記事提供:NICOLY

身長が高いことがコンプレックスだった幼少期。周りの男の子からはいつも「でかいくせに」とからかわれていました。心ない言葉をかけられることも多く、子どもながらに「なんでこんな思いをしなくてはいけないの?」と辛い思いをしていました……。

物心ついた頃から同世代の周りの子たちよりも頭ひとつ分身長が高く、集合写真に写った自分の姿を見るのがとても嫌でした。

その高身長がずっとコンプレックスでした。

周りの子は流行りの可愛いキャラクター物のお洋服や可愛いピンクのフリフリのお洋服を着ているのに、私は似合わないというだけでなくやはりサイズが無く着られませんでした。

洋服を買いに行った時もそういった洋服を着たいと親に言ったこともありましたが、やはり親からは

「似合わないのに……それでも着るの?」

とよく言われていました。

シンプルなカッコイイ洋服しか着せてもらえなかった幼少期……。

「親からしたら、手足が長くて身長高くてかっこいい娘なの!」という感じだったのでしょうが、当時のまだ小さい子供である私にとってはとても恥ずかしいと思っていました。

周りは子供は140センチ用だとか150センチ用だとかそういったサイズの洋服を着ているのに、私は同世代の子よりも早くS・M・L表記のサイズの洋服を着るようになりました。

それが恥ずかしくて周りの友達になかなか言えず、ずっと秘密にしていました。

同級生の親たちからは「身長が高くて手足が長くてカッコイイね~!」などとよく言われてきましたが、私はそれが嫌で嫌で仕方がありませんでした。

身長が高いせいか年相応に見られたことはなく、同世代の友達と騒ぎながら遊ぶような子供でもなく、どちらかといえば落ち着いた子どもでした。

「大きいくせに……」と言われ続けた幼少期

身長が高いというだけで、同世代の周りの子たちとは何ら変わりはありません。でも、小さい子供がそんなことが分かるわけもなく、よくからかわれていました。

軽いイジメもありました。そのころ流行っていたのが遊具の高い場所から飛び降りるという遊びをしているときです。

身長は高いものの、小心者だった私がなかなか飛べずにいると、

「大きいくせに何でそんなことができないんだよ~」

「大きいくせに怖がってるの?」

という言葉を浴びせられました。

しかも、それはまったく関係ない遊びをしているときにも及びました。

たとえば、折り紙で遊んでいて私がうまくできなかった時も、「へたくそ! 大きいくせにへたくそ!」と言われることもありました。

身長が大きいがゆえに「邪魔だよ!」と言われることも。

小さい子どもは、悪気なくストレートな言葉をぶつけてきます。それにいつも傷ついていました。

「大きいくせに」そんな言葉を浴びせられることが多くありました。

同世代の周りの子たちよりも身長が高いというだけなのに「なんでこんな思いしなければいけないの?」と子供ながらに思っていました。

小学校では高身長をイジられる

小学校へ上がってから、特に大きなイジメというものにはあいませんでした。しかし、やはり身長がキッカケでイジられるということは多々ありました。

特に男子から、「でっかいのが来たぞ~」とか、「怖い怖い!!!怒らせたら怖いからな~」なんて言われることはしょっちゅう。

私には兄がいたこともあり、男子に対しても「ちょっと~!」と笑い話にして反論することができていました。

でも、顔には出さなくても内心はとても傷ついていたんです……。

小学校高学年になると、ますます高身長へのコンプレックスは大きくなっていきました。

好きな男子が私より小さかったり、周りからからかわれたり……。集合写真を撮るたびに、周りよりも頭ひとつ分大きい自分を見るのがとても嫌でした。

集合写真を撮るときには少し膝を曲げて小さく見せるというのが私のクセになっていたほどです。

身体測定も嫌で嫌で、ばれない程度に膝を曲げて身長を測るということをしていました。
大きないじめにあったことはないものの、イジられることはしょっちゅう……。

内心では傷ついているのに、それを誰にも見せることができなかった私は、だんだん学校へ行くのが嫌になってきて、休みがちになってしまいました。

身長は高いくせに体重は少なく、ガリガリだった私は、たびたびめまいや貧血などを起こしていたこともあり、学校へ行っても教室へは行かず、保健室に直行することも多かったです。

