突然ですが、みなさん「茶箱」というものを知っていますか?

筆者は着物が大好きなのですが、専用の桐箪笥を持っておらず、大切に守りたいコレクションを、この「茶箱」というものに入れています。

ところが、家に遊びに来た人が見て驚いたり、そもそも「茶箱を初めて見る」と言われたことが意外と多かったんです。

こんなに便利なものを知らないのはもったいない!

そこで今回は、日本の伝統・知恵・様式美がギュっと詰まった「茶箱」の魅力をご紹介しましょう。

■昔は一般的だった「茶箱」

出典usapan / PIXTA

「茶箱」とは、その名前のとおり、茶葉を保存しておく箱のこと。

湿度の高い日本で、乾燥されたお茶を最適に保管するため、防湿性と防虫性に優れた造りをしています。

わたしの幼少の頃は、都会でもお茶屋さんの店頭や店内に茶箱が積まれているのは珍しくありませんでした。それこそ古くなったものは、お願いすれば譲ってもらえることも。

もらってきた茶箱に、祖母や母は着物を入れたり、湿気させたくない食材を保管していたものです。

しかし今では、確かにほとんど見かけなくなりました。

輸送手段は格段に進歩し、時間も大幅に短縮されたので、需要が減ってしまったからではないでしょうか。

日常見る機会も減ってしまった、この「茶箱」ですが、これがとても良く出来ており、色々なものに使えるんです。

■アレンジしやすさも魅力!

外は木材で、中はトタンの2重構造で作られている「茶箱」。

シンプルで使いやすい大きさと頑丈さ、そして防湿・防虫性の高さから、様々なアレンジができます。

防湿性・防虫性を活かして、米びつとして使ったり……

その頑丈さを活かして、家具として使ったり。

今ではなかなかお茶屋さんで見かけなくなった「茶箱」ですが、インターネットで販売しているところもあります。

職人がひとつひとつ丁寧に作っているものばかりで、汎用性は高いですよ。

次回は、この「茶箱」の特性と、それを活かした収納家具を作る方法をご紹介しましょう。

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