・子ども兵とは

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皆さん、「子ども兵」をご存知ですか。あらゆる軍隊に所属する18未満の少年少女のことです。性別は問いませんが男の子が多いことから「少年兵」とも呼ばれます。

少年兵となった彼らは、戦いを強制され、まるで大人たちに使い捨ての道具のように扱われます。

1.デング・アダットも少年兵にされた子供の一人

出典 https://youtu.be

デング・アダット。
アフリカに住む彼もまた少年兵の一人でした。
わずか6歳の時、デングは軍により強制され母親から引き離されました。

2.連れてこられた先は戦場

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33日間かけてエチオピアまで歩かされ、反乱軍と戦うことを強いられたデング。

2.彼の味方は誰もいない

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大好きな母親と引き離されて独りぼっちの彼。
まだあどけない少年が、武器を持たされて大人に混じり殺し合いをさせられる。
あまりにも過酷すぎる運命でした。

3.生きるために戦うしかない

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デングは訓練をへて、銃を持ち戦場に出ました。
純粋すぎる子供は、与えられた環境の中で生きていくしかないのです。

4.12歳のとき、背中を撃たれる

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12歳の時、デングは背中を撃たれ重傷を負います。
未来も何もない、絶望にかられたデング。

5.そんな時、再会した兄

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絶望の中にいた彼ですが、14歳の時に兄と再会することができました。
そして、戦場のスーダンから密出国することを決意。

兄の助けを借りながらトラックの中に隠れて、命がけで出国します。

6.国連の支援を受けオーストラリアへ

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難民となった彼は、国連の手助けによりオーストラリアへ受け入れられます。

7.読み書きが全くできなかった彼

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15歳の時、デングは読み書きが全くできませんでした。
しかし、諦めることなく彼は独学で一生懸命勉強をしました。そんな彼をウエスタン・シドニー大学が受け入れることにし、そこでデングは法律を学びました。

この時、車の中で生活していたというデング。たった一人でお金もなかった彼ですが決してあきらめませんでした。

8.そして弁護士になった彼

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彼は今スーダンの難民を助けるために、弁護士として活躍しています。

凛々しい表情で堂々とした趣。
素晴らしい大人の男性に成長しました。

・まるで映画のようなこの話

出典 YouTube

もちろん実話です。
そしてなんと、この動画はオーストラリアの、ウエスタン・シドニー大学のCMでした。

『どんな時も希望を捨てないことの大切さ』について考えさせられる話でした。

・今も世界中で苦しむ小さな兵士たち

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子ども兵はアジア、アフリカ、中東、中南米などの紛争地域で現在も確認されており、世界で少なくとも25万人以上いると言われています。

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デングさんの他にも、子ども兵は様々な紛争地域で確認されています。
今現在も、苦しんでいる子供たちが沢山いるのです。

・彼らは消耗品

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●敵対勢力のスパイや情報伝達。
●地雷原を歩かされ、地雷除去装置として使われる。
●最前列で行進させられ、弾よけとして使われる。
●武器や食料のなど重い荷物運び。
●少女兵の場合、性的虐待や強制結婚をさせられる。

子どもは従順で洗脳されやすく、小柄で機敏です。強制的に徴兵が可能で、すぐに”補充”ができるため、消耗品として扱われます。また、規律や上官の命令に反したり任務を怠る子どもにたいしては、他の子どもへの見せしめとして、厳しい体罰、体の一部の切断、場合によっては死刑にする軍隊もあり、他の子どもに罰を与える役目を担わせることもあります。

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まだ子供である彼らは、大人に反抗することは難しく強制的に働かされています。

少年兵は弾除けなどに使われ、少女兵は性的虐待を強いられることも珍しくありません。言い方が悪いですが「使い捨て」として扱われていると言っても過言ではないのです。

・イスラム国でも少年兵のニュースがありました。

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イスラム国でも2015年7月に、少年兵6人が人質を殺害した様子が映し出されたおぞましい動画が投稿され、ニュースになりました。

イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は3日、人質として拘束していたシリア治安部隊の隊員らが少年兵6人によって殺害される様子を捉えたおぞましい動画をインターネット上に投稿した。 

動画は、「ユダヤ人の息子たちへ」というタイトルがつけられており、巧みに演出されている。10歳前後とみられる数十人の少年らが、宗教の経典や取っ組み合いの格闘を学ぶ様子が映し出され、このうちの6人が、ISが拘束する治安部隊を「処刑」することで敵に「メッセージを送る」ため、指導者によって選ばれる。

出典 http://www.afpbb.com

人質のうち5名は少年たちに銃殺され、残りの1名は喉をかき切られたといいます。
子どもがそのような残酷な行為を行うなんて、想像しただけでも身が震えます。

・お母さんの腕を切り落とした少年のお話

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こういった残虐な実話は数多くあります。

ある一人の少年は、軍の命令により母親を殺せと命令されました。

チャールズ君(仮名)、21歳。ウガンダ共和国グル県

僕には家族がいて普通に暮らしていました。ある日、お母さんが隣村まで用事で出かけました。僕はお母さんの帰りが待ち切れず、隣村に迎えに行きました。その途中で、銃をもった兵士たちに囲まれ、反政府軍の部隊に連れて行かれたのです。数日してからでした。大人の兵士たちは、僕を村まで連れてくると、お母さんを前にしてこう命令しました。

 『この女を殺せ』

僕のお母さんを銃の先でこづきました。怖くて怖くて仕方がありませんでした。もちろん、『そんなことできない』といいました。そうすると、今度は"なた"を持たされ、『それなら、片腕を切り落とせ!そうしなければお前も、この女も殺す』僕はお母さんが大好きでした。恐ろしくて腕がふるえ、頭の中が真っ白になりました。とにかく、お母さんも僕も、命だけは助けてほしいと思いました。

僕は手渡された"なた"をお母さんの腕に何度もふりおろしました。手首から下が落ちました。そのあと棒を渡され、兵士は「お母さんを殴れ」と命令しました。僕はお母さんを棒で殴りました。お母さんは気を失いましたが命は助かりました。僕はそのまま兵士に部隊へ連れていかれ、3年間兵士として戦っていました。

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大好きなお母さんを殺せと命令され、母の手首を切るしかなかったと言います。
なぜこのような残酷な行為を子供たちにさせる必要があるのでしょうか・・・。

・子供たちの苦しみがなくなるように

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デングさんは、絶望的な境遇の中でも希望を捨てずに生き延び、希望を掴み取ることができました。しかし、世の中にはかつてのデングさんのように苦しむ少年少女たちが沢山いることを忘れてはなりません。

平和な日本では普段あまり耳に入ってこない話ですが、海を越えた国々で何が起こっているのか、この平和な生活は当たり前ではないことを改めて考えさせられました。

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