安倍内閣は「すべての女性が輝く社会づくり」を推進しますと、高らかに宣言していますが、実際の成果はまったく見えていません。

今年は参議院選挙も控え選挙の年となりそうですが、少子化が依然と解決されない背景の一つには待機児童問題があります。

子どもの出産率が毎年下がっているにもかかわらず待機児童がなかなか改善されないのはなぜなのでしょうか?

現役の保育士が給与の改善を訴える!

これはちょっと低すぎますね。消費税増税を始め食料品の値上がりも相次いでいますし、これでは生活してゆくには余裕がなさすぎます。

現役の保育士が給与の改善を訴える!

勤めて25年間でこれは酷いですね。その分ボーナスが高いなら文句も出ないのでしょうけど。

給料が安い職業1.保育士

給料が安い職業1.保育士
給料が安い職業2.幼稚園教諭
給料が安い職業3.介護士

出典 http://the5seconds.com

3大給料が安い職業と言われています。
介護職は人手不足で低賃金なのはよく聞く話です。

介護士の年収200万円未満が全体の47.1%

出典 http://news.mynavi.jp

保育園・幼稚園で働く保育士ら、5割が年収200万円以下という実態に注目です。

保育士の2人に1人以上が副業を経験!?

出典 http://news.livedoor.com

保育士50%が200万以下も驚きですが副業も経験している人も50%も驚きです。

2016年1月8日衆院予算委員会での安倍総理の発言のたとえ話が妻のパートが25万円という発言からして政治家と世間とのギャップが大きいことがわかります。

それにしてもパート25万円って普通ありえませんよ。まぁそれは置いといても介護士、保育士の年収を200万以上にしてあげてくださいな。

待機児童問題

さて2012年12月~2015年の5月約2年半ぐらいで女性の就業人数が94万人増えていることで待機児童が増したと説明。しかし、実際は25~34歳の就業者数は20万人も減り、65歳以上の54万人も増えていること。

なんとも矛盾してますよね。

それにしても65歳になったら余生をゆっくり過ごしたいと思うものですが、消費税増税などで苦しい高齢者も多いのかもしれません。65歳でも働き口があるだけ幸せなのかもしれませんが、何となく切ないですね。

国の推計では、待機児童を解消するためには、2017年度末までに約46万人の保育士が必要で、新たに約7万人を確保しなければなりません。

出典 http://news.tv-asahi.co.jp

25歳~34歳までの就業者数が減っているのは、待機児童が影響していると見るのが自然でしょう。

厚生労働省によると、昨年度は保育の受け皿を十四万六千人分増やしたが、今年四月現在の待機児童は二万三千人を超え、五年ぶりに増加。政府試算では、二〇一三年度と比べ一七年度に新たに六万九千人の保育士が必要だが、平均年収が三百万円程度と一般の水準より低く、人材不足は深刻だ。

出典 http://news.tv-asahi.co.jp

厚生労働省も平均年収が低いことはよくわかっているようです。

認可保育園には96人分もの「空き」がある

千葉県市川市にある認可保育園。平日は朝6時45分から夜9時半まで保育を行っています。定員は165人。ところが、今預かっている子どもは69人で、96人分もの「空き」があるのです。待機児童が問題となる中、なぜ、こんなに「空き」があるのでしょうか? 

「保育士です。他は何の問題もないです。保育士さえいたら(子どもを)取れる」(保育園を運営 山口義明理事長)

出典 http://news.tbs.co.jp

保育園には空きがあっても保育士が居ないので受け入れられないという実態があるようです。

新しい保育園が不足しているのではなく保育士がいないということのようです。それもそうですよね、出生率が下がり全体の子供の数が減っているのですから保育園が不足するはずがないですよ。

保育士不足を規制緩和で解消

そこで厚生労働省は、保育士不足解消の為に小学校の先生も保育士になれるように2016年4月から規制緩和をしました。

さすがにこれには現役保育士も怒り心頭です。小学校教員に門戸をあける規制緩和よりも給料面の改善させる方がはるかに保育士不足解消に効果があることは明白なのですから。

厚生労働省は4日、保育士の配置基準に関する緩和策をとりまとめた。規制緩和で深刻な保育士不足を和らげたい考えだ。今年度中に省令を改正し、来年4月から新ルールを適用する

