出典提供 EXIT TUNES

ニコニコ動画の「歌ってみた」で驚愕の歌唱力を持つシンガーとして話題になり、2015年には待望のメジャーデビューを果たしたまじ娘(まじこ)さん。1月20日にはセカンドアルバム「Magic」がリリースされました。

音楽活動に励んでいた女の子が、どんな道のりを経てメジャーシーンにやってきたのか、そして歌唱力の秘密にまで迫ったインタビューをご覧下さい。

ーー音楽を始めるきっかけは何だったんですか?

まじ娘:元々音楽家系だったので、ずっと家の中では音楽が流れている環境だったんですけど、だからといって歌手になろうとは思っていませんでした。むしろ「絶対歌手にはなりたくない」と子供の時は考えていました。どちらかというと演技の方が好きでした。中1の時は美術部に所属していましたが、2年生の時に軽音楽部の音に誘われて入部して、そこから音楽を始めたんです。

ーーその時はボーカルで入ったんですか?

まじ娘:はい、ボーカルで入りました。入ったんですけど、顧問の先生が私達の代で廃部にすると独断で決めてしまったんです。それまでは先輩がドラムを叩いてくれてたんですけど、卒業したらドラマーがいなくなる…私達3人(ギター、ベース、ボーカル)の中から誰かドラムに移行しなきゃいけなくなってしまいまして…。3人でじゃんけんして私は勝ったんですけど、負けたギターが「俺はずっと2年間ギター1本でやってきた訳だから、最後までギターで行きたい」って言いだして…ベーシストも「俺もそれは同感だわ」って(笑)

ーーギターもベースもドラムを拒否したんですね(笑)

まじ娘じゃんけんの意味ないじゃん!って思ったんですけど、その時私のカーストが彼らよりも下だったので「じゃあ私がやるしかない」と。先輩達に「ドラムを叩きながら歌うのは本当に無理だからやめな」と言われたことが悔しかったので、めちゃくちゃ練習したら出来ちゃいました。そこから先輩達が苗字に“さん”付けで話しかけてくるようになって(笑)カーストが上がりました。そこからドラムボーカルで活動して、大会に出たりして…最終的には全国大会まで上り詰めたんです。

この全国大会出場までには、涙と笑い無くして語れない壮絶な青春ドラマがありました。

廃部寸前の軽音楽部が起こした奇跡とは…

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まじ娘:ホントに色々あって…。最初は楽器店主催の大会に出場したんです。初めての大会出場だったし、私達は出場者の中で最年少でした。周りはV系のバンドや、何回もライブに出ているような雰囲気の人達、高校の軽音楽部の中でもトップレベルの人達も出ているような大会だったんです。V系の人達が、白目をむきながら歌っているのを見て「絶対自分達はダメじゃん!勝てねーよ。この人達が優勝だわ」って思ってました。「うちらみたいに生ぬるい感じじゃ無理だよね」と諦めていたら優勝しちゃったんですよ。

ーーまさかの優勝だったんですね。

まじ娘:はい。そこからレコーディング審査に進みました。レコーディング審査って、歌詞を間違えるのは厳禁なんです。マイナス対象になってしまうのに、歌詞を間違えちゃって「私のせいでごめんね…」って思ってたんですけど、そこも通過したんです。

ーーすごいですね!

まじ娘:そこからいきなりZepp Tokyoでライブだったんですよ。1年前の大会をお客さんとして観に行ってて、まさか1年後に自分がそこに立つなんて思ってませんでした。そのライブでは特に受賞もしなかったので、「ここでうちらの青春は終わりだね」と話していました。

終わったかに見えた軽音楽部…しかし、後日「全国大会出場」の知らせが届くのです。

「全国大会に出場できる!」色めき立ったのも束の間、実は大会開催日が修学旅行と被ることが発覚…。難色を示す学校側との交渉の末、なんとか大会に出場することが認められました。

修学旅行を途中離脱しての出場という強行軍でしたが、結果は奨励賞受賞という素晴らしい結果を収めたのです。

ベーシストは塾のため、演奏終了後に帰ったというおもしろいエピソードも話して下さいました。

ドラムを手放せなかった過去

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中学時代を全国大会奨励賞受賞という素晴らしい結果で終えたことにより、まじ娘さんは「音楽をやっていこう」という思いを強くしたそうです。ボーカル一本に絞るまでの経緯も明かして下さいました。

