記事提供:長谷川豊 公式ブログ

立場上、それぞれの思いも分からなくはないのですが…やはり、今回のSMAP騒動を総括すると、「みんなが大ダメージを負った」の一言でおしまいだと思います。

【SMAPの5人は?】

あの会見は「いい印象」とは到底言えないものでした。

もちろん、今までファンでいてくれている人たちは、あの程度では離れないでしょうし、今までアンチだった人たちも何も変わらないでしょう。

問題なのは「好きというわけでも嫌いと言うわけでもなかった」層の人たち。この人たちが完全に離れました。今まで一番多かった層は確実にこの層なのですが、先入観なしに見れば、あの会見は好印象を持ってみられるものでは到底ありませんでした。

1月18日に行われた5人揃っての記者会見…と言うか生謝罪を受けて、週刊女性さんが1200人のファンの方々に取ったアンケート調査においては、「あの謝罪に納得が出来ない」と答えた人が実に94%という…圧倒的な数字となりました。

SMAP謝罪「納得できない」が94%、「木村応援できない」

これは相当な数字と受け止めて間違いありません。ファンでそれです。ファンでもなかった人たちは…ひょっとしたら、それ以上の数字であったと考えるのが一般的でしょう。

つまり、今まで「なんとも思っていなかった層」が「何か違和感を感じる層」に変化したと分析できます。もっと言うと、今まで何とも思っていなかったのに「少し嫌悪感を感じる層」に変化した可能性すらあります。

それらから考えられるジャニーズ事務所というマネジメント会社のダメージは…

【ジャニーズ事務所は?】

今回、一番ダメージの大きかったのがマネジメント会社のジャニーズ事務所です。以前のブログにも書かせていただきましたが、少し対応の仕方が…時代遅れというか…ちょっと今の時代に適さない方法であったと言わざるを得ません。

本来は、今回の騒動はジャニーズ事務所内の内輪の話でしかありません。しかし、その騒動を国民的な人気者であるSMAPの5人に集約させてしまいました。

すでに多くの指摘がある通りで、本来の企業モラルから考えますと「混乱させたことを受けて」謝罪すべきなのは事務所の社長であり責任者たちと言わざるを得ません。また、「夜回り先生」もおっしゃっていたことですが、

SMAP解散騒動「奴隷にしたいのか」…夜回り先生、ジャニーズ事務所に激怒

これは完全に夜回り先生こと水谷先生の言うことが正しくて、芸能界って、ちょっと今の時代にもう合わなくなっちゃってるんです。

本来、ご両親たちから大切な子供たちを預かっている芸能事務所は、厳しくても親代わりとして芸能人たちに接しなければいけないんです。

それが、今回の騒動は「外に出ていくんであれば不義理だ!指を詰めろ!」という世界の価値観と、何も変わらないものなんです。

水谷先生の言う通り、40も過ぎた一人一人大人の男性が、自分の道を歩もうとすることは、一般常識の観点から許容されるべきことです。それを、ほとんどさらし者にして公開処刑されても…

視聴者が混乱する

んですよね。そういう世界に慣れていないから。「うわぁ。怖い世界だなぁ…」でおしまいです。そしてその価値観は「つぶやき」となってTwitterやFacebook上で大拡散されます。

テレビごとき、わずか1000万人や2000万人にしかリーチ出来ないんです。今やSNSを使っている人口は、日本だけで5000万人とも6000万人とも言われる時代。

前回のコラムでも指摘させていただいたのですが、これは「イメージ」というフワッとしたものに大きな傷を残すことになります。そこで、個人的に飲み仲間である、ある大手広告代理店の営業マンに電話をかけ取材をしました。すると、

「今すぐということにはならないと思うけれど…これから先はダメージになる可能性が高いです。

商品には商品の『イメージ』というものがありますから、今回の件でSMAPだけではなく、ジャニーズ事務所事態に『黒いイメージ』が付きまとうことは避けられないでしょう」

との分析でした。ジャニーズ事務所さんを積極的にCMキャラクターに使用したい!という企業は、今までよりはかなり減る危険性があるかもしれません。

【報じたマスコミは?】

そして、もう一つ、ダメージを負ったのではないか?と感じているのが、テレビや新聞をはじめとした「マスメディア」の存在です。デーブスペクターさんがおっしゃっていましたが…

SMAP報道「テレビはパイプあるのに一切独自取材しない」デーブ・スペクターの核心発言にスタジオ凍りつく

これはデーブさんの指摘が素晴らしい。完全に正論であり、誰も反論できないことでしょう。

そして、スタジオのみんなが黙ってしまったことから「あぁ…みんな、ジャニーズの悪口を言わないように圧力をかけられているんだなぁ…」ということが「バレて」しまったのです。

テレビや新聞なんて、いつも偉そうに上から目線で他の企業は叩いているくせに、相手が少し怖い存在になるとどうせ口をつぐみ、言葉を減らし、問題の一つも指摘できないチキン集団なんだ、ということがバレバレになってしまったのです。

もともと、政治関係の興味のある人は、もう現在のマスメディアがどれだけズブズブでナァナァであるか、ばれていると思うんですが、

今回は政治などにはほとんど興味のない奥様方までが「なんだか、テレビって、ジャニーズ批判、禁止されているんじゃない?」って気づき始めちゃったんです。そうです。はっきり言いますが、

ジャニーズ批判、全面的に禁止されています。

ある番組のコメンテーターを務める方のマネージャーさんとお会いする機会がありました。その方から聞いたのですが「打ち合わせの段階で、ジャニーズの批判は絶対にやめるように!と強く、3回も注意を受けた」と。

情報番組の打合せでここまできつく言われたのは初めてでした、とおっしゃっていました。

あぁ、やっぱりか…と。

想像ですけど、恐らく、ジャニーズ事務所さんはそこまでのこと、言ってきてはいないと思いますよ?

私も昔からジャニーズネタも扱ったことがありますが、ジャニーズ事務所さんから注意を受けたことなんてありません。当然、当ブログも、なんの注意も圧力も来ません。

ジャニーズさんのところは、「不当な発言で名誉を傷つけられた」ようなことがあれば、当然文句を言ってきますが、

少なくともこちらが筋を通し、冷静な分析とともに、まずかった点がジャニーズ事務所にあって、それを指摘したと言って、四の五の言ってくるような所ではない、というのが正直な感想です。

ではなぜ、今のテレビ局は徹底的にジャニーズ批判を封印しようとしているのか?これも私の経験から申し上げます。

カッコつけたがりのバカ上司たちがいるんです。

これでおしまいです。ん?何の話か分かりません?そうですね…要はですね…テレビ各局って「業界人ぶる」のが好きな人って結構多いんです。「俺、キムタク、育てたんだぜ?」的な。

「あー、はるかちゃん(綾瀬はるかのこと)ね~、うんうん。いい子だよ、うん」みたいな。

そんな、寒い連中、めちゃ多いんです。で、そんな連中って良く知りもしないのに、「いや~ジャニーさんとことバーニングさんは怖いからさ~」とかよく周囲に言ってたりしてるんですけれど…

あのね、理不尽なことを言われたり事実誤認を言われたりしたら、文句なんて言われるのが当たり前なだけなんです。

で、一度、適当な放送をして、ガンガン文句言われたのをもとに「ジャニーさんとこはさ~」「バーニングは怖くてね~」とか言ってるのって、結局何も分かっていない奴らです。

僕らのようにテレビで表に立ってガンガンいう連中って、批判や指摘も来ますけれども、個人的な感想を言うと…

彼らは筋のズレたことは言ってこない。

本来であれば、今回のSMAP分裂騒動に関しては、ジャニーズ事務所の批判も、最低限、してあげるべきでした。でなければ、ジャニーズさんのところが「怖い圧力団体」的に映ってしまい、印象だけが悪くなるんです。

そして、それすら言わないテレビ局なんて、もう誰も信じない存在になるだけの話です。

私は、今回のケースでダメージを受けたのは…実はテレビ局が一番のダメージになってそうな気すらしています。ボディブローのようにね。

今回の件…総括すると、みんなが傷つきました。でも、勝手な予想ですが、SMAPのみんなだけは多分今後も大丈夫な気がします。

今回の件でジャニーズ事務所さんも分かったと思うのですが、SMAPはかなり「特別」な存在なんです。社会のインフラとまでは言いすぎなのですけれど、2020年のパラリンピックもあります。今はいったん静観でしょう。

明日にも甘利大臣の会見があるとのこと。バラまきだらけの筋の悪い補正予算もあっという間に通っちゃいましたし、もうそろそろ落ち着かないとですね。

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