記事提供:東京都議会議員 おときた駿 公式サイト

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

そもそも私のこのブログ、「都議会議員の給与、すべて見せます!」

という暴露記事がプチブレイクしてから、徐々に有名になったのでありました。

その後も折にふれて「政治家の懐事情」については考察を行っておりましたが、

そして結局、都議会議員の給料は高いのか?安いのか?

最近は特に言及していなかったので、立場が変わったことも含めて近況報告がてら何か書きたいと思います。

以前にどこかで、「独身なのでまだ特に金銭に困ることはないが、この所得・安定性・将来性で家族を養うのは正直不安…」

という内容を書いたことがありまして、いやーその不安が的中した気配がプンプンしております。

過去ログを読むのが面倒な人のためにおさらいしておきますと、都議会議員の議員報酬は現在1,021,000円/月。これに年2回の期末手当が加わり、額面上の年収は約1700万円ということになっています。

さて、議員生活も3年目になり、前年度の所得に比例して、税金が初期と比べて爆上がりしました。ぬおおお…!

所得税:138,066円
住民税:115,200円

が差っ引かれて、支給額は767,734円となっております。

ここから私は人件費・事務所の維持費・各種の政治費用などで、機械的に毎月40万円、事務所の金庫にお金を移します(多めに入れて、残ったら選挙費用に貯金)。

すると残額は約36万円。

ここからが本番です。

食べ盛り・学び盛りの7歳女児を持つ一家の大黒柱となった私。家計の口座にドドンと30万円を振り込みます。

※共働きのため、お互いに一定額を毎月家計に振り込むスタイル

残額:67,734円

瀕死になった財布に、さらなる三銃士が襲いかかるっ!

国民健康保険:69,000円
国民年金:15,540円
生命・医療保険(任意):44,000円

残額:‐60,806円

残額が、もはや残額じゃないよママン!

任意とはいえ、家族がいる以上生命保険を削るわけにもいかないしなぁ…。

さらにさらに、すでにHPはゼロ以下という状態のところに毎月、オートスイカで清算されている交通費が最低3万円は時間差で追い打ちをかけてきます。

み、味方の、味方の増援はまだか…っ!

出典 https://www.pakutaso.com

とまあこんな具合でどうやってバランスをしているかというと、講演料・執筆料・アフィリエイトなどの副収入です。

こっちが最近はそれなりの金額になっているためプラマイゼロくらいで、なんとかやや多めに入れている家計のお金を貯金に回せるかなあ…

という状態になっております。

企業団体献金などで政治費用をカバーできる議員でしたら、事情は大きく異なるかと思いますが、無所属や小さな政党の議員はけっこうこんな感じで四苦八苦しているのではないかと思います。

4年で任期が切れるという、究極の不安定職。議員年金は廃止され、老後のための貯蓄も欠かせない。その上、選挙には多大なお金がかかるので、貯金はその度にゼロリセット…。

不祥事が連発されている地方議員たちですが、政務活動費から自己所有物件に家賃を払ったり、親族を秘書にして人件費を払って還付するなど、細かい金策をしてしまう気持ちもわからないではありません。

「大きな都市の議員になれば、年収一千万!さらには政務活動費も…グヘヘ」

なんていう幻想は、まず間違いなく見ないほうがよさそうです。

実際に落選された議員の方々は決して生活は楽ではなさそうですし、なまじ「議員」というキャリアを経由したために、再就職に苦戦する例も見られます。

こんな事情ですから、

「絶対に落選したくない!」

「家族のためにも、岩にかじりついてでも議員を続けなければ…」

という人々が「職業政治家」になり、やがては当初の志を忘れてしまうのかもしれません。

家庭を持ち、出費がさらに増えた現状だからこそ、自分の信念を選挙で捻じ曲げないためにも、自分たちを守る術=稼げる手段・能力を同時に磨いておかねばな…と強く思う次第です。

色々なものとの両立が非常に難しいと感じる昨今ですが、試行錯誤しながら頑張りたいと思います。

それでは、また明日。

【2/13 0時追記】

皆さまのリアクションを受けて、いくつか追記。

・家計への投げ込み金額は、2人同額を入れているわけではありません。
(妻の方は公開許可を得てないので、内緒)
・もちろん一ヶ月ですべて消費するわけではなく、将来的な貯蓄も含めた金額です。
・家族3人の月々の生活費は、特別な行事がなければ25万円前後が平均かと思われます。
・保険は年金保険を強めにかけているのでこの金額。場合によっては見直すかも?

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