORSといいます)、LGS(ORSを手作りしたもの)、乳児用イオン飲料などが有効です。

LGSの作り方は、沸騰したお湯1Lに、砂糖20~40g、塩2~3gを加えてよく溶かします。

体調不良時の食事で注意すべきことは?

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1. 無理に食べさせない
病気になると、赤ちゃんの体は病原菌に立ち向かうために体力を使います。そのため、消化吸収のためのエネルギーがなくなってしまう事が多く、食欲がなくなってしまいます。食欲が回復するまでは無理に食べさせず、しっかりと水分の補給を行っていきましょう。

2. 食欲が出てきたら栄養を補給する
自然に食欲が出てきたら、病気が回復してきている証拠です。胃腸が弱っていますので、消化吸収のよい、栄養のある食べ物を与えましょう。できれば、早めにいつもの離乳食に戻す事も大切です。

下痢&嘔吐がある場合は要注意!

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発熱時の食事の注意点をご紹介しましたが、同時に下痢や嘔吐がある場合は注意点が変わってきます。

・下痢の場合
体内から急激に水分が奪われるため、こまめな水分補給、ミネラル補給が必要です。下痢の時には、ペクチンを多く含んだ、りんご、にんじん、かぼちゃ等を使用した食事がおすすめです。ペクチンは、水溶性の食物繊維のため、整腸作用があります。

食物繊維の多いもの、柑橘系果物(オレンジ、みかん、グレープフルーツなど)、バターや生クリーム、ヨーグルト、チーズ等は控えましょう。慎重になりすぎると、体力が戻らず下痢が長引く恐れがあるため、体力回復のためにも、早めにもとの食事形態に戻すことも重要です。

・嘔吐の場合
強い吐き気があるうちは、何も与えず様子をみます。吐き気が落ち着いてきたら、少しずつ水分を飲ませましょう。酸味のある柑橘系果物やヨーグルト、粉っぽいもの、ビスケットなどの硬いもの、熱すぎるもの、冷たすぎるものは刺激になりますので摂取を控えましょう。

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【医師からのアドバイス】

赤ちゃんの体調不良時には、とにかくこまめな水分補給を心がけること、 摂取できそうな場合は、胃腸に優しく、消化吸収のよい、栄養価の高いものから摂取を促していくことが大切です。

(監修:Doctors Me 医師)

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