記事提供:カラパイア

イタチ科カワウソ亜科に属する哺乳動物、カワウソはなかなかに賢くてチョコマカと動く姿も愛くるキュート。ペットとして飼っているお宅もあるという。

英語ではオッター(Otter)と呼ばれており、ラッコがシーオッター(Sea otter:海のカワウソ)というもんだから時たま混同されてたりもする。

そんなカワウソに関しての面白い12の事実が紹介されていたので、仲間とかわす、ちょっとしたカワウソ談に花を咲かせてみようではないか。

1. カワウソには13種いるが、ほぼ全種が減少傾向にある

厳密にいうと、ニホンカワウソをユーラシアカワウソの亜種であると考えれば4属12種となるが、ここではニホンカワウソが固有種であると考え4属13種とすることにする。

カナダカワウソを除き、他の12種類は、最近国際自然保護連合(IUCN)によって、数の減少が確認されていて、5種はすでに絶滅危惧種になっている。

カリフォルニア沿岸に生息するラッコは、環境汚染や病気などが原因で絶滅の危機にさらされていて、南米のミナミウミカワウソは、環境懸念に加えて、密漁のせいでその数を減らしている。

ちなみにニホンカワウソは、大正から昭和初期にかけて乱獲が進み生息数が激減し、1928年に捕獲禁止となったものの、

農薬や排水による水質悪化、生息域の開発、河川の護岸工事、さらに、漁具による溺死や生簀の食害を防ぐための駆除により絶滅種に指定された。

2. ゾロアスター教徒は、カワウソを神聖な生き物と考えている

古代からあるこの一神教の宗教は、カワウソを川や海の犬と考え、殺すことを厳しく禁じている。カワウソは、腐敗して水源を汚染するかもしれない死んだ動物をエサにするため、水を浄化してくれると考えられているのだ。

信徒たちは野生で死んだカワウソの葬儀も執り行う。

3. カワウソは糞はわりといいニオイ

カワウソは「スプレイント」と呼ばれる自分の排泄物を利用して、縄張りにマーキングする。自分のコミュニティ内をきちんと整理するのが好きで、ちゃんとトイレとして使う場所を示している。

糞のにおいはいろいろだが、たいていは(比較的)いいにおいがする。ジャスミンティーに似ていなくもないにおいと表現する専門家もいる。

糞の内容物は、それぞれカワウソによって違い、そのにおいで互いを特定できるという。
カワウソはにおいを嗅いだだけで、糞の生産者の性別、年齢、生殖状態がわかるようだ。

カワウソはとても代謝がいいので、自分の体重の15%のエサを毎日食べなくてはならない。大量の糞をあたりにまき散らすことになる。

4. カワウソのママはよその子どももしっかり育てる

2001年、モンテレーベイ水族館のメスのカワウソが子供を産んだが、死産だった。同じ日、近くで野生のカワウソの子どもが打ち上げられているのが見つかった。

以前、水族館のスタッフが子どもを育てようとしたが、人工保育のカワウソは人間に慣れ過ぎて、野生に帰せなくなってしまった為、その子を子どもをなくしたメスと一緒にすると、メスはすぐに母性を取り戻した。

スタッフは、最初の6~8週間は哺乳瓶でミルクを与え、あとはメスにあずけて子育てをさせた。結果良好ならば、半年で子どもは無事野生に戻すことができるという。

5. カワウソは動物界でももっとも分厚い毛皮をもっている

カワウソには、平方インチあたり100万もの毛が生えている。しかも、二層構造になっていて、下毛は見た目よりも長い。

この層のおかげで、皮膚のそばに空気をため込むことができ、体が乾いて温かくなり、浮力も増す。子どもはこの空気の取り込みがより多く、水に潜っても沈まない。

6. アメリカ原住民の文化でカワウソは人気だが、その理由はさまざま

カワウソを幸運の生き物とみる部族もいれば、忠誠と誠実のシンボルとみる部族もいる。特に今日のカナダやアラスカでは、畏怖と恐怖をもってとらえられていて、カワウソを不死や溺死と結びつけている。

カワウソを食べることは禁じていて、入植してきたヨーロッパ人がカワウソを捕えてその毛皮を売り始めると激怒した。

7. オオカワウソはとってもおしゃべり好き

オオカワウソを観察していた研究者が、彼らがさまざまな場面でたてる特徴的な音が22種類あることを発見した。さらに子供が放つ幼児語も11種類あるという。

よく見られるのは、口ごもるような声は、そっちじゃないと方向転換させるとき、ハウッと叫ぶときは、脅威が迫っているときの声。

出典 YouTube

オオカワウソの鳴き声

8. カワウソと人間は協力することができる

バングラディシュでは、カワウソが漁師の漁獲量増加に一役買っている。何世紀も前から、漁師は牧羊犬のごとくカワウソを使って、魚の群れを網に追い込むよう訓練してきた。

9. ドローンが野生のカワウソの研究に役立つかもしれない

野生のカワウソを常に観察するのは大変だ。これまでは観察者は、岸辺に望遠鏡をセットして、岸辺から観察していたが、カワウソは人間が近くにいると自然な行動をしない。さらに、船に望遠鏡をセットして波の荒い海に漕ぎ出すのも大変だ。

だが今は、カメラを搭載した無人のドローンを使って、空中からカワウソに迫り、その日常に密着して、エサを採りに潜ったりする様子などを簡単に観察することができるようになった。

10. カワウソの集団は役割分担されている

カワウソの集団は、その構成員によって呼び名が違っている。一般的に、陸にいるものはロンプ、水中にいるものはラフトと呼ばれている。

11. カワウソは遊ぶのが大好き。お気に入りは滑り台

カワウソの家族はたいてい母親とその子どもたちだが、ほとんどの時間をエサを食べるか寝ている。だが、カワウソは遊ぶのが大好きで、川の岸辺に自分たちで滑り台を作ってしまうほどだ。

12. カワウソの赤ちゃんは水に浮くが、自分では泳げない

母カワウソは、狩りの間、赤ちゃんをケルプの茂みにかくまっておく。そうでない場合は、人間の力に頼って、赤ちゃんのための間に合わせのベビーベッドをうまいこと見つけるかもしれない。

出典:mentalfloss

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