バスケットボールを始めるも「でかいだけで下手クソ」

そんな生活が続くなか、小学校5年生のとき、周りの友達に誘われ、バスケットボールを始めることにしました。

もともとバスケ一家だった我が家は、父も兄もバスケをしていたんです。加えて私自身身長が高かったということで声がかかったのでした。

両親は良い顔はしませんでした。小学校5年生からバスケ始めても、正直なところ遅いです。それでも身長が高い分、要求されることは多く、周囲の期待も大きい……。それに私が耐えられるかが心配だったからだそうです。

その心配は的中してしまいました。はじめは楽しくやっていたのですが、やはり人より始めるのが遅かった私に技術はありません。正直下手です。それなのに、身長が高いぶん、周りの期待が大きくのしかかってきました。

当時ですでに身長は167センチもあったんです。
周りからの期待がプレッシャーになり、練習にも試合にもなかなか行くことができませんでした

失敗すると監督からも後輩からもボロクソに言われます。

「デカいくせに何もできない」と罵られてばかりでした。

相手チームからは「デカいだけでへたくそ」と言われることもありました。試合中に泣きそうになることが何度も何度もありました。

中学校では陰口の標的に……

でも、ここで辞めるのは逃げだと思い、中学校でもバスケットボール部に入りました。
身長が高いというだけで期待され、早々とユニフォームをもらえましたが、それが原因で同学年のチームメイトから嫌われていました。

陰では「何もできなくてデカいだけで使ってもらえてる」「へたくそ」とよく言われていたことを知っています。

気が付けば先輩からもひがまれるようになり、嫌われるようになっていました。誰ともうまくいかなくなった私は、途中で退部しました。

高身長に対してのコンプレックスはとても強く、親には「身長を小さくする手術をしたい」と言い続けるほど。

中学生のころはまだまだ成長期で、周りの男子も私より大きいという人はほぼおらず、恋愛に関しても「私みたいに身長が大きいと気持ち悪がられる……」とネガティブになっていました。自分の身長が嫌で嫌でとくひとりで泣いていたのを覚えています。

そして、高身長へのコンプレックスが原因で、考え方や発言がだんだんとネガティブになっていってしまいました。そんな自分が嫌で、自己嫌悪に陥るという負の連鎖がずっと続いていたのです。

オーストラリアでポジティブな考えに触れる

そんなコンプレックスを抱えたまま高校生に。すでに身長は173センチでした。

高校はオーストラリアへ留学することに決めていました。

このオーストラリア留学は、わたしの人生のなかでも心から楽しく過ごせた時期でした。

オーストラリアには横にも縦にも大きい人がたくさんいました。

ホームステイ先のホストシスターやその友人たちも、私とほとんど変わらない身長でした。

それなのにみんな背筋をピンと伸ばして、ときには高身長なんて関係ないと言わんばかりにヒールを履いて堂々と歩いていました。

そんな姿を見て、「高身長が嫌だからって猫背で歩いている私って、なんだかカッコ悪いかも……」と思うようになっていきました。

ホストシスターやオーストラリアでできた友人たちと買い物へ行き洋服を選んでいたとき
「身長が高くてとってもカッコイイ!」「黒髪ロングのストレートもとっても素敵」「カッコつけて『私を見なさい!』って堂々と歩けばもっと素敵よ」とみんなが言ってくれました。

それまで見た目のことでからかわれてばかりだった私は、そんなうれしいことを言われたのが初めてでとても驚きました。

また、国籍は違えど同じ年頃の女の子です。恋愛の話もたくさんしました。

私が「日本人の男はみんな小さくて嫌だ。自分より小さい人は恥ずかしい」言うと、周りの友人たちは、「自分より小さい男が嫌ならそんな男は視界に入れないようにしちゃいなさいよ」「私はこんなに身長が高いんだから私よりも高くてクールな人じゃなきゃ嫌なの!って思いながら堂々としていればいいのよ」と口を揃えて言うのです。

