Fausto di Pino(ファウスト・ディ・ピーノ)。イタリア人らしい端正な顔つきと鍛え上げられた体が魅力のモデルさんです。

悲劇は突然に・・・

華やかなモードの世界で活躍していた彼が、昨年、25歳の夏、プールサイドで友達とパーティーを楽しんでいたときのことです。一匹のハエが胸に止まったのを見て、そのハエを叩きました。その数日後、胸に激しい痛みを感じた彼は1週間ほど鎮痛剤を服用しましたがそれでも効かず、痛みはますますひどくなるばかり。たまらずに病院に駆け込みました。

診断の結果、あばらなど骨には異常が無いとのことでしたが、それでも彼が感じる激痛は収まるどころか、ますますひどくなっていきます。血栓症の症状が見られたため、緊急で数々の検査をした結果、悪性リンパ腫だと判明し、すぐに化学療法を受けることとなりました。

辛い治療に追い打ちをかけるように・・・

EPOCH-R療法という化学療法を6カ月受けた彼は、吐き気、下痢、頭痛といった副作用に苦しみます。その辛い治療に追い打ちをかけるように、モデルエージェントから既に決まっていたファッションショーの出番のキャンセルが相次ぎ、楽しみにしていた香港や北京、ドイツでのモデルとしての仕事も無くなり、精神的にもキツかったと告白しています。

治療中に考えるのは「なぜ自分がこんな目に」ということばかりだったそうです。愛煙家でもなければ、仕事がら、体形をベストに保つ為にいつもバランスの良い食事を心がけていた彼。ジムにも通い、バスケットなどのスポーツも大好きだったそうです。

化学療法で髪は抜け落ち、体重も10キロ落ちた自分を見たことにも、大変なショックを受けたことでしょう。

支えてくれた友達や仲間。

そんな肉体的にも精神的にも辛い治療期間、励ましてくれた友達やモデル仲間。彼らがファウストの治療が終わった2016年の1月半ばに開催される「ミラノ・ファッション・ウィーク」へのステージを準備してくれていたそうです。そんな仲間の励ましは彼の治療後の大きな目標となり、みんなの為にも絶対に復帰してみせる、という強い志になったそうです。

化学療法が終わり、検査でもとりあえず悪性リンパ腫に打ち勝ったと分かったファウスト。発症前と比べると見た目はがらりと変わりましたが、死を乗り越えたことで内面は強くなったと語っています。

友達との約束通り、「ミラノ・ファッション・ウィーク」では見事にランウェイに復活しました!

ありのままの自分を!

出典 YouTube

闘病後、以前所属していたモデルエージェンシーに出向くと「今のルックスでは『病気』というイメージが付きまとうので、もう君は使えない」と言われ、とても悔しい思いをしたというファウスト。

ありのままの自分ではファッションモデルは務まらないのか?と悩んでいたとき、StarsSystemというファッション雑誌と出会い、その雑誌の専属モデルに抜擢されました。彼の闘病に負けない強い内面と前向きなパーソナリティに惚れたという編集長が強く望んだのだそうです。

同じ病気で苦しむ人たちへ。

突然「悪性リンパ腫」と診断され、辛い抗がん剤治療も乗り越えた彼は、同じ病気で闘病中の人たちへメッセージを送っています。

決してあきらめないで。心を強く持って、これからの君たちを待ち構える人生をポジティブに考えよう。まだ美しいと感じるべきことがあるのだから。とにかく一日、一日を生き抜こう。家族や友達の支えはとても大きい物だから、周りも諦めないで。自分の奥にある弱い自分、ネガティブな自分に負けないで!

出典 http://3.bp.blogspot.com

他のモデルとは一味違うルックスと、服の下の強い自分の内面で勝負したい。と語るファウスト。これからも、彼らしいありのままの姿で、モデルとして活躍していくことでしょう!

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