「女の子の賞味期限はクリスマスケーキと同じ」、そんな女性差別と取れる言葉がかつて存在した。

皆さん、タイトルだけご覧になって、「なに、これ?」と、特に女性の方は憤慨されたかもしれません。私自身、女ですので、やはり同じようなことを考える言葉です。ただ、かつて、こんな風に女性の適齢期をクリスマスケーキにたとえた言葉というのは、ある時期、確かに存在しましたし、そういう時期もあったのだということを当時と現在の女性を取り巻く状況の違いも踏まえてお伝えしたく、今回はこのテーマでお話しさせていただくとにしました。

そこで、まず最初に「クリスマスケーキ」の意味を簡単にご説明しますね。薄々は想像がつくと思いますが、これは女性が若くキレイで結婚に向いているのは24歳までということと、クリスマスケーキは24日のイブを過ぎれば半額になって表のワゴンで山積みになって大安売りされる―。そういう女の盛りの時期とケーキの賞味期限をかけた言葉なのです。

私が「クリスマスケーキ」説を痛感した出来事とは。

これについてお話しするには、まず私自身の歩いてきた道に少しだけ触れなければなりません。あまりお話しするべきようなことではないのですが、私は20代前半で最初の結婚をし、一度離婚しています。22歳で結婚して24歳で離婚。24歳といえば、そろそろ周囲の同級生たちが結婚し始める時期でもありました。

皆さん、考えてみて下さい。そういう状況―24歳が適齢期といわれる中で、自分はその年で離婚した。周囲の同級生が次々と結婚してゆく中、自分はその年でシングルに戻ったのです、やはり正直、焦りと失望感がいや増したのは否定できませんでした。しかも、二年間の結婚生活で子どももできませんでした。

今の若い方は笑うでしょうが、私たちがその年には「女性の適齢期はクリスマスケーキと同じ」なんていう言葉がありました。クリスマスケーキって、12月24日のイブを過ぎたら、半額になりますよね。冒頭でもご説明して、また繰り返しになりますが、つまり価値が下がって安売りに出される、そういう意味です。だから、私が二十代のときというのは「女の子は24歳くらいまでに結婚した方が良い」、そんな今から考えたら、笑い話か女性差別としかいえないようなことを言う年配者もいました。また、そんな考え方を持つ人が多かったのです。

人気絶頂期のアイドルでさえ、「夢は24歳で結婚」と宣言するのが普通。

当時、活躍していたアイドルといわれるタレントでも「24歳までには結婚したい」いう女の子が多かったし、私の周囲にも「24歳までに」という子は実際、いました。

時代と共に変わってきた考え方、現在は「納得出来る相手と出逢えたときこそ適齢期」。

今はその点、良い時代になりましたね。「適齢期」というものは今は死語になりつつあります。男女問わず、自分の人生を楽しみ、納得できる相手と出逢えたときが「適齢期」、そういう考え方になりました。
 

早く結婚する人もいれば、40歳過ぎて結婚する人もいる。 また、シングルという立場を貫く人もいる。 価値観が多様になっただけ、生きる幅というのか、生き方の選択肢が多くなりました。今や女性をクリスマスケーキにたとえるような人はいません。ですが、私が離婚した頃は、それが当たり前の考え方でした。

時代の流れによって、物事に対する考え方も変わりますから、昔はナンセンス、タブーとされていたことについても容認されるようになることもあります。その一例として、「でき婚」、「授かり婚」などがあるでしょう。どちらの考え方が良い悪いかはともかく、価値観が多様になれば、確かに幾通りものたくさんの生き方から人生を選べますから、それ自体は望ましいことではないかと思います。

これからもっと先の将来には、現在、まかり通っている「常識」が「非常識」になっていることも―あり得るかもしれませんね。

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フリーライター。ウェブ小説を書いています。2013年、「歴史浪漫文学賞」において最終選考通過。入賞候補作品「雪中花~とりかえばや異聞」書籍化。洋の東西を問わず、歴史が大好き。自称【歴女】です。韓流時代劇に夢中。そのほかにも美容・天然石アクセサリー作りなどに興味があります。
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