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2011年3月11日に発生した東日本大震災。あの日から5年の月日が経ちますがその爪痕は未だわたし達の心に深く刻み込まれています。その、東日本大震災で10万人もの自衛官の指揮をとられた前陸幕長・君塚栄治さんが昨年末の12月28日に亡くなられました。

自分の功績は多く語らず、現地で命がけの支援・救済を行なう自衛官に感謝の言葉を述べ続けた君塚さん。多くの人達から感謝と悲しみの声が上がっています。

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君塚さんは、2009年から陸上自衛隊の東北地方の部隊を束ねる「東北方面隊」で「東北方面総監」を務められいました。この時、自衛隊初となる大掛かりな災害対処訓練を入念にしていたそうです。『いつでも動けるように覚悟を常日頃から決めておくように』と訓示もされていたそう。

そして、忘れもしない3月11日東日本大震災発生…君塚前陸幕長は東北方面総監、陸・海・空3自衛隊を統括する「統合任務部隊」の指揮官を務められました。

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この時、陸海空3自衛隊部隊の総指揮に加え米軍の2万人にものぼった「トモダチ作戦」の業務調整も君塚さんが行なっていました。

すべては被災者のため、ただその為だけに自衛官の皆さんは君塚さんを筆頭に、炊き出しが余っても口もつけず自分達の食料を分けてくれました。支給された防寒着も寒さに震える被災者を思い着ることもせず、破れた手袋のまま、手作業で救助に命を掛け国民を支えてくれました。

この姿を見た君塚さんは、ただただ被災者の安否を願い、自衛官に感謝の言葉ばかりを繰り返したそうです。また、君塚さんの発案で行方不明者の捜索などのほか、瓦礫の片付けや、被災者の思い出の品を掘り起こすなどこれまでの災害派遣になかった活動も積極的に行なってくれました。

そして、毎日、ご遺体に対面する自衛官の心のケアにも気を配っていたそうです。反省会と称し自衛官の苦しい胸の内を吐露する場所を作ってくれていたといいます。

君塚さんへ多くの追悼と感謝の声が上がっています。

ご自分の功績は二の次、『すべては被災者のために』をモットーに自衛隊史上空前のオペレーションで刻一刻と変わる状況の中、的確に指示を出し続け、その指示に従い使命感に燃え、懸命に被災者の救助に尽力を注いでくれた自衛官への感謝を常に口にしていた君塚さん。あの時、君塚さんは自衛官最後の砦だったといいます。

『ややもすれば熱くなり、暴走しがちな仲間を諌め、冷静に意見を集約してくれた。人間性のなせる業だったと思う。』この言葉は、陸上自衛隊の同期で古い友人でもある寺崎芳治氏さんが君塚さんの人柄を弔辞で語った言葉です。また、多くの自衛官の皆さんが君塚さんのことを誇りに思うと仰っているそうです。

まだ、63才という若さで亡くなられたことは残念でなりません。国民のため誠実に任務を全うされた君塚さんに心からの感謝とご冥福をお祈り致します。

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