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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
高齢になればなるほど、不妊と向き合わなければいけない確率が高まるのはご存知のとおりだと思います。卵子の老化、という言葉も一般に浸透してきて、女性が高齢になればなるほど、不妊になりやすくなることは知られてきました。

妊娠しにくい人は25才では3.5%ですが、30代から少しずつ増え、35才では11%、40才では33%と40才を越えると一気に増加傾向にあります。

不妊治療が有効なのは40歳まで!?

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高齢の女性で、不妊治療で子供を持ちたいという場合、いつまで不妊治療は有効なのでしょうか?
厚労省研究班の調査によると、不妊治療を受けた女性が出産できる確率は39歳で10.2%。42歳で3.7%、45歳で0.6%に低下するとされています。42歳、43歳を超えてくると、妊娠に至るケースが少なくなってくるので、医師も安易に「諦めないで。いつかは妊娠する可能性はあるから」とは言えなくなってきます。

また、不妊治療は時間だけではなく、費用も多くかかりますし、それに伴う精神的な負担も大きなものです。
2016年度からは厚生労働省の方針により「不妊治療の公費助成を受けられるのは42歳まで」という年齢制限が設けられることとなります。このことからも、42歳以上での不妊治療の意義については臨床的には低い、ということがお分かり頂けるのではないでしょうか。

子どもが欲しいと思ったら早めに受診を!

では、いつ不妊治療を本格的に始めればいいのでしょうか?

卵巣の機能と女性ホルモンの分泌量は37、38歳くらいから急激に衰えます。

もし、不妊治療を始めるのであれば、37歳までに不妊クリニックを訪問することをお勧めします。37歳で不妊治療をしても、妊娠できる確率は50%です。 子供を希望するのであれば、早め早めに動くことが大切です。

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【医師からのアドバイス】

そして、不妊治療の結果、妊娠できたとしても、高齢出産では、妊娠中に色々な問題が起こる可能性が高くなります。
そのリスクについてもしっかり理解して、不妊治療に踏み切るかどうかを考えましょう。

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