母から聞いた、私の弟の幼稚園時代のお話です。

弟は幼い頃から几帳面というか妙に神経質なところがありました。おもちゃ遊びでは車を畳の目に沿ってきっちりと何台も並べたり、色鉛筆やクレヨン色の順番を揃えたり、弟はよだれがよく出る子だったのですが付けているスタイが濡れるとすぐに新しいものに変えろと怒ったり(当時1歳前後)。そんな弟が幼稚園入園間近になって洋服や手が少しでも汚れると嫌がるようになったのです。

小さな頃から神経質だった弟。汚れを気にするのもその延長なのかな…と思っていたものの、母は弟の幼稚園生活を大変心配したそうです。

泣いて帰ってきた弟

ところが入園式では大泣きしたものの、すぐに幼稚園にも慣れて毎日楽しそうに通い始めた弟。母も安心していた矢先のある日、弟が幼稚園から泣いて帰ってきたのです。訳を聞く母に弟は泣きながら泥だらけになった自分の靴を指さしました。どうやらその日は幼稚園で泥んこ遊びをした様です。

母はその靴を見て笑顔で「すごーい!!こんなに汚してきたんだね!たくさん遊んだんだね、偉い!ママ嬉しいよ!!」と言い褒めました。

怒られるかもしれないと思っていた弟は母のこの言葉に衝撃を受けたのかもしれません。

変わった弟

その日から、弟は汚れることをさほど気にしなくなったそうです。それどころか、外遊びの時間になるとわざとお砂場で靴を汚して帰る様になりました。幼稚園の先生には「お靴を汚して帰るとママが喜ぶんだよ」と話していたそうです。

「本当に極端だよね」と今でも家族の中で笑い話として残っています。

親思う子心

当時、2人目の弟が産まれたばかりの頃でした。母は服が汚れたりすることで弟を叱ったことはないと言っていましたが、私も含め兄弟4人の洗濯機を回しながら母は「大変」という言葉を漏らしていたかもしれない、もしかしたらそれを聞いた弟は母のために服を汚すことを嫌ったのかもと母は私にこっそりと教えてくれました。

親になって感じるのは、親が思う以上に子どもは親を思っているということ。親の顔色や言葉の使い方、その行動、本当によく見ています。そして「大好きなママを喜ばせたい、笑わせたい」と無意識に考え行動しているように思います。

私も母のように「靴の汚れ」も喜べる母親になりたいと思っています。

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5歳(男)、4歳(女)、1歳(男)の3人の子ども達の育児に奮闘中の主婦です!
母になって、日々思うこと、感じることを書き綴っていけたらいいなぁと思っています♡

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