2010年1月17日その出来事は起こりました。この日、埼玉県に住むある女子生徒は日本航空高校(石川)を受験するため、母親と一緒に前日から夜行列車を乗り継いで、会場のある石川県・輪島市を目指していました。女子生徒は、小さい頃に「ブルーインパルス」のアクロバット飛行を見て以来、「航空自衛隊のパイロットになりたい」という夢をもっていたそうです。しかし、列車が長岡市に到着したところで事件が起こります。

雪で列車が動かない。

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17日午前0時過ぎ、2人はこのままでは試験に間に合わないと判断し、列車を降りてヒッチハイクで会場まで向かうことを決意します。通りかかったトラックに上越市内まで送ってもらい、さらにそこの給油所に立ち寄った車に連れてってもらえないかと必死に頼んで回りました。半ば諦めかけ、泣いている女子生徒を母は「絶対あきらめない」と励ましたそうです。

すると1人のトラック運転手が…

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数台に断られながら、山形県内の運送会社のトラック運転手が快諾してくれました。「金沢市まで」との約束で送ってもらってもらえることになりました。しかし、同市が近づくと…

「よし、輪島まで行っちゃる」
そう言って、ハンドルを切り進行方向を輪島市のある北に変更しました。そして…

試験開始の約10分前、2人は学校に到着

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事前の電話で「欠席」という連絡を受けていた教員が驚いて出迎えると、トラック運転手は「うちの娘も受験生だから気持ちはよく分かる」と控えめに語り、名前や行き先なども告げずに立ち去ったといいます。

善意のバトンで繋がったこの日……奇跡が。

作文試験、テーマは「私が感動したこと」

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この問題を見たとき、女子生徒は目を丸くしたといいます。そして、迷うことなく直前まで起こった「感動」をありのまま解答用紙に書き記していきました。その内容は……『深夜に見ず知らずの親子を運んだ運転手の温かさ、「絶対にあきらめない」と懸命に車を探してくれた母を通して「人の優しさに感動した」』と綴ったそうです。

作文を読んだ浅川正人副校長は…

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「運転手の善意に感謝でいっぱい。簡単にあきらめなかった生徒も立派」と目を細めたそうです。そして……女子生徒には21日、合格通知が届けられました。

その後、この学校は車に書かれていた社名をもとにヨコヤマさんを捜し出し、女子生徒の合格を報告します。報告を受けたヨコヤマさんは「よかった、よかった」と一言。そして「当たり前のことをしただけだから、大げさにされることは勘弁して欲しい」と付け加えたそうです。

いかがでしたか、心温まる感動的なお話だったと思います。自分の仕事を投げ打ってまで、見ず知らずの親子のために時間を割くなんて、そう簡単にできることではありません。そのうえ「自分にも受験生の娘がいるから気持ちが分かる。」「当たり前のことをしただけ。」という謙虚な姿勢に感動しました。

きっと、この子にとっても忘れることのできない出来事となったことでしょう。きっと素晴らしいパイロットに、そして周りに優しくしてあげられる子になってくれると信じています。

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