まじ娘:ドラムボーカルは珍しいからチヤホヤされるし、びっくりされるし、褒めてくれるしで、その快感が忘れられなくて…当時の私は、なかなかドラムを手放せなかったんです。全国大会で奨励賞を受賞したのもドラムボーカルだったから、たった一つの自分の自信を手放していいのか?」と葛藤していました。この自分との葛藤に終焉が訪れたのは、高校2年生の時に(ニコニコ動画に)「歌ってみた」を投稿したことでした。「ここならボーカルをやれる」と思ったからです。そこから私の歌を好きだと言って下さる人が増えてきて、徐々にボーカルに対して自信が持てました。専門学校もドラムボーカルで申請しようとしていましたが、直前でボーカルに変更したんです。

さて、ここで気になるのがボーカルとしての自己管理です。高い歌唱力を維持するには並々ならぬ努力をしているはず!普段から心がけていることを聞いてみました。

母からのアドバイスと体づくり

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ーーお母様がボーカルトレーナーということで、教えてもらうこともあるんですか?

まじ娘:ありますね。でも、母なんで聞くのはすごく悔しいですけど、本当に困った時は相談します。技術的な面よりも、メンタルケアをしっかりしなさいとよく言われていました。散歩で気分転換してみなさいとか。母親だけに私を分かってくれているので。

ーー体力作りなんかもなさっているんですか?

まじ娘:筋トレしてますね!体作りが第一だったんですけど、最近は筋肉痛が気持ちよくなっちゃって(笑)トレーナーに付いてもらってウェイトトレーニングなんかもしていますね。

ーーちなみにプロテインも飲んでいますか?

まじ娘:飲んでます!飲まないと良質な筋肉が作られないので(キリッ!)私が好んでいるのはチョコ味やココア味のものなんですけど、ヨーグルトと混ぜるとティラミス感覚で食べられるし、卵と混ぜて15秒くらいレンジでチンすればパンが作れます。他にも豆腐と混ぜて凍らせると、アイスにもなるんで是非試してみて下さい。

大切な家族「チャイ」

まじ娘さんを支える家族の中に、愛猫であるチャイちゃんがいます。

もう少しで1歳になる彼女は、まじ娘さん曰く「とてもやんちゃで甘えん坊。ツンデレではなく、デレしかない」とのこと。今回のアルバム制作を、まじ娘さんの一番近くで見守っていたのではないでしょうか。

最後に今回のアルバムについて、そして今年の目標を聞いてみました。

コンセプトは「魔法」

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ーー今回のアルバムのコンセプトなどを聞かせて下さい。

まじ娘:魔法がコンセプトなんですけど、集まった曲が偶然にもストーリー性のあるものばかりなので、聞いてみて皆さん自身に感じてみて欲しいです。

ーーイチオシの曲はどれでしょう?

まじ娘:うーん悩むなぁ(笑)収録曲の大半が私が作った曲なので、思い入れも強いので…「Magic」はリード曲なんでもちろんオススメなんですが、個人的には7番目に収録されている「ラストトレイン」ですね。泣きながら作った曲なので。

ーーアルバム発売から、もうすぐワンマンライブも開催するということで野望が広がって行くと思いますが、今年はどんな年にしたいですか?

まじ娘:今年はライブをしっかりやって行きたいと思っています。曲もたくさん書きたいですし、精進していきたいです。ワンマンライブでは、「Magic」の収録曲を中心に昔歌っていた曲なども歌うので、楽しみにしていて欲しいです!

ーー最後にファンの方へメッセージをお願いします。

まじ娘:セカンドアルバム「Magic」、とてもカッコいい出来になっていると思いますので、是非お手に取って聞いてみて下さい。ワンマンライブも来て頂けると嬉しいです。これからもいい歌を届けられるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!

パワフルな歌声からは想像もつかない程、穏やかでキュートなまじ娘さん。学生時代の思い出をにこやかに話して下さった姿が印象的でした。

1月31日(日)には心斎橋Music Club JANUS(大阪)、2月6日(土)にはLIQUIDROOM(東京)でワンマンライブも控えています。

今後の活動から目が離せません!

出典 YouTube

アルバム「Magic」の全曲クロスフェードはこちらから。

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