2016年1月10日に69歳で亡くなったイギリスのアーティスト、デビッド・ボウイさんの訃報に際し、哀悼の意を表し思いがけない場所で意外な楽器で奏でられたコンサート動画がアップされているのをまとめてご紹介します。

こんな公の場で…と驚くとともに、それだけ彼の存在と音楽が人々と共にあったのだとあらためて実感させられます。曲をご存知ない方のために彼の演奏へのリンクを付けましたので、合わせてご覧いただけたらと思います。

「ワイルド・イズ・ザ・ウィンド」(旧題「野生の息吹」)

David Bowie tribute 11th Jan 2016 . Grand Place.

出典 YouTube

世界遺産に登録されているベルギー・ブリュッセルのグラン=プラスで行われました。世界で最も美しい広場の1つと言われています。ライトアップが素敵ですね。

ボウイの作曲ではなく、1957年公開の同名のハリウッド映画の主題歌です。古い曲をカバーすることも多かった彼の元曲は下のリンクから視聴なさってみてください。

「スペース・オディティ」

David Bowie tribute on the Dom Tower Utrecht

出典 YouTube

オランダ・ユトレヒトの大聖堂教会の鐘が奏でました。ボウイの作品の中でも最も知られている曲です。

元歌動画は1969年のオリジナル。マッシュルームカットの彼が見られます。

「チェンジス」

Oslo pays tribute to David Bowie

出典 YouTube

ノルウェー・オスロの市庁舎の鐘で奏でられました。毎年ノーベル賞の授賞式が行われるので世界的に有名な建物です。

動画の1つ目はアルバムに収められている曲に彼の写真を散りばめたもの、2つ目はグラムロック時代のライブの様子です。

「火星の生活」(ライフ・オン・マーズ?)

業界人がボウイの1番の代表作に挙げることの多い作品で、そのためか追悼動画もいくつもあがっています。オリジナルのビデオは、こちらから。

St Albans Cathedral Tribute to David Bowie

出典 YouTube

イギリス・ハートフォードシャーのセント・オールバンズ大聖堂のパイプオルガンです。始まりは静かですが、曲が進むにつれて圧巻の迫力です。

Bowie on Bells

出典 YouTube

オランダ・マーストリヒト市庁舎のカリヨンでFrank Steijnsさんが奏でました。
49個の鐘からなるカリヨン塔は1664年に建てられたそうです。

Rick Wakeman's Tribute To David Bowie - Life On Mars

出典 YouTube

オリジナル曲のキーボードを担当したリック・ウエイクマンのピアノソロ。インタビューに続き演奏は0:49ごろから始まります。

この曲を収録した日の夜に立ち寄ったパブで、今まで関わったなかで一番素晴らしい曲だったと話したそうです。ボウイの作るメロディーも素晴らしいけれど何よりコード進行が物凄い、それを何か別のいいアイディアが浮かぶと迷わず変えてしまえる賢さを持った人だったと言っています。

Beiaardier speelt Bowie op carillon van Rotterdams stadhuis

出典 YouTube

オランダ・ロッテルダム市庁舎のカリヨン。カリヨネアのRichard de Waardtさんのバトンさばきが見事ですが、ボウイの曲は独特のリズムがあって編曲するのは難しかったそうです。11分を超すこの動画は「火星の生活」「スペース・オディティ」そして「ジギー・スターダスト」のメドレーになっています。「ジギー」は下のリンクの公式アカウントからご覧になって下さい。

「スターマン」

最後に、これは演奏ではありませんがボウイの生まれた町ブリクストンでの追悼会の模様に「スターマン」をかぶせたものです。ブリクストンにあるジギーの壁画のもとへ自然発生的にファンが集まりました。

Brixton’s Tribute to David Bowie

出典 YouTube

「正式な追悼式も集会もいらない、ただその存在と音楽を覚えていてくれたら」
「大きなショウやファンファーレもいらない。気がついたら居なくなっていた、そんな感じがいい」
関係筋によれば、昨年11月から自分の余命を知っていたボウイはそんなことを言っていたそうです。

出典 http://www.mirror.co.uk

彼の思いを考えると、集まった人達がみんなで「スターマン」を合唱するのは、彼を偲ぶのには最適の形だったのだと思います。
「The Voice Is The Only Musical Instrument Made By God」
声は神が作りたまいし唯一の楽器、という言い方もありますから…

訃報から数日を経て、公式Facebookに新しいメッセージがアップされました

ありがとうございます。

ご家族は現在、最愛の夫、父親であり、よき友人であった彼を偲び密葬を予定しています。

引き続きご家族のプライバシーに考慮して頂ければと存じます。

私達は世界中から寄せられる愛と支援に圧倒されつつ、感謝の念に絶えません。

しかしながら、今後しばらくの間おこなわれる追悼会やコンサートなどは歓迎ではあるものの、家族からの公式のものではないことをご理解下さい。

みなさん1人1人がデビッドの曲にそれぞれの思いを寄せ、讃えて下さる事に感謝いたします。

出典 https://www.facebook.com

There's a starman waiting in the sky
He'd like to come and meet us
But he thinks he'd blow our minds(Starman)

空から来たスターマンは、確かに人々を驚かせました。
そしてまた空へ帰って行きました。

And the stars look very different today(Space Oddity)

それで今日は星が全く違って見えているのです。

私達はこれからも様々なシーンで彼の音楽を聞き続けるでしょう。

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