日本初の百貨店である日本橋三越本店。古さと新しさが融合する街・日本橋を象徴するランドマークとして有名ですね。今回はそんな日本橋三越本店の知られざるトリビアをご紹介します!

日本橋三越本店とは?

日本で最初の百貨店が誕生したのは1904年(明治37年)に現在の三越が、株式会社三越呉服店を設立し、「デパートメントストア宣言」を行ったのがはじまりです。

出典 http://www.1tokyo.net

三越の前身は江戸時代の呉服店「越後屋」で1673年(延宝元年)に創業。なんと今年で創業343年(!)という老舗中の老舗です。

出典 http://kenchiku228.blog85.fc2.com

当時は「スエズ運河以東最大の建築」と称された歴史の古い百貨店。

そんな日本橋三越のトリビアとは…?

トリビア1:三越のロゴマーク「越」には縁起の良い○○○がある

出典 http://www.imhds.co.jp

筆のはね先のギザギザの部分の3箇所がそれぞれ七五三に分かれています!
子供の成長にならう七五三に合わせて縁起を担いでいるのだとか。

日本初の○○がずらり!

ここで日本初シリーズです。日本初の百貨店なだけに、日本初がずらりと並びます。

トリビア2:日本初のお子様ランチを考案

出典 http://www.showanavi.jp

日本で初めて、お子様ランチを提供した三越。当時は「お子様洋食」と言ったそうです。

チキンライス、エビフライ、ハンバーグの王道メニューが並び、これぞザ・お子様ランチ!と言えるクオリティ。「越」マークの旗もかわいいですね。

現在も新館5階の「LANDMARK」というレストランで、年齢制限なくお子様ランチを注文できます。

トリビア3:日本初のファッションショーを開催

出典 https://ja.wikipedia.org

本館6階にある三越劇場。1927年(昭和2年)に現在の姿となった歴史ある劇場で今も現役で様々なプログラムが開催されています。レトロな雰囲気がステキ。

この劇場の新装記念して開かれたのが日本初のファッションショー。

今のようなウォーキングで登場、という形ではなく、初代水谷八重子を始めとした女優陣たちが着物を着て日本舞踊を舞うファッションショーだったようです。

トリビア4:日本初のエスカレーター導入

出典 http://www.n-elekyo.or.jp

1914年(大正3年)に日本橋三越内にデビュー。

当時は相当の話題を呼んだものと思われますが、残念なことにわずか9年後の1923年、関東大震災によって焼失してしまったとのこと。

日本髪の女性たちが近代的なエスカレーターに乗っている様子がどことなくシュールです。。。

トリビア5:日本を代表するキャラクターの生みの親が元社員

出典 http://mitsukoshi.mistore.jp

国民的人気キャラクターであるアンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんは、何と元三越社員!当時は宣伝部でグラフィックデザイナーとして活動していました。

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三越の包装紙「華ひらく」のデザインは有名な猪熊弦一郎画伯によるものですが、こちらの原画を受け取りにいったのが当時社員だったやなせさん。

ちなみに模様の中に「Mitsukoshi」と筆記体で書いてある文字はやなせさんの直筆によるものです。

それにしても…今となっては歴史的なコラボ作品ですが、当時としては巨匠の作品に社員がサイン書くというのどうだったんでしょう。

そこには何かしら人間ドラマがあったのではないでしょうか。

トリビア6:強運を呼ぶ?三越のライオンの秘密

出典 http://blog.livedoor.jp

三越のシンボルといえば入り口に並ぶライオン像。ちなみにロンドンのトラファルガー広場にあるライオン像をモデルにイギリスで制作されたとのことです。

堂々たる風格、かっこいいですね!!

昔から親しまれているライオン像、道行く人々が必ず触っていくので手元がツヤツヤ光っています。なんだかほっこりする風景ですが、誰もいない時に受験生がこのライオン像にまたがると合格するという迷信(?)も一時期話題になりました。

トリビア7:天女像は当初もっと小さい予定だった

本館1階中央ホールから、吹き抜けの4階に届くようにそびえる壮大な天女の木像。三越のお基本理念をシンボリックに表現する像として「まごころ像」といわれ、日本橋三越本店の象徴といえる存在です。

背後を下から。ものすごい迫力です!!

彫刻家 佐藤玄々によって、京都の貴船神社の山中にあった樹齢500年の檜を使い、約10年の歳月をかけて1960年に完成いたしました。

計画当初は6m程度の小さな像で予算も400万円でしたが、最終的には製作費1億5000万円の大作となりました。

出典 https://www.facebook.com

え?
えええ?

ちょ、どんだけ予算オーバーしているんですか!?

