記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
人よりデリケートゾーンが黒ずんでいるかも…と悩んだ経験はありませんか? その原因は、ごしごし洗ってしまっている摩擦であったり、下着の擦れであったり…と様々です。

今回は、摩擦や圧迫によるデリケートゾーンの黒ずみ、ニオイについて医師に伺ってみました。

デリケートゾーン、大切にケアしていますか?

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デリケートゾーンは、皮膚と粘膜から構成されている部位です。そういう意味では、口元と似た構成になっています。口元は汚れがついてもそっとぬぐい、基礎化粧品やリップ、パックなどでケアをされています。

しかしデリケートゾーンは、トイレのたびにトイレットペーパーで擦られ、お風呂では石鹸でごしごし洗われ、保湿されていません。それが顔だったとしたらどうなっているでしょう? 乾燥して、しわになって、色素沈着しそうですよね。

外陰部も同じです。きちんとケアをしていなければと外陰部にトラブルが起きるのは当たり前とも言えるかもしれません。

黒ずみについて

VIO脱毛するかたが増えているため、皮膚の色が明らかに見えてしまうというのも、悩んでいるかたが増えている原因の一つと考えられます。乳首と同じで、外陰部は他の部分と比べるとメラニンの活動が活発な部位です。日本人の場合、他の皮膚の部分よりも黒っぽいのが普通です。ただし、刺激をすると、皮膚を守るためにメラニンが活性化し、より黒ずんでしまいます。

黒ずみ対策は、刺激を減らすこと!

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つまり、刺激を減らすことが色素沈着予防になります。

デリケートゾーンを洗う時はそっと洗い、トイレで拭く時はなるべくティッシュペーパーを押し当てるようにして拭きましょう。ショーツやナプキンによる刺激を防ぐために、自然素材で通気性のよいものを使用しましょう。下着が擦れないことも大切です。ボクサータイプのショーツだとVラインの黒ずみを防げ、さらに保温効果も高いです。ターンオーバーがうまくいってなくてクスみが残りがちなかたには、生活習慣を整えて、心身のストレスを適正な状態にするのも大事です。

また、デリケートゾーン専用の洗浄剤や保湿クリームでのケアも良いでしょう。また、外陰部に高周波を照射して黒ずみをとるという治療もあります。女性ホルモンのバランス異常によって黒ずみが悪化するかたもいらっしゃるので、気になるかたは医師に相談してみてもいいかもしれませんね。

デリケートゾーンのニオイ解決法

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まず、急ににおいが強くなった場合は、なんらかの病気の可能性があります。その場合は治療を行いましょう。また、ワキガ体質の方の場合は、アポクリン汗腺の発達が原因の裾ワキガの可能性もあります。その場合は、手術やレーザー治療などが必要になります。とくに原因がない場合でも、デリケートゾーン独特の匂いは誰にでもあり、生理周期などの影響によって強まるときもあります。気になる場合のケア方法についてお伝えをします。

○ 洗い方
外陰部は、お湯あるいはデリケートゾーン用の洗浄剤をよく泡立てて洗いましょう。アンダーヘアーはもちろん、襞の間まで指の腹を使って、やさしく洗い流すのが大切です。洗いすぎたり、すすぎ残したりすると、身体に必要な細菌まで殺してしまい、逆に臭いが強くなることもあります。

おりもののニオイの解決法

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膣の中には乳酸桿菌という常在菌がいて、膣内を酸性にし、感染から守っています。そのため、正常の膣の臭いというのは、すっぱいようなミルキーな臭いです。ただ、デリケートゾーンは蒸れやすく、高温多湿で、アカやおりものなどの、たんぱく質も豊富なため、細菌の温床になりやすいです。雑菌が繁殖すると、腐った魚のような臭いがすることがあります。

○ 考えられる原因
・デリケートゾーンの皮膚が荒れたことにより、皮膚の免疫力の低下で細菌叢の崩壊
・ストレスなどの原因で免疫力の低下
・抗生剤の服用
・膣の中を洗いすぎた場合

○ おりもののニオイ対策
・ウォシュレットの使用を避ける
・おりものシートやナプキンをこまめに取り替える
・蒸れにくい服装を心がける
・市販の膣内用の洗浄液や外陰部専用のふき取りシートを使用する(ただし、刺激になりすぎないよう、注意が必要です)
・VIOの脱毛を行う
・サーミバーなどの医療機器で、膣内環境の正常化を目的とする施術を行う

また、妊娠をすると一時的に黒くなりますが、それは産後徐々に元に戻ってきます。

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【医師からのアドバイス】

ニオイが気になるかたは、上記の対策を行ってみましょう。また、病気の場合や、そうかもしれないなと思った時は、早めに医療機関で診察してもらいましょう。

(監修:キュアクリニック恵比寿 院長 上田弥生)

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