記事提供:Doctors Me

医師をはじめとした専門家が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。今回のテーマは「妊活中のメンタルケアについて。

妊活中のプレママさん向け心理カウンセリングを得意とする
心理カウンセラー・今井 さいこさんのコラムをご紹介します。

妊活中は、毎月生理前に期待と不安に満ちた時期を過ごすことになります。

そして、リセット。「今月もダメだった」というときの何とも言えない虚しく、悲しい気持ちは経験者でないと理解しづらいかもしれません。

「期待するな」と言われてもしてしまうのが人の心理です。一喜一憂を繰り返し、落ち込んでいる妊活WOMANさんへ、メンタルケアの観点からメッセージをお伝えします。

■ “こんなこと”で悩んでいるのは私だけ?

「毎月生理が来るたびに、どうしてこんなに落ち込むんだろうというぐらい落ち込んでしまう」

そんな悩みを抱えている妊活WOMANさんの声をたくさん伺ってきました。みなさん共通しているのは、「こんなことで悩んでいるのは私だけ」と思い、1人で抱え込んでいることです。

妊活中の悩みはなかなか周囲に打ち明けにくく、また、女性の心理は男性にも理解されづらい点もあるため、ご主人やご家族、ご友人に相談できずに1人で抱え込みやすいのです。

ですが、同じ悩みを抱えている女性はたくさんいます。

私が開催する妊活CAFEという妊活WOMANさんの集まりでは、「自分1人が悩んでいるわけではないことを知って安心した」「他にも同じように頑張っている人がいることを知り、また頑張ろうと思えた」などの声をいただくことが多いです。

「こんな悩みを抱えているのは私だけ」

その気持ちが自分の悲しい気持ちに拍車を掛けてしまっていることもあります。まずは、「私だけ」という気持ちを捨てましょう。

■ 一番にすることは、感情を発散すること

出典 https://doctors-me.com

「生理がくるたびに毎月泣いてしまいます」

このようなご相談をいただくこともあります。素直に泣けることはとても素晴らしいことだと、心理カウンセラーとして思います。

悲しい時に悲しいと思える
悔しい時に悔しいと思える
泣きたい時に泣ける

これはご自身のいる環境が「安心・安全である」からできることです。

我慢せずに泣けるならおもいきり泣いて、まずは自分の感情を発散させましょうすっきりすると同時に、落ち着きも取り戻せると思います。

また、生理前後というのはホルモンの関係で情緒も不安定になりやすいものです。

あとで振り返ると、「どうしてあんなに泣いたんだろう?」と思う妊活WOMANさんもいるぐらい、普段のメンタル状態とは違う状態にあります。

そのことも頭の片隅に置いておくと、「今はこうして悲しくなる時期なんだ」と思え、とことんその感情に浸ることができるかもしれません。

人はいつまでも同じ状態にはいられない生き物です。しばらく悲しみに浸ったら違う状態に自分を動かしたくなってきます。その時に、迷いなく動けるように、感情をどんどん発散していきましょう。

■ 客観的に自分を見て、自分のことを知りましょう

感情を発散し、落ち着きを取り戻してきたら、少しだけ自分と向き合う時間を作りましょう。

「悲しいと思ったのはどうして?」
「悔しいと思ったのは何に対して?」

など、今回の出来事を少し振り返ってみるのです。

「今月も妊娠しておらず、生理がきたから悲しかった」

というのは、自分との向き合い方としては不十分です。もう一歩踏み込んで、「なぜ妊娠していないことが悲しいの?/悔しいの?」と考えてみましょう。

「妊娠できない自分が女性として価値がないように感じるから」
「私より後から結婚した友人に先を越されたくない、という焦りがあるから」

など、よくよく考えてみると、さらに深いところに悲しみや悔しさの原因があることに気づきます。

その原因は、自分がこれまで培ってきた価値観であったり、人と比べることによって引き起こされる劣等感であったり、他者から掛けられるプレッシャーであったり、人それぞれでしょう。

このそれぞれの原因こそ、妊活WOMANさんが妊活で向き合うべきものなのです。なぜなら、この原因は、妊活だけではなく、普段の生活でも心をかき乱す原因となっている可能性が高いからです。

■ 妊活の目的を「妊娠すること」にしない

出典 https://doctors-me.com

妊活の目的は「妊娠すること」だと思っている妊活WOMANさんが多いですが、必ずしも努力が実を結ぶとは限らない妊活において、その目的は自分を追い詰めることにつながります。

なので、妊活の目的を「妊活を通じて一生健康に過ごせる体をつくる」「妊活を通じて夫婦仲を今まで以上に良くする」など、達成できるものに変えていくことでストレスなく妊活をすることができるようになります。

また、妊活は夫婦単位で行うものであることも忘れてはいけません。ご自身の妊活の目的を今一度考え、ぜひ夫婦で共有してみてくださいね。

~心理カウンセラー:今井 さいこ~

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