珍渦虫。
なんて読むと思いますか?
「ちんうずむし」
そのままでした。

初めて耳にしたことのある方も多いと思いますが、この珍渦虫、分類学上どこに位置づけられるのか長らく謎の生物とされていました。それが60年経った今、正体が判明したと話題です。ちょっぴり、閲覧注意です。

珍渦虫 Xenoturbella は北ヨーロッパの海底に生息する謎の動物である。

珍渦虫には頭も足もなく、眼や触角などの感覚器官も全くない。その体制はきわめて単純で、消化腔を表皮が取り囲んだだけの袋状の体で、腹側に口があるだけで肛門はない。中枢神経系もなく、腎臓などの諸器官もないという、ないないずくしの「のっぺらぼう」のような動物である。

出典 http://www.s.u-tokyo.ac.jp

脳も中枢神経も生殖器もない
頭も手足も眼も触角もない
あるのは口だけ。どうやって生きているのかすら不思議です。

60年前に深海で見つかった紫色の靴下のような姿をした生物が、進化の初期段階の生物だったことが分かったとして、オーストラリアや米国の研究チームが科学誌ネイチャーに論文を発表した。生物の進化の過程について探る手がかりになるとしている。

出典 http://www.cnn.co.jp

出典 http://www.cnn.co.jp

研究チームが“紫色の靴下”と呼ぶその姿。

当初は軟体動物と誤解され、複雑な生物が退化して単純な生物になったという説が有力視されていたという。

しかし西オーストラリア博物館のネリダ・ウィルソン研究員らのチームが調べた結果、珍渦虫はもともと進化の枝分かれの初期に位置する単純な生物だったことが分かったという。

出典 http://www.cnn.co.jp

私たちの原型。
と言えるわけですね。2013年には日本の筑波大などの研究チームが飼育していた個体が産卵、ふ化したばかりの幼生を9匹発見。DNA解析で珍渦虫の幼生だと確かめましたが、口や目、手足、ひれなどはなかったそうです。

幼生は5日ほどたつと、筋肉を使って体を伸縮させ、成体とほぼ同じ動きをするようになった。ただ、8日ほどで死んだため、口がいつごろできるかはわからなかった。

中野助教は「今回の成果は、生物が単純な成長過程を持つ祖先から進化したという仮説を支持している」と話している。

出典 http://www.nikkei.com

今回の発表はこの中野助教授の言葉を裏付けるものとなりました。

出典 YouTube

筑波大で飼われている珍渦虫の動画です。流されているわけではありません。泳いでますよ。こんな姿でも前後左右天地はあるといいますが…わかりませんね(笑

地球の表面積約7割を占める海。そして深海にはまだまだ謎が多いとされています。宇宙へ行くよりも深海に潜り謎を解明することの方が難しい、とも言います。それでも少しずつ判明していく事実に私たちは驚きと期待をもって見ていきたいと思います。

こちらもどうぞ。

この記事を書いたユーザー

まきの@うち このユーザーの他の記事を見る

酒と泪と家族とコネタをこよなく愛する40代半ばの週末料理人、たまに公式ライター。兵庫県生まれ兵庫県育ち。東京在住。主に飲み屋街に出没。人生はプロレス。生きものばんざい。涙腺弱い。胆石持ち。豆腐メンタル。アイドル好き。同級生の嫁、大学生の息子と中3の娘、そしてカメ3匹と暮らしています。BABYMETALが遠くに行ってしまい子離れに耐える親気分w (twitter: @makidekazu )

得意ジャンル
  • 社会問題
  • 動物
  • ライフハック
  • 広告
  • グルメ
  • 料理
  • カルチャー
  • エンタメ
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス