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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。

うつ病は、世代を問わず誰しも発症し得る病気です。日本国内だけで100万人の患者がいるともいわれており、きわめて発病頻度の高い病気といえます。

うつ病の発症には、ストレスや生活習慣などさまざまな要素が関わっているといわれています。例えば、冬に日照時間の少ない北部に住む人はうつ病になりやすいという研究結果が示すように、うつ病になる人には傾向があるといわれています。ストレスのかかりやすい職業の人もうつ病になりやすいとされています。

ところで、血液型でうつ病になりやすさはわかるのでしょうか? 今回は血液型とうつ病の関係について医師に解説していただきました。

血液型診断の信ぴょう性は?

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血液型に関係するものとして、性格診断が一般的に知られています。血液型による性格診断や血液型占いなどは、日本人が好きな話題のひとつで、皆さんも耳にしたことはあるのではないでしょうか?

血液型による性格判断は、おおまかにまとめてみると、以下のようになるようです。

A型:真面目で几帳面、融通が利かない
B型:楽天的でマイペース、気分屋
O型:おおらか、おおざっぱ、騙されやすい
AB型:かわっている、マイペースで二重人格

これらを基にして、A型の男性とO型の女性は相性がいいなどといった、相性診断も行われることも多いようですね。

しかしながら、この血液型による性格の分類は医学的、科学的には根拠がありません。
血液型を決めるのは、血液にあるタンパク質の一種の違いなので、それが違うと性格形成に影響を及ぼすというのはあまり論理的でないともいえます。

「A型的な性格」の人がうつ病になりやすい、は本当

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血液型と性格に関係がないのであれば、血液型とうつ病のなりやすさも関係がないのでしょうか?

今のところ、血液型とうつ病のなりやすさには相関はみられていません。自分が何型だからといってうつ病になりやすくなるわけではありません。しかし、うつ病になりやすい性格というのは存在します。

うつ病だけでなく、精神疾患は本来の個人の性格が関係していることがあります。これは「病前性格」とよばれます。
うつ病になりやすい病前性格というものもあります。

それではうつ病の病前性格とはどのようなものでしょうか?
新型うつ病ではない、典型的なうつ病の病前性格としては、「執着気質」「メランコリー親和型」などがいわれています。

うつ病の病前性格、「執着気質」&「メランコリー親和型」とは?

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【執着気質】
日本の精神科医が提唱したもので、一度起こった感情などが冷めにくく、持続したり強まったりしやすい傾向を持つ性格とされています。
几帳面、仕事熱心、凝り性、徹底的にやる、正直、強い正義感、ごまかさない
といった特徴がみられます。

【メランコリー親和型】
几帳面で、秩序がとれていることを好む性格をいいます。まじめで責任感も強いとされます。

「執着気質」、「メランコリー親和型」はいずれも真面目な人に多い特徴といえます。

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【医師からのアドバイス】

いかがでしょうか?巷でいわれる『A型気質』に似ている感じもします。
血液型と性格は科学的には関係がありませんが、A型気質といわれる真面目な性格の人は、うつ病になりやすいともいえます。

ご自分の性格で自覚のある方は注意したり、おかしいと思った時は早めに受診されるといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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