芸能人、一般人を問わず、肖像権というのは皆が平等に持つ権利の一つです。自身でアップしている自撮り写真、本人に了解を取った上でアップしているものであれば問題ないのですが、芸能事務所の中には特に肖像権について厳しい事務所も存在します。

その一つが言わずと知れたジャニーズ事務所です。

WEB版の雑誌、共演者の公式アカウント、記者会見などあらゆる場面でその厳しさに接する機会は多く、ファン以外の方からも様々な声が上がっています。

こうしたジャニーズ事務所の厳しい肖像権管理の実態はどのようなものなのか、見ていきましょう。

1. SMAPのイメージ画に困惑

出典 https://twitter.com

…やけにがっちりしていませんか?

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ただの人影ですね。

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中居さんと思しきイラスト以外は、どなたなのか判別しづらいです。

2. 嵐は画像加工されたことで「かまいたちの夜」のように

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WEB版とは言え、正規の代金を支払った上でダウンロードしてもこの有様です。

3. 東山さんもお姿が…

こちらもお姿が…。

4. 撮影用のマネキンが用意される配慮も…

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嵐の二宮和也さんが出演しているCMの記者会見では、こんなことが起きていました。

「ウェブ媒体の写真掲載は一律NGのジャニーズ事務所ですが、この会見の終了後には“二宮がCMで着用した探偵衣装を着たマネキン”の撮影会が行われました。ウェブ媒体の掲載用にと、企業側が気を回したようです。衣装をまとった、顔が黒塗りのマネキンに群がって撮影するカメラマンたちの姿は、とてもシュールな光景で笑ってしまいました……」

出典 http://www.excite.co.jp

二宮さん本人を撮影できないマスコミ関係者のために、衣装を纏ったマネキンが用意されたのです。一斉にマネキンに向かってフラッシュが炊かれる様を想像すると、なんともシュールな光景としか言えませんね。

5. 相手が世界の歌姫でも容赦なし…

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世界の歌姫レディー・ガガさんは、過去にSMAPの番組に出演した際の映像を自身の公式YouTubeアカウントにて公開したところ、「著作権侵害」とのことでアカウントを停止されたことがあります。

良いプロモーションになると思うのですが…相手が世界的に有名なアーティストであっても、鉄の掟は覆りませんでした。

紙媒体に登場することが多いのであれば、このように肖像権にシビアであってもビジネスへの影響は少ないかもしれません。

しかし、昨今紙媒体の相次ぐ休刊やWEBへの移行など、時代の流れが変わって来ていることもあり、「いつまでも旧態然としていては立ちいかなくなるのでは?」との懸念を示す声も少なくないのです。

それでも肖像権にシビアで有り続けるのは何故か…それは事務所の創始者であるジャニー喜多川さんの“ある体験”が原点でした。

「あなた達の肖像権で売り上げたお金だから」

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ジャニーさんは、少年時代から芸能関係の仕事に携わっていました。

当時アメリカに住んでいたジャニーさんですが、日本からアメリカ公演に来る芸能人のために、通訳などの仕事をしていたのです。しかし、当時の日本人に対するギャラは交通費程度…そのため、芸能人の売上に少しでも貢献しようと、ジャニーさんはある方法を思いつきました。

(芸能人の写真を撮ってもらって)、それを会場いって売るわけですよ僕らが。飛ぶように売れたわけですよ。

それを芸能人の人に「はいこれ売上」って言ったら、「いやそんなの、一銭も貰う(ことできない)…」って皆さんがそうおっしゃる。でも、これは僕が貰うわけにいかないの、これはあなたたちの肖像権で買った、売り上げたお金だってことで。1枚50セントだけど3枚なら1ドルで売れたわけですよ(笑)

出典NHK第一ラジオ 2015年1月1日放送 蜷川幸雄の「クロスオーバートーク」

日本から来た芸能人の写真を会場で売り、その売上を芸能人に渡すというビジネスをしていたのです。芸能人本人が受け取り拒否をしても、あくまでも芸能人の肖像権で得たお金だから、とジャニーさんは無理やり持ち帰らせたのだとか…。

自社のタレントに関しても、その精神が強く根付いているからこそ肖像権に対してシビアなのではないでしょうか。

ジャニーズ事務所の肖像権の厳しさについては、賛否両論別れるところではありますが、その原点は他でもないジャニーさん自身の体験によるものでした。

今後規制が緩和されるかについては知る由もありませんが、肖像権を守りつつ多くの人が目にすることのできる仕組みが作られることを期待したいですね。

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