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この写真の男子の名前は、ジョナサン・デタンくん。フランス北部・マルケット・レ・リールに両親と2人の姉と一緒に暮しています。ギター片手にあどけない笑顔をカメラに向ける彼は一見、普通のティーンエイジャー。しかし、その過去は想像を絶するいじめにあい、焼身自殺にまで追い詰められたのです。

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ジョナサンに対するいじめが始まったのは10才の頃、そこから6年間にも及ぶ陰湿で悪意のあるいじめの対象にされていたジョナサン。

学校に行けば、一日中、殴られ蹴られ暴言を浴びせられる日々。身体的なことから性格、ありとあらゆる言い掛りをつけてはバカにされる毎日。

11才の時、ボクの体重は70キロもあったんだ。
カフェのテーブルの下でずっと蹴られながら

『おまえは将来、豚で決定』て言われたことを覚えてる

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もちろん、ジョナサンも黙ってはいませんでした。いじめが始まった当初は、言い返しもしたし、反撃にも出たのですが、多勢に無勢。自分自身を否定される言葉を毎日、毎日、聞かされる日々、肉体的にも精神的にも追い詰められていくジョナサン。

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言い返せば倍になって戻ってくる誹謗中傷、反撃にでればより一層、激しい暴力を振るわれる。ジョナサンは心が壊れてしまわないよう自分自身を守るために心の鍵を閉めてしまいます。

しかし、いじめは容赦なくジョナサンを追い詰めていきます。中学に上がってからのいじめは金銭の要求…恐喝が始まったのです。

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ジョナサンは母親から毎日ランチ代として5ユーロ渡されていましたが、いじめっ子に取り上げられてしまい、ジョナサンがランチを買うことはありませんでした。どんどん、エスカレートしていくいじめっ子の要求、心配かけたくない一心で、両親にも姉妹にも先生にも誰にも助けを求めることが出来ない日々、1人、いじめに耐え続けるには余りにも絶望的な日々。ついにジョナサンの心は壊れてしまいます…

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ある日の昼休み、学校の付近をブラブラしていたジョナサンは、いつも執拗にいじめてくる不良グループに遭遇。すると、両腕を掴まれ狭い路地に引きずりこまれました。なんと、不良グループの1人が拳銃を取り出すと、ジョナサンの頭に向け『明日までに100ユーロ持ってこい。持ってこなければ家族を殺す』と脅してきたのです。

完全にジョナサンの心は壊れ、その夜、彼がだした結論は『自殺』でした。

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翌日、朝早く家を出たジョナサンは近くのスタンドでガソリンを購入、その足で公園に行くと躊躇うことなくガソリンを頭からかぶり、マッチで火をつけたのです。


心が深く傷つきすぎて、もう何も分からなかった。

あの時のボクには救いの道はそれしか方法が無いように思えたんだ。
燃えて煙になりたかった。

もう生きていくことを終わりにしたかった
心も身体もすごく疲れていたんだ

燃えているボクをすごい痛みが襲ったんだ
皮膚が剥がれていくのを見たよ
2メートル以上の炎に僕は包まれていた

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炎に包まれ激痛に襲われるジョナサンは無意識のまま運河に飛び込みました。そして、通りすがりの人々に助けられられたのです。

炎は全身の73%焼き、レベル3の重症、昏睡状態が3か月も続きました。昏睡状態から覚めたジョナサンの腕は動かず、もちろん歩くこともできず、5ヵ月の入院で受けた手術は17回、皮膚移植に整形手術を何度もくり返しました。

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ジョナサンが1人で日常のことが出来るようになるまで長い月日が必要でした。しかし、ジョナサンはもう死のうなんて思わなかったと言います。新しく生まれ変わったジョナサン、つらいリハビリにも歯を食いしばって耐えました。諦めず、くじけず、一日、一日を大切に過ごしました。

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家族の支えの中、懸命にリハビリに頑張る日々の中でジョナサンは新しい目標をみつけたそうです。

『自分のようにいじめられ1人耐え続けている子を救ってあげたい』

16才で焼身自殺をはかったジョナサン。18才になって1冊の本を出版しました。自分自身の経験を糧にした1冊。話を、悩みに耳を傾けてくれる人を持つことがいかに大事であるか、いじめられていることを誰にも知られたくない、心配かけたくないと、恐れ恥ずかしがってはいけないということを懸命に伝えている1冊。

本に書いていることは、ジョナサン自身が後悔したことです。いじめられている時、なぜ、両親や教師に相談しなかったのか、恥ずかしがらずに、心配かけるなんて考えずに『助けて』この一言が言えたなら違う結果になっていたのかもしれない。その勇気がなかった自分が一番悔しかったと語っています。

また、本の中では大人に向け子供達の話に真摯に耳を傾けて欲しいと訴えています。

この本の出版の後、ご両親は団体を設立、Facebookに相談窓口も設けました。ジョナサンは一環して『1人で苦しまないで』と訴え続けています。1人、いじめに耐え続ける恐怖感、絶望感を知り尽くしているから言える言葉ではないでしょうか。

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ジョナサンは今21才、将来の夢は仕事を見つけ、家族を持ち、平凡な幸せを手にいれたいとはにかみます。

炎につつまれたジョナサンは身体に多くの傷をのこしてしまいましたが、新しい人生の中、大きな目標と勇気を手に入れました。いじめで追い詰められた過去は彼を今も苦しめているのかもしれませんが、その経験を多くの人に語ることで今もいじめにあっている子供達の救いになる存在ではないでしょうか。

現在、日本では、小・中・高で毎年13万人が不登校になっています。30年前はわずか1万人でした。そして、その13万人不登校の7-8割の原因がいじめと言われています。(いじめから子供を守ろうネットワークより)

いじめられ助けを求めるのは恥ずかしいことではありません。チクったらもっといじめられると耐え追い詰められ心が壊れる前に声を上げて欲しい。大人も子供達の声や表情、普段の生活から異変を感じたら声を上げやすい状況を作ってあげてほしい。ジョナサンのメッセージが1人でも多くの子供と大人たちに届きますように。

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