記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
「いつも子どもが心配でたまらない…」そう思う親御さんもいるかもしれません。多かれ少なかれ、子どもが気になったり心配で構いたくなるのは当然です。
しかし、それが行き過ぎてしまうと「親が子どもに依存する」状態になり、子どもにも悪影響を与えることがあります。

今回は『子どもに依存する親』について、お伝えします。

どんな親が子どもに依存してしまうの?

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子どもに依存してしまう親は「自分を犠牲にしてでも子どもに全力かける」傾向が強いです。
・子どもに過度な期待をして、教育などに情熱をかける
・子どもを過度に甘やかし、何でも言うことを聞く
・子どもに対し必要以上に束縛、管理、干渉する

こうなると子どもに多くを頼ってしまい、子どもが負担に感じてしまうこともあります。

依存された子どもはどうなるか

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親が子どもに対して依存してしまうと、子どもが成長するにしたがって、さまざまな問題が起きやすいです。

1.自己肯定できなくなる
親が過保護だと、子どもは自己否定感を持ちやすくなります。
何をするにも、親の顔色をうかがうようになったり、親に否定されると「こんなこともできない自分はダメな人間だ」と考えるようになったりします。

2.自分の考えを言えなくなる
親が自分の価値観を子どもに押しつけすぎると、子どもは自分の願望などを出しにくくなります。そのことに疑問を感じて苦しくなると、突然反抗することもあります。反抗期は誰しもあるものです。しかし、親が過干渉の場合、子どもは自分を押し殺してしまい、その反動が大きく出やすくなります。

親が干渉しすぎると、子どもが以下のような状態になることもあります。
・成長しても親がいないと何もできない
・自分に自信が持てず、自己主張ができない
・少しの挫折で不登校になる
・引きこもりになる
・家庭内暴力をする

拒食症は母親が過干渉で、子どもと一体化したような親子に発症しやすいともいわれています。

自分は子どもに依存してるかも、と思ったら

出典https://doctors-me.com

「どうしても子どもが心配でたまらず、つい口出ししてしまう」というときの、心の整え方の一例をお伝えします。

まずは、自身が過干渉であることを自覚することが大切です。その上で、口を出したくなっても、深呼吸して我慢したり、別室で少し時間を置いて心を落ち着けたりします。子どもに任せるとイライラすることもあるかと思いますが、あえて子ども自身に任せて、少しの失敗ならそのままにしておくくらいがいいのです。

ほかにも自分の子どもが嫌な思いをしたり失敗しないように、先回りしたくなることもあるかもしれません。しかし、嫌な思いをすることも失敗することも、子どもが成長するためには必要なことです。
あれこれ口や手を出して構い過ぎてしまうことは、いくら「子どものため」と思っていたとしても悪影響が出ることが多いのです。

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【医師からのアドバイス】

成長していく子どもにとってありのままの自分が大切にされていると感じることは、大きな糧となります。

自分の期待を押しつけたり、「自分は過干渉かも…」と思ったりする親御さんは、少し客観的に親子の関係を見直してみてはいかがでしょうか。

(監修:Doctors Me 医師)

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