ちなみに大きさは約倍の11mの仕上がりに。
とは言え、その後の歴史的価値を考えると英断だったと言えるかもしれません。

トリビア8:オルガン背後のカーテンはあるものを隠している

そして天女像の背後の2階バルコニーにある、オルガンは1929年アメリカで製造され翌年輸入されたもの。

こちらただのオルガンではなくパイプオルガン!
そうです、背後のカーテンにはパイプが隠されているのでした。

2009年には中央区民有形文化財に登録され、現在でも毎週金土日曜日の午前10時・正午・午後3時と3回の演奏が行われています。

百貨店の中でパイプオルガンの生演奏を聞けるだなんて、本当に贅沢ですよね。

トリビア9:大理石の中からこんにちは?

天女像の下、大理石の中を良く見てみると…

何とアンモナイトの化石が!!

建設当時、わざわざイタリアから取り寄せたと言われてる大理石にまさかこんなサプライズがあるとは…古代からの歴史ロマンを感じさせますね。

その他、館内の色々な場所で化石を見つけることが出来るので、宝探し感覚でぜひ探してみてはいかがでしょうか。

トリビア10:呉服売り場の一角にひっそりと佇んでいます

呉服屋から始まった三越だけに、本館4階の呉服フロアはさすがの品揃え。

優美な着物にうっとり見とれていると…

突然茶室が!!商品の展示など様々な用途で使われているようです。また新館9階にも茶室があり、そちらでは茶道だけでなく邦楽、和装教室も開催されているとのこと。

美しい着物を観ながら頂く一服のお茶、一体どんな味がするのでしょうか。

その他、トリビア以外にもたくさんの見所があります

「今日は帝劇、明日は三越」という広告もしていた日本橋三越本店。
まだまだあるその魅力をご紹介します!

三越といえば100年の歴史を持つ「美術部」

三越には「美術部」といわれる美術品の企画・運営・販売のすべてを担っている専門部署があり、その歴史は100年を越えるそう。そんな美術部のえりすぐりの品々を眺めるのも百貨店の楽しみの1つといえます。

こちらは魯山人の壷。お値段もびっくりですが、その佇まいにうっとりしてしまいますね。もちろん購入可です。お一ついかがですか?

開放的な屋上もおすすめ

開放的な日本橋三越の屋上もおすすめです!
屋上には色々なお店やコーナーがあります。

三圍神社(みめぐりじんじゃ)

出典 http://mitsukoshi.mistore.jp

文和年間(1352年~1356年)の頃、近江三井寺の僧源慶が東国を巡錫中、墨田川牛島のほとりの弘法大師建立になる、荒れはてた小堂に立ち寄った際、その床下より現れた壷をあけると、その中より忽然と白狐が現れ、壷の中の宇迦之御魂命の神像のまわりを、三度めぐっていずこともなく消え去ったので、爾今この社を「みめぐり」(三圍)とよばれるようになったと伝えられております。

大正3年に当屋上に遷座されて以来広く崇められております。

出典 http://www.j-wave.co.jp

屋上にあるとは思えない、立派なお社ですね。

チェルシーガーデン

出典 http://mitsukoshi.mistore.jp

ガーデニンググッズやバラの発売、お庭作りのコンサルティングなどを行っています。
バラを眺めているだけでも癒されます。

出典 http://www.j-wave.co.jp

三越が前身「越後屋」だった時代に、文豪・夏目漱石が子供の頃によく両親に連れてこられたことを記念した碑です。

盆栽 清香園

出典 http://enjoykimono.blog.fc2.com

一流の職人による見事な盆栽を眺めることができます。

気になったのが、盆栽エリアに何気なく置かれた赤玉石。
これ1個500万円(税別)とかするんですが…。何とも大らかです。

夜も雰囲気たっぷり

ライトアップされた屋上の様子。
夏はビアガーデンなどで盛り上がるそうです!

クラッシックなエレベーターに惚れ惚れ

もはや美術品とも言える日本橋三越本館にあるエレベーター。

メインエレベーターの真ん中2基だけエレベーターガールのいる手動運転を今でも行っています。(※常時行っているわけではないようです)

ドアの上部も、丁寧な細工が。本当に惚れ惚れするエレベーターですね。美エレベーターです。

新しい試み「Hajimarino cafe」

日本橋三越本店本館7階にて開催、アクティブな暮らしを実現する、カフェを軸とした複合型ショップ。

オープンキッチンではイベントスクールなども開催され、テーブルにはiPadなどのガジェットなども使えるようになっており、今までの百貨店にはないスペースとして展開している注目の場所です。

古さと新しさが融合する"カルチャーリゾート"百貨店

いかがでしたでしょうか?

歴史的な背景を持つだけに、様々なエピソードが満載な日本橋三越本館。
古きを大切にする一方で新しい取り組みも行い、それらが融合しているまさに"カルチャーリゾート"と言える場所です。

300年という歴史の重みを感じつつ、これからの300年、どのような進化を続けていくのかとても楽しみですね!

皆様も今度のお休みの日は、少しだけオシャレをして日本橋を訪れてみてはいかがでしょうか。

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