わたしは、彼女たちのポジティブな考え方がとても素敵でかっこいいなと思えるようになってきました。

楽しかったオーストラリア時代、しかし帰国後は……

ただ、すぐに自分自身が変われるわけではなく、日本に帰国してからも私のコンプレックスは解消されませんでした。

留学中に太ってしまっていたので、高身長なうえになおさら身体が大きくなったしまったんです。

それからは、身長だけでなく体型すべてがコンプレックスとなってしまっていました。体型を隠すように大きめの洋服を着ていたのですが、今思うとよけい大きく見えていたかもしれません。

高校卒業後、私は進学のために東京へ行くことになりました。

東京で街中を歩いていると、身長が高い女性がたくさんいることに気が付きました。大学でも身長が高くスラッとした人を多く見かけました。

驚いたのは、みんな背が高いのにさらにヒールを履いてカッコよく歩いているのです。
大学の友人のなかに、身長は小さいものの、顔が整っていて可愛らしく、雑誌でモデルをやっている子がいたのですが、よく「身長高い人がとってもうらやましい」と私に対して言っていました。

「どうしてヒール履いて歩かないの? 絶対そっちの方がかっこいいのに!」とも言われました。

恋愛の話になっても「ヒール履いてカッコよく歩いて自分より小さい男たちなんて見下して歩いちゃえばいいの!そっちの方が断然かっこいい!」と。

その言葉を聞いたとき、オーストラリアで友人たちに言われたことを思い出しました。

高校生だった私はどうしても「身長が私ほど大きくないから簡単にそんなことが言えるんだ……。こんなに大きかったらそれなりに悩みもあるのに……」と思ってしまっていたのですが……。

でも、東京で出会った人たちに、「身長高くてカッコイイ!」とか「ヒールを履いて歩けばもっとかっこいいのに」とか「うらやましい」といわれることが多くなり、「周りから見たらカッコいいと思われるのかな」とようやく信じられるようになってきました。

痩せた体型を取り戻し、思い切ってヒールを履いて出かける

ひとり暮らしを始めて、食生活が落ち着いたことや、歩く機会が多くなったことで、私はだんだん痩せていき、昔の体型に戻りつつありました。

そして、一度思い切ってヒールを履いて出かけてみることに。

ショッピングモールへ買い物に行くと店員さんからは「モデルさんですか? とってもカッ
コイイですね!」と話しかけられ、街中ではモデル事務所の人にも話しかけられました。
その日をきっかけに「自分が思っている以上に周りは高身長をマイナスに思っていないのかも……」と気づきました。

またかつてはからかわれてばかりだった男性からも、「高身長でカッコイイ」と言われるように。

東京の生活に慣れるころには、ほぼ毎日ヒールを履いて出歩くようになっていきました。
身長の高い友人たちと一緒に歩いているときは、「モデルの集団ですか?」と声をかけられることも多々ありました。

同窓会でトラウマのある地元へ……

そんな毎日を送っていたころ、わたしは地元で行われた同窓会に参加しました。

昔のことが頭をよぎり、ヒールの無い靴を履いていこいうか悩みましたが、その頃には「そんなの気にしなくていいや! 私は私!」と思えるほどポジティブになれていたんです。

しかし内心では「また昔のようにからかわれたりするのかな……」とドキドキしていましたが、やはりみんな大人になったせいか、反応はまったく違うものでした。

当時私をからかっていた男子からも「身長高くてカッコイイな! キレイになったじゃん!」と言われたんです。驚きはしましたが、それ以上にうれしかったです。

周りは思った以上に気にしていないかも

ずっとコンプレックスだった高身長も、今ではチャームポイントだと思えるようになっています。

カッコイイ系のファッションだって着こなせるし、周りからは憧れのようなまなざしで見られるし、とてもうれしいことばかりです。

自分の身長を気にしすぎるあまり、ネガティブになっていたことがとてももったいなく思います。もしかしたら、自分のコンプレックスは、それほど周りの人は気にしていないか
もしれません。

子どものころは悪気なくからかわれることもありましたが、大人になったいまは「高身長でカッコイイ」と言ってもらえるようになりました。

わたしは、思い切ってヒールを履いてカッコよく堂々と歩いたことでそれまでとは違った世界が見えました。

考え方次第で、コンプレックスは大きなチャームポイントにとなるはずです。

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