記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
デリケートゾーンのにおいの原因と聞いて、まず何が思いつくでしょうか。
きちんと洗えておらず、不潔であること、あるいは蒸れ、加齢による膣内の乾燥や生理周期によるホルモンバランスの変化など、たくさんの原因がありますよね。どれも、思い当たる方の多い、一般的な項目ではないかなと思います。
それからもちろん、トリコモナスやカンジダなど感染症がある場合もあり、この場合は独特なにおいのみならず、おりものの量が増えたり、泡だったりモロモロした酒粕状のものが分泌される、といった形状の変化もみられることがありますね。
ただ、デリケートゾーンのにおいの原因はそれだけではないのです。

今回は、見逃されがちなデリケートゾーンのいやなにおいの原因の一つ、「ストレス」について医師に解説していただきました。

ストレスで免疫力が低下するとデリケートゾーンが臭くなる?

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「ストレスは万病のもと」などとよく言われることがありますね。もちろん、デリケートゾーンのにおいが強いことは病気ではありませんが、ストレスがこんなところにまで影響してくる、というのは少し驚きのある方も多いのではないかと思います。
ストレスがデリケートゾーンのにおいに影響を与える主な理由は、ストレスによって私たちの身体を日ごろ守ってくれている抵抗力が下がってしまうことにあります。
身体の抵抗力(免疫力)が低下してしまうことによって、私たちの身体のあらゆる部分が細菌やウイルスなどに感染しやすくなります。
デリケートゾーンも例外ではありません。特に、肛門にも近く、おりものなどの分泌物も多いうえ、複雑な構造をしていて蒸れやすくもあるという通常であれば非常に雑菌が繁殖しやすい環境にある女性のデリケートゾーンは、日ごろさまざまな形で身体の抵抗力に守られ、健康な状態を維持しています。

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ストレスとにおいのメカニズムは?

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デリケートゾーンは、いったん強いストレスに見舞われ、うまく身体の免疫機能が働かなくなると、すぐに普段は増殖しない雑菌がはびこってしまうことになるのです。
例えば、女性の代表的な感染症の一つである膣カンジダは、カンジダ菌という真菌(カビ)によって引き起こされます。
このカンジダ菌は、性行為でしか感染しないと誤解をされることも多いのですが、実は女性の膣内はもちろんのこと、腸管や皮膚などにも日ごろから存在する、人間の身体の中では極めてありふれた菌です。日ごろは、ほかの細菌とうまくバランスをとって制御されているので特に問題はないのです。
ところが、風邪などをひいて抗生物質を服用することによりカンジダを抑えているほかの菌が死んでしまったり、ストレスによりうまく菌をコントロールするシステムが働かなくなったりすると、急にカンジダだけが大量増殖することがあるのです。
これと同様、ほかの菌であってもバランスが崩れたり、免疫力の低下により体に侵入してくる菌を撃退できない、といったことによってデリケートゾーンのにおいが強くなることがあると考えられます。

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【医師からのアドバイス】

もしもデリケートゾーンのにおいが気になる方は、一度自身の生活を振り返ってみましょう。強いストレスを感じているようなら、自分なりにストレスの解消法を見つけることが大切です。
でこの現代社会において、ストレスを完全に回避するということは極めて難しいことですが、うまく対処法を見つけて過ごしていきたいものですよね。
また、デリケートゾーンのにおいをあまり気にしすぎてしまうとこもさらなるストレスにつながるため、多少はにおいがするものと割り切ることも大切です。
(監修:Doctors Me 医師)

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