出典 http://www.nikkei.com

女子大生の「なりたい職業ランキング」1位保育士

女子大生のなりたい職業ランキング1位が保育士ですから、なりたい人が単純に多いわけなのですが、なぜか保育士不足とは不思議なものです。

堂々の1位は保育士! 理由を聞いてみると、一番多かった回答は「好きだから」。なるほど~、やはり「子供が好き!」という理由で保育士を目ざす人が多いのですね。続いては同率で「憧れているから」「やりがいがありそうだから」という回答。

出典 http://www.womaninsight.jp

1位 保育士
2位 看護師
3位 美容師
4位 モデル
4位 アパレル(ショップ店員)

「潜在保育士」の約半数

保育士になりたくて資格を取ったのはいいが、実際の給料を見たらとても生活ができないレベルで諦めて他の職業についているのが現状のようです。

保育士資格を持っているが、保育所に勤務していない「潜在保育士」の約半数が、「仕事の大変さの割に給料が安い」ことを理由に保育所に就職していないことが県の調査で明らかになった。

出典 http://ryukyushimpo.jp

保育士も介護士も仕事の大変さの割に給料が安いこれがこれがやはり大きいのは間違いありません。

指定保育士養成施設卒業者のうち、約半数は保育所に就職していません。○ 保育士資格を有しながら保育士としての就職を希望しない求職者のうち、半数以上が勤務年数5年未満であり、早期離職の傾向も顕著です。

出典 http://ryukyushimpo.jp

半分以上が勤務年数5年未満という驚きの実態ですね。

ブラック企業かどうかの判断材料の一つに3年以内の離職率が3割を超えているのがポイントですが保育士も何だかあてはまると言えるレベルです。

保育士職への就業を希望しない理由で、働く職場の環境改善に関する項目としては、「賃金が希望と合わない」が最も多く、「休暇が少ない・休暇がとりにくい」ことなどが挙げられている。○ 保育士職への就業を希望しない理由が解消した場合、63.6%の者が保育士を希望。

出典 http://www.mhlw.go.jp

厚生労働省もわかっているのにそれを改善する気がないのが気になります。

厚生労働省の保育士確保策に疑問を持つ人も多い

2016年4月から適応される、幼稚園教論、小学校教論の保育士になれるという制度は仕事量に対して給与が安い現状ではまったく意味がない事を指摘している人も。

最も多く寄せられたのが「保育士、幼稚園教諭、小学校教諭それぞれに必要な知識やノウハウは異なると思うから」で95票、次いで「保育士不足の原因は他にあると思うから」が90票、「問題の根本的な解決にならないから」が80票

出典 http://www.sankei.com

教員の平均月給が約33万円に対して保育士は20.7万円。わざわざ給料の安い仕事に変わる人が、どれくらい、いるだろうか。政府はもっと現実を考えるべきだ。

出典 http://www.sankei.com

公務員の身分を保証された教員になった方がはるかにいいわけですから増えるとは思えないと考えるのが自然です。

不足する原因

長時間勤務に精神的負担、加えて低賃金。短大などの保育士養成施設卒業者のうち保育所に就職する人はほぼ半数で、年間の離職率は10・3%に達している。

出典 http://www.nishinippon.co.jp

専門課程の学校を出て保育士を目指しているにもかかわらず、ほぼ半分はならずにいることや、離職率は10%はやはり高い気がします。

同省の14年の調査によると、保育士の平均月給は21万6千円で、全職種の平均より約11万円低い

出典 http://www.nishinippon.co.jp

全職種より11万も少ない。
これは管轄が厚生労働省だからでしょうかね~
幼稚園教論や小学校教論は教育を行う教員ということで文部科学省の管轄

全国福祉保育労働組合の小山道雄副中央執行委員長は「実際はもっと低く非正規の募集ばかり。生活を支える職業としての選択肢になり得ない」と指摘

出典 http://www.nishinippon.co.jp

公立の保育園で正職員になれるとすればそれは地方公務員になるので、問題の多くは公立の職員になれないことで諦めて私立の保育園に行くか、または他の業種を選択することになるわけです。

▼違う角度から問題視

ここで違う角度から見てみましょう。
東京23区の保育士の平均年収は800万を超えるというも、それは公立の保育園になると地方公務員になる為、勤めが長ければ長いだけ給料が上がる仕組みだからです。

これは都民からの税収入から捻出されるため、保育士を増やすとその分都民の税金が増えてゆくわけです。


保育園の問題に詳しい、鈴木亘・学習院大学教授は、「東京23区の保育士の平均年収は800万円を超え、園長の給与は約1200万円。園長は都庁の局長レベルだ」と明かす。他の地域でも、地域の公務員に準じているという。

出典 http://blog.goo.ne.jp

保育園には認可保育園と認可外保育園があるそうですが、認可保育園には国や地方から補助金が出る。国からだけでも3000億円の補助金が出ています

出典 http://blog.goo.ne.jp

東京都では児童一人当たりに私立認可保育園には30万円が出ていますが、公立の認可保育園には50万円が補助されている。公立の保育所の園長は年収が1200万円で保育士の年収は800万円あまりになるそうです。まさに認可保育園は法人税は払わなくてもいいし補助金は自動的に下りてくるのだから、これほどおいしい事業は無いだろう。

出典 http://blog.goo.ne.jp

保育園経営が“利権化”

私立の場合は経営者が自分の給料は自分で決められること。なり手が多い保育士は低い給料でもなり手がいるので困らないのかもしれませんね。

私立認可保育園は二代目や三代目の園長が継いでいる事も多く、一族で経営している所も多い。人件費などは補助金が出るから人件費を低く抑えれば差額が儲かるらしい。理事長ともなれば自分で自分の給料を決められるから、補助金で資産形成が出来る事になる。

出典 http://blog.goo.ne.jp

補助金は無駄な使われ方をしやすい。いったん利権化すると圧力団体が出来て改革する事が難しくなってしまう。

出典 http://blog.goo.ne.jp

社会福祉法人の理事長は給与額を自分で決めることができる。こうして「合法的に私腹を肥やす」(認可保育園関係者)のだ。

出典 http://blog.goo.ne.jp

離職が多いわけ

一部の私立認可保育園では、女性職員は30歳までに辞めるように仕向けつつ、なるべく若い職員を中心にして人件費を抑えている。実際の賃金と補助金との差額が、利得になるからだ。

出典 http://diamond.jp

新規参入を阻止

私立保育園にしてみれば、少子化が進む中、公立の幼稚園や保育園との競争も当然あるわけでこれ以上増えてもらっても困ることは想像ができます。

これだけの利権や特権をやすやすと手放すわけがない。保育園業界は、団結して新規参入を阻止してきた

出典 http://diamond.jp

日本保育協会、全国私立保育園連盟、全国保育園協議会連盟は強い政治力を持ち、厚生労働省の部会などにも参加している

出典 http://diamond.jp

23区の公立認可保育園は共産党系の労働組合の影響が強い

出典 http://diamond.jp

国は株式会社などによる保育園設置を形式上認めたが…

株式会社が本気で参入しない理由は将来性がないことが最大のポイントでしょう。

出生率から子供が減ることがわかっていることや、すでに公立の保育園があったり、たっぷり補助金をもらってノウハウのある地域に根ざした私立保育園がある所にわざわざ作っても子供の取り合いになるだけですからね。

2000年に、国は株式会社などによる保育園設置を形式上認めたが、その中身は骨抜きだ。特殊な会計基準を強要され、補助金は既存の認可保育園に比べたら利用できないものも多かった

出典 http://diamond.jp

政治力を気にしてか、株式会社による申請があっても、自治体が認可しないことも多い。株式会社などによる認可保育園は、全体の2%以下にとどまっている。

出典 http://diamond.jp

待機児童の問題は国が公立保育園を増やさないことにあるでしょう。
将来、縮小するのが分っているから過剰に作らず、民間に任せる姿勢であること。

公立保育園や公立幼稚園が存在しているので民間もやりたがらない。
それもそうですよね。

しかし、それも民間でできる事は民間に任せる。
国鉄からJRに変わったことでサービス向上と大きな赤字から黒字化に移行することができました。

日本の人口がどんどん減ってゆく中、税収も減ってゆくでしょうから、いつまででも地方公務員という高い給与を維持できるとも思えないからです。

待機児童が地方で話題にならないのは、20歳~39歳の女性人口が減少に歯止めがかからないからでしょう。いづれ首都圏でも他人事ではない日が来るかもしれませんいや来るからこそあえて増やさないのでしょう。

2015年に中国では一人っ子政策を廃止しました。

今後の日本はどうするべきなのか?
経済界からは多くの移民を受け入れるべきだという声が聞こえてきます。

移民には大きな拒絶反応を示す人も多いのは確かです。
今日本は大きな岐路に立たされているのは間違いありません。

この記事を書いたユーザー

クロダアキヒロ このユーザーの他の記事を見る

最近分かった事なんですけど長文読むの苦手です。もちろん長文書くのも苦手だったりします。なので、Twitterで話題性のあることを中心に今は書いています。

得意ジャンル
  • 話題
  • マネー
  • 社会問題
  • ライフハック
  • 暮